■スポンサードリンク
(短編集)
地下街の雨
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
地下街の雨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
7作の短編集。 全般に言えることだが短編集、特に現代物はそれほど面白い作品に出合ったことがない。 やはり『知能犯』のような大作を読みたい。 一般文学通算2361作品目の感想。2019/12/12 18:10 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーテラーの達人宮部みゆきが多彩な芸を見せる短編集。ホラーテイストな話が多いようだが、怖いと言うより奇妙な話と言う印象を受けた。さすがに巧い作品ばかりで粒揃いなのだけれど、それほど強烈な印象を受ける作品はなかった。又時代背景から古くささを感じさせる内容(特に電話に関して)もあるし、種明かしされると陳腐さを感じる作もあったが、決して読んで損はない作品集である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
よくこちらの小説の評価が低いのを目にしますが私は好きです。 表題作は怖くはないけど謎がありどうなっていくのだろうとドキドキしました。 ミステリーですが怖い感じも修羅場とかそう言ったものもありません。 何人かの友人には文章の書き方が独特で内容が頭に入ってこないというようなことを言ってました。 どんな作品かよりもそういったところで好きか嫌いかが分かれる作家さんなのかなぁという印象です。 直接的な表現を意図して避けてる雰囲気があり、経験値が低かった若い頃はよく分からない部分もありましたので そういう意味では感覚を空けて読んでみると印象が変わるのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白みが無い。 全体的に、読み終わりの気分があまりよくないです。 後味が悪い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきの短編集。7作のうちの半分くらいは、だいぶ昔にあった「世にも奇妙な物語」に出てきそうなミステリー、サスペンス系だった。 一番好きだったのは、表題作「地下街の雨」。思いやりからのこういう罠なら、仕掛けられても、はまっても悪くない。「決して見えない」は夜に読んでいて背筋がぞっと寒くなった。「混線」「勝ち逃げ」では、ミステリーの中に少しおかしみも感じられる。「さよなら、キリハラさん」では、少々ラストがすっきりしなかったのだが、私の読解力不足だろうか。 しかし、15年ほど前に出版された本だが、多少今との時代の差を感じないこともない。「こんなの、携帯使ったらいいじゃない」と思うところが少なくなかった。15年前というと、ポケベル全盛期だっただろうか。どちらにせよ、携帯電話はそんなに普及していなかったのだ。現代では時の流れが速くて、何もかも、あっという間に時代遅れになってしまう。この短編集の内容とはまったく関係ないが、そんなことを感じてしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さよなら、キリハラさん これは、強烈に印象に残った。 もっと怒ってほしかった みたいなことを言っていた。 社会に対してね 昔読んだから、全部覚えてないけど。 とにかく強烈に印象に残った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この短編集の中で一番のお気に入りは「ムクロバラ」です。緊張が高まって、高まって、どうしよう!! という時に、ポーンと投げられた石。そして脱力。宮部女史はやっぱり素晴らしいストーリーテラーです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今、近所の古本屋さんで、宮部みゆきは買取が定価の20%ということなので、 蔵書?を読んでは売っている最中です。 宮部みゆきはいっぱい持っているので、薄い順に読んでは売っています。 こちらは、読みましたが、 ホントにこれ、自分で新品買って読んだっけ?っていうくらい、 全く中身を覚えていませんでした。 私の場合、中身を覚えていない作品は映画も漫画も小説も、 大体イマイチだった場合です。 今回も、がんばって全部読んだっていう感じでした。 面白くなくはないんですが、先を読みたい!って気がしない。 義務的に読みきった感じです。 出張時に飛行機の中で読むために空港で買うにしても、ちょっと要らない感じ。 暗いというか、えー、こんだけ?というか、 なんとなく古臭いし。初期の作品なのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきさんの短編集は一冊読んだ事があり他の作品も読んでみたく購入しました。「地下街の雨」結婚する直前に彼に別れを言われ、そこから出会う一人の女と…、「決して見えない」サラリーマンの悦郎がタクシー乗り場で一緒になった老人が…、「不文律」無理心中の疑いで亡くなった家族について語る人々、「混線」女性にいたずら電話をかけ続ける男の結末など7つの短編で恐さやせつなさがあり、終わり方が気になった物もあるが全てスラスラ読めた☆ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきさんの短編集は一冊読んだ事があり他の作品も読んでみたく購入しました。「地下街の雨」結婚する直前に彼に別れを言われ、そこから出会う一人の女と…、「決して見えない」サラリーマンの悦郎がタクシー乗り場で一緒になった老人が…、「不文律」無理心中の疑いで亡くなった家族について語る人々、「混線」女性にいたずら電話をかけ続ける男の結末など7つの短編で恐さやせつなさがあり、終わり方が気になった物もあるが全てスラスラ読めた☆ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部作品は、全体的にハズレ無しですがやはり心に深く残るものとなれば、そうそうたくさんはありません。その中でも、年に1回くらいはつい手に取ってしまう1冊がコレ。表題作の【地下街の雨】婚約破棄という、恋人に裏切られた主人公の心の内が切なくて、ヒタヒタと心に沁みてくる。今度は幸せになれたらいいな…と、主人公を応援したくなる。【決して見えない】の赤い糸ならぬ、黒い糸。宮部さん、巧いこと言うな…と感心。【勝ち逃げ】は、叔母のお葬式で見つけた、30年前の手紙をめぐるお話で、小気味イイ。【ムクロバラ】は、ちょっと怖い。魔の時は、誰にでもありえそうだから。【さよなら、キリハラさん】題名で、不思議に興味を持つ。ちょっと切ないけど、家族のてんやわんやが伝わってくる。【不文律】一家心中の原因について…。【混線】いたずら電話をめぐる話。ちょっと、イイ気味(笑気軽に読める短編で、重くもないけど ちょっと切なさがピリリと効いてオススメの1冊です。★5つにしないのは、彼女には他にももっとイイ作品がたくさんあるので、そちらにつけます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表題作は、とても暖かな読後感でした。裏から見た事実と、表に出ている事実の落差がすごい。表面上は、とんでもない出来事でも、それゆえに幸せを感じることができるのなら、もしかしたらあの出来事は仕組まれたものだったのかな??そして、一番怖かったのは「混線」ありそうだ。というか、あってほしい。電話での嫌がらせではなく、今はネットでの嫌がらせだけど悪意を持ってネットを利用しているやつは、ネットの海に投げ込まれてしまえ!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何かの本で読んだのだが、宮部みゆきは 恐い小説が好きなのだそうだ。 彼女がまだ作家でなく、読者の側の人だった頃に、興味を持って、ドキドキしながら読んだそうだ。 そして今や、日本を代表する流行作家になり、かねて好きだった「恐い小説」を手掛けたのだった。 それがこの「地下街の雨」短編集である。 というのは、ぼくの妄想で、事の真相は知らないけれど、いつもの宮部みゆきの小説とはちょっと違う。 短編小説にしても、ちょっと違う。 この人は、こういう小説を子どもの頃に読んでいたんだなーと実感できる小説集だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
七つの短編が収められている。 巻末の解説には「期待通りどの短編もすこぶる面白かった」との称賛が添えられている。 ストーリーテラーの名手による作品だからそれなりには楽しめるが、いま一つ食い足りないというのが正直な印象。 宮部作品の醍醐味は長編にあり、という思いを抱かせる一冊だった。長距離ランナーの短距離走を見るというイメージだろうか。 ただし、こういった作品が宮部さんの大作のベースになっていると考えれば、読む楽しみが増える。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
趣向を凝らした短編が7編。旬な作家だけあって、どれも細部がしっかりしていてうまい。読み応えあります。 1つ選ぶとすれば『決して見えない』か。恐ろしいミステリ仕立て。『不文律』も悪くないが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
趣向を凝らした短編が7編。旬な作家だけあって、どれも細部がしっかりしていてうまい。読み応えあります。 1つ選ぶとすれば『決して見えない』か。恐ろしいミステリ仕立て。『不文律』も悪くないが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに作者の本を読みましたが、読みやすいですね。 正統派の短編から、実験的なもの、B級ホラーっポイものまで楽しめました。 でも、以前に読んだ「我らが隣人の犯罪」のほうが完成度は高いような気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
印象に残ったのは、『地下街の雨』、『勝ち逃げ』、『ムクロバラ』、『さよなら、キリハラさん』の4作品です。 『地下街の雨』は、人間の裏切りについて描かれた作品ですが、裏切りもなんだか良い物なのかなあとも思える作品でした。額面は裏切りでも、人間のちょっと大切な配慮が良く描かれていて、不思議な感慨にとらわれました。 『勝ち逃げ』は、完璧な叔母の完璧な人生について描かれていました。なんだか人間味の薄い可哀想な人の人生のようで、でも人生の勝者という微妙な機微が強く印象に残りました。 『ムクロバラ』は、人間性も仕事での地位も兼ね備えた人間が、同じくほんのはずみで事件の加害者と成りはてた人間のカウンセリングをしているうちに、同じく逢魔が時に遭遇し、認めたくない現実に出会い、それを自分にとって良い認識に持っていこうとする葛藤がもの悲しく皮肉な和音を奏でていました。 『さよなら、キリハラさん』は、側にいるのに、孤独を創り出す、社会の闇から、狂っているはずだけど、本当は正しい人間性を、同じ孤独をもった他人との交流によって導き出す過程がなんだか有り難くて切ない感情に出会いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
印象に残ったのは、『地下街の雨』、『勝ち逃げ』、『ムクロバラ』、『さよなら、キリハラさん』の4作品です。 『地下街の雨』は、人間の裏切りについて描かれた作品ですが、裏切りもなんだか良い物なのかなあとも思える作品でした。額面は裏切りでも、人間のちょっと大切な配慮が良く描かれていて、不思議な感慨にとらわれました。 『勝ち逃げ』は、完璧な叔母の完璧な人生について描かれていました。なんだか人間味の薄い可哀想な人の人生のようで、でも人生の勝者という微妙な機微が強く印象に残りました。 『ムクロバラ』は、人間性も仕事での地位も兼ね備えた人間が、同じくほんのはずみで事件の加害者と成りはてた人間のカウンセリングをしているうちに、同じく逢魔が時に遭遇し、認めたくない現実に出会い、それを自分にとって良い認識に持っていこうとする葛藤がもの悲しく皮肉な和音を奏でていました。 『さよなら、キリハラさん』は、側にいるのに、孤独を創り出す、社会の闇から、狂っているはずだけど、本当は正しい人間性を、同じ孤独をもった他人との交流によって導き出す過程がなんだか有り難くて切ない感情に出会いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきさんのよさは社会で身近にある問題を題材にしていること。『火車』のようなカード社会や殺人はあまりない短編集でしたが、現代にありがちな問題を考えさせられる小説でした。ミステリーだけではなく、疲れない短編集です。身近な出来事で考えさせられることもあるのでは? | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!