■スポンサードリンク
県警外事課 クルス機関
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
県警外事課 クルス機関の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日中朝,さらには韓,ここ数年で目にすることが増えた近隣諸国との対立を背景に, 何食わぬ顔で暗躍する工作員や,入り交じる国内外の思惑や陰謀が興味深い一冊です. また,主人公側と工作員側の視点を並行させ,徐々に小さな繋がりが見える流れと, 二人の男がついに対峙,大惨事が迫る中での対決は,なかなかの緊張と緊迫感を煽り, 解決と思わせての『第二幕』から,皮肉と虚しさが漂う決着が苦々しさをかき立てます. ただ,その畳まれ方は曖昧であっさりにも思え,いささか戸惑いを覚えるかもしれません. 一方,物語と比べて人の部分はやや物足りず,工作員の男が見せる人間らしい一面も, 確かに印象的ではあるものの,掘り下げが弱く,もう少し踏み込んでほしかったところ. このほか,あまりに無警戒な女性や,別の女性警官の振る舞いにも不自然さがチラホラ…. とはいえ,各国の対立構造,政治家や組織での足の引っ張り合いの裏側にある真意など, フィクションを謳いつつも妙に生々しく,エンタメ寄りの社会派作品として楽しめました. | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!