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アトミック・ボックス



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【この小説が収録されている参考書籍】
アトミック・ボックス
アトミック・ボックス (角川文庫)

アトミック・ボックスの評価: 4.14/5点 レビュー 21件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

最高の原発啓蒙書

癌で無くなった父には秘密があり、秘密を託された娘は、指名手配を受けながらも、友人たちの協力により、秘密に迫っていく。そこには日本による原爆開発の関与が。社会学者である主人公は自身の倫理観からその問題に立ち向かって行く。

根底に流れるのは、「楽しい終末」で示された人間の開発し、保持し続ける制御技術に対する疑念であり、それは東日本大震災での体験をもとに強固なものに消化され、強い物語となった。原爆の仕組みについても、池澤さんらしく真摯に説明している。

社会に問題を提起するという意味合いにおいて、この物語がとても有効に機能している。その辺りを嫌味なくまとめてるあたりは流石と思う。

原爆は抑止力であり、原発はエネルギー保証において非常に重要であることは理解できる。そこは間違いなく池澤さんも理解してると思う。

しかしながら、作家としてまたは世を憂う詩人として、そこに問題提起していこうという姿勢が重要で、私はひどく共感を覚える。小泉元首相や山本太郎だけじゃない、こういう作家にこそ注目が集まるべきと考える。

池澤さんはようやっとこれを書いてくれた。それだけで今の僕は充分に満足。
アトミック・ボックス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アトミック・ボックス (角川文庫)より
4041037158

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