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縁見屋の娘
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縁見屋の娘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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2022年になってふと手にした本。 とりあえず文章はうまいので、するすると最後まで読み進めてしまいますが、色々引っかかる部分もありました。 主人公を描くということと、主人公ばかり書き込むということの違いができていないことが一番問題でしょうか。それだけ作者の思い入れも強くあるんでしょうが、全体を見たときに濃い部分と薄すぎる部分があって突っ込みたくなります。また、江戸の未婚女性として違和感のある行動も散見されます。 さらに、天狗の存在に圧倒的に異界のものとしての描写が足りない。 京都という舞台と実在の出来事や物との繋げ方が未熟で、無理やりリアルにしようとしたのが丸見えになっているのも読んでいて困ってしまいました。 作者としてこの作品がスタートラインだったようですが、この後も作品があるようなので今は成長されているのだろうとは思います。 | ||||
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途中から、読むのがしんどくなった。現実離れし過ぎで苦手な物語でした。 | ||||
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主人公の「お輪」は人材斡旋業を営む縁見屋という店の一人娘だ。この店の娘は「祟りつきで、男児を産まず二十六歳で死ぬ」と言われており、実際にお輪の母親も祖母も26歳で死んでいる。本書は縁見屋の娘にかけられた祟りの原因を解き明かして、その解消に挑む様子を描いたミステリー小説だ。 途中まではなかなか面白いと思ったし、テンポよく読めるので最後まで楽しんだが、霊能力を持つ「帰燕」や縁見屋の初代の正右衛門の正体が明かされる過程が、自分にとっては少し凝り過ぎな感じがして、後半に入るにつれて段々感情移入が出来なくなったのが少し残念。でも、これがデビュー作とのことなので、その後の作品も読みたいと思った。 | ||||
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読み飛ばしたかな?主人公の容姿が全く説明されてないぞ?顔のつくり、声、背丈…。カバーイラストがあるから読んでてイラストまんまのイメージが浮かぶんだけど、小説としては完全に失敗ですね。時代小説の流行りに乗っかって安易に出版したたぐいかな。 | ||||
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人生経験の深さによって、奥深く感じられるような人間味や言葉の意味の解釈が色々と味わえるような気がします。 スピリチュアルさも私は好きです。色彩やにおいや音や五感も楽しかった。これからの作品に期待します。 | ||||
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他レビューにある通り、時代物を多読している向きには、あれ?え?感も多々ありますが、まぁ、結局最後は良いため息をつけました。第2巻を注文しました。 | ||||
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京の口入屋「縁見屋」の娘は、祟りつき。男児を成さず、二十六歳で死ぬ。そのような噂のある縁見屋の跡取り娘・お輪が主人公。 伝奇的要素の強い時代小説だが、さほどおどろおどろはしていない。むしろ表紙が表している世界観に近い。 お輪をはじめ、彼女を取り巻く登場人物が細かく造形されている。主命により討手となった島村を配してアクセントをつけるなど、構成もうまい。 全体として面白かったのだが、難を言えば、縁見屋の娘についた祟りの謎と帰燕の正体が明かされるのが早かったことか。物語の肝となる点なので、もう少し引っ張ってほしかった。 | ||||
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時代ミステリーということで、勝手に宮部みゆきみたいな内容を想像。 実際は違ったけど、江戸とSFという組み合わせは、目新しくて楽しめました。 | ||||
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このミスという煽りが残酷。 というか、こうなってくると、逆にこのミスのレベルが不明。 前半で話の筋が見えてしまい、ミステリーとしての面白さはあまりない。そしてその後も特にキャラ萌もできないので読むのが辛くなる。盛り上がりに欠けるし、おそらくの盛り上がりの位置も微妙。 | ||||
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文章は素直で読みやすい キャラクターの性格付けも悪くない 佳作か良作かと問われれば佳作の部類 ただなんというか全体的に話が薄い 各々のエピソードが散漫で繋がりが薄く感じてしまう 書かれているものはすべて話の本筋に係わりがあり 不要なエピソードなどないはずなのに どれもこれも印象が淡く唐突感があり そのためか肝心の本筋の進みが酷く緩やかに感じられる せっかくの伏線が効果的に使われていないというよりは 伏線たるために無理やり話を挿入した感が残る 張り巡らされた伏線がクライマックスに向けて集約されていく勢いがないのが残念 また肝心の主人公と行者が惹かれていく過程がぞんざいだったのもこれまた と、かなり辛口評ではありますが 文章が素直というのは非常な得点ではあると思います 少なくとも最後まで読んでみようと思われる力量は十分にある作品です | ||||
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とても読みやすく、一気読み出来ました。ただ…う〜ん^^; アラフィフのおばちゃんには物足りない。装丁を見て察するべきでした。20年前ならきっと五つ星 | ||||
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わたしの方の問題かもしれませんが、主人公が嫌い。ぐじゅぐじゅした感情を、ねちねちと読ませられる。描写の精緻さを評価する向きもあるが、主人公に感情移入できなければ、苦行である。最後の解説にあるように、ミステリーとして、評価されるものではない。「このミス」ブランドを信用して、面白いミステリーを読もうとすると、失敗します。 | ||||
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デビュー作は丁寧に書かれ、推敲も、それなりにされているので、 辻褄が合わなかったり、伏線の回収を忘れたりすることは少なく、 そういった意味では、読みやすい作品だった。 しかし、人物設定や動き、職業、家業に対する考え、地理的な感覚、ルビの振り方などに 首を傾げることが多々あった。 古典の素養が不足しているのか、江戸時代の理解が弱いのか…。 売れ筋の京都を舞台に、近年増えている神社関係を配し、怪奇現象とSFを取り入れ、 恋愛も家族愛も汚職も、と、欲張り過ぎたゆえか、読んでいる途中で結末が判ってしまう。 また「天明の大火」という史実を活用した、天狗譚としているが、 この火事の原因を空き家への放火とする説もあることを考えると、工夫が足りないような気もする。 父と娘だけで、口入屋を商っていけるのか? 感情が現代人になってはいないか? 京都の地名の書き方が変? 等々ある。目のつけどころは良いけれど…どこかで読んだ作品の一部を小さく切って張り合わせているような 既読感のあるシーンが多い。 | ||||
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ミステリーというか、ファンタジーというか。途中から結末が解ってしまいました。がっかり。縁、円、輪とくれば想定内の内容なのでミステリー小説としては面白くありませんでした。ごめんなさい。 | ||||
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レビューに安手のSF少女小説とあって納得しました。まず表紙絵の第一印象が小中学生向けライトノベルに似た時代考証の無視感が…。京極夏彦作品のような質は期待できません。 | ||||
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他の方も書いているように、描写はよいのですがテンポが悪いという印象です。 私に合わないだけかもしれませんが…… もう一作求めて判断をしたいと思います。 | ||||
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どんな謎解きが待っているのか期待して読み始めましたが、縁見屋や東雲屋の商売の様子をはじめ生活感があまり伝わってこなく、「祟り」ばかりが、繰り返し語られる展開に物足りなさを感じました。フィクションとはいえ、大切な借り物の花嫁衣装を着たまま披露宴を抜け出して屋外で座るという場面をはじめ、戸惑う場面も多々ありました。秘密を他人に語り過ぎるお輪の人物像もはっきりわからないですし。そんな疑問と不満はいくつかありましたが、結末を知りたかったので途中で投げ出さず読了。最後にはまあまあ満足できました。 | ||||
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面白いです | ||||
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私はこの作品、苦手です。 読み始めるととにかく描写が細やかで緻密で呆気に取られて感心しました。 ところがいっこうにストーリーが見えて来ません。はっきり言ってどうでもいい事ばかり細密画のように描かれています。 なので、読んでいていらいらします。いや、描写されていること自体は正しいのです。既に人気がある作家さんのように当たり前にお約束みたいに文章が存在しているのです。 ところがこの話題に付き合うのは私には苦痛でした。たぶん描写力だけで大部分の話が構成されているのだと思います。 この方のファンならうれしく読むのかもしれませんが、デビュー作でこういうものを出されても困ります。 いい作品なのだろうとは思うのですが、読んでいて楽しくないのです。ごめんなさい! | ||||
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代々26歳で跡取り娘が謎の死を遂げている口入業の「縁見屋」の当代の跡取り娘の"お輪"をヒロインとした時代小説(?)風の物語。しかし、一読、唖然とした。天狗の祟り、怨霊(姑獲鳥を想起させる)による人間の魂の乗っ取り、念による白紙からの指針図の投影、幽体離脱、予知夢、不老不死等々、通常の時代小説とは乖離した安手のSF少女マンガなのである。 作者は(1300年の呪いの)京都を舞台にすれば、化け物や天狗が跳梁跋扈してもさほど不自然ではないとの安易な発想に陥ってしまったのではないか。真面目に読むとバカを見る。「妖怪は人の心の中に棲む」というコンセプトで良質の諸作品を発表している京極夏彦氏とは大違いである。また、"お輪"の造形も不自然極まりない。多少、軽佻浮薄(これも、数年後の死に怯えている筈の娘にしてはヘンだが)な点は目を瞑るとしても、「縁見屋」代々の秘密や天狗の正体を誰構わずペラペラ喋ってしまう姿は奇異としか言い様がない。本作の中で一番怖いのは、この"お輪"の性格と言っても過言ではない。それでいて、仇討や商家の跡継ぎ問題などの時代劇特有の要素を織り込んだりして、もう支離滅裂なのである。 私がこれまで読んだ時代小説の中で最低最悪の出来。本作の世評が高いなんて全く信じられない。 | ||||
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