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鏡よ、鏡



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鏡よ、鏡の評価: 3.50/5点 レビュー 4件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

幻の名作は単なる凡作に過ぎなかった !

独特の語り口とツイストの利いた切れ味鋭い短編の名手として名高いS.エリンの長編としての代表作。使用されているトリックは余りにも有名なので、それが如何に実装されているかを楽しみに読み始めた。物語は出版社に勤めるピーターの一人称で語られる。
いきなりピーターのアパートの浴室で、見知らぬ女がピーターの拳銃で撃たれて死んでいると言う扇情的な幕開け。期待感を持たせる出だしだが、う〜ん、2頁目から既に変調。ピーターは離婚直後で、元妻のジョーンと双方の弁護士だったゴールドが今は結婚している。妻が引き取った子供のニックとピーターは上手くやっている。ピーターの部屋の鍵はピーターの他にはニックしか持っていない。ピーターはニックに拳銃を買い与え、射撃も教えている。更にピーターは精神科医エルンストに掛かっている。これらの状況がピーターの口から語られるが、上述の通り、冒頭で述べたトリックを予め知らなくても、普通に読めば2頁目以降、強い違和感を覚えるだろう。続けて読む気がしない程。これでは意味が無い。機械的に最後まで読んでが、性的倒錯の話題だけで、これと言った工夫も見られない。余りにも芸が無さ過ぎる。これなら、M.ミラーの方が数段巧い。
S.エリンにして、このような拙い作品を書こうとは予想外。大きな仕掛けのトリックは向かないと言う事だろうか。期待が大きかった分、失望も大きかった。幻の名作は単なる凡作に過ぎなかった。
鏡よ、鏡 (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:鏡よ、鏡 (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8C9NE
No.1:
(2pt)

幻の名作は単なる凡作に過ぎなかった !

独特の語り口とツイストの利いた切れ味鋭い短編の名手として名高いS.エリンの長編としての代表作。使用されているトリックは余りにも有名なので、それが如何に実装されているかを楽しみに読み始めた。物語は出版社に勤めるピーターの一人称で語られる。

いきなりピーターのアパートの浴室で、見知らぬ女がピーターの拳銃で撃たれて死んでいると言う扇情的な幕開け。期待感を持たせる出だしだが、う〜ん、2頁目から既に変調。ピーターは離婚直後で、元妻のジョーンと双方の弁護士だったゴールドが今は結婚している。妻が引き取った子供のニックとピーターは上手くやっている。ピーターの部屋の鍵はピーターの他にはニックしか持っていない。ピーターはニックに拳銃を買い与え、射撃も教えている。更にピーターは精神科医エルンストに掛かっている。これらの状況がピーターの口から語られるが、上述の通り、冒頭で述べたトリックを予め知らなくても、普通に読めば2頁目以降、強い違和感を覚えるだろう。続けて読む気がしない程。これでは意味が無い。機械的に最後まで読んでが、性的倒錯の話題だけで、これと言った工夫も見られない。余りにも芸が無さ過ぎる。これなら、M.ミラーの方が数段巧い。

S.エリンにして、このような拙い作品を書こうとは予想外。大きな仕掛けのトリックは向かないと言う事だろうか。期待が大きかった分、失望も大きかった。幻の名作は単なる凡作に過ぎなかった。
鏡よ、鏡 (1974年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:鏡よ、鏡 (1974年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000J94L6G

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