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鹿の王
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【この小説が収録されている参考書籍】
鹿の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全245件 1~20 1/13ページ
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鹿の王4巻読了。菌を使い復讐した流浪の民の絶望と、病に人を冒すことを許せないヴァン。皆を救うため獣となり消えていったヴァンを今度はオキの民、移住民、沼地の民、モルファが「家族のように寄り添って」追いかけて深い森の奥へ消えていくラスト。人は支え合い生きていく。その深さが胸に残る本でした | ||||
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面白すぎて一晩であっという間に読んでしまいました。自衛権、民族自決、ナショナリズムなどの政治的原則を落とし込んだ(と思っている)本書。「病」を使って故郷を取り戻そうとした少数民族、火馬の民の絶望と、その狂気を利用しようとしたアカファ。一方で「病」は変異してしまい、移るはずのなかった辺境の民に広がり始めます。火馬の民に心情をよせながらも「戦は自らの手を汚してやるものだ。おのれの身の丈で、おのれの手の届くところで」と疫病を兵器として使うことは許されないヴァンは火馬の民に説きます。少数民族として報われる未来を取り戻したい火馬の民、壮絶な人生を生きながら、火馬の民とは相容れない倫理観を持つヴァン、そして医療的アプローチをとる医師ホッサル。私たちの現在地が正しく理解できる、そういう気がします。 | ||||
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固有名詞が判別しにくく、人物名のページをコピーして読みました。 | ||||
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鹿の王1巻読了。感染症から単を発す宗教的vs科学的死生観に引き込まれる。幼子と共に死地から逃げる奴隷のヴァン、神業のような後追いの技術を持つが、「この女はこの仕事に向いていない」と言われるサエ、病から人を救うために生きる誓いを立てたホッサル。様々な倫理観が埋め込まれてる。 メモに残すとこ: ・「他者を生かすことで自分も生きる。他者を幸せにすることで自分も幸せになる」それは祈りのように聞こえた。 ・供儀の支度が始まるとヴァンは集落を離れた。弱い仔を間引くのを見るのがつらかった | ||||
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主題は民族間の対立等医療に止まらない。なぜ疫病が蘇ったのか。医術師ホッサルは辺境に赴き、この疫病が辺境に追いやられた移住民が報復のためわざと蘇らせたのではないか疑いを持つ。病はあまりにも不安定な武器だというホッサルの知性は民族間の憎悪を抑えられるか。第3巻に続く | ||||
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ふと、本屋大賞の過去の作品が かになりました。 そこで、 調べたところ、 比較的新しい 受賞作の、本作品が 入手したく なりましたけど、 コンディションが良いし、 帯もついてまして、 満足しております。 取引きできて嬉しいです。 ありがとうございました。 【笑】 | ||||
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3巻を読む前に気をつけなければいけない。 確実に寝不足になります。 1巻2巻も面白いんですけどね。 ただ 3巻の半ばからジェットコースターで駆け下りて、回転加速度展開する面白さになります。 | ||||
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最初は複雑な登場人物と奇想天外な時代背景を理解するのがたいへんてした。でも一巻を読み終わると次が気になって、あっという間に読了しました。続きが知りたい気持ちをおさえています。5巻〜を是非おねがいします! | ||||
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最終巻まで読んだ方ならいまさら上橋先生の文や世界についてお伝えすることもないと思いますので、個人の感想です。 もちろん、優れた作品であり本屋大賞を受賞するに相応しい作品であるということは前提にあるのですが、本を読み終えたときに、この素晴らしい世界が閉じてしまった感覚がありました。余韻に浸る時間が短いと感じた、ということになりますが、それは物語の締めくくりが少し駆け足気味だったからなのか、それとも結末の好みの問題なのかはわかりません。ただ、もう少しこの世界に没入したかった、というのが最初の感想でした。また読み返したら評価は変わるかもしれませんが、ひとまずは星4つ、とさせてください。 素敵な作品でした。上橋先生ならびに出版に携わった皆様、ありがとうございました。 | ||||
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情景がありありと描かれている点が特に素晴らしいと感じました。くどくならないように焦点の合わせ方を都度変えながら描かれているため、本の中の世界に自然と引き込まれます。情景のみならず登場人物の心情や所作についても同様で、慎重に、あるいは大胆に。 ぜひ読んでみてください。 | ||||
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本書の魅力は、飛鹿の設定と王の定義にある。 国同士と諍い、病いと薬が中心に据えられては見えるが、それらは、飛鹿と王を描くための設定にすぎない。 2022年にアニメ映画化されたが、この壮大な物語を高々2時間の枠に納めようとするのは土台無理な話しで、残念な思いを抱き観ることになった。できれば、Netflixの長編ドラマ枠で観てみたいものだと思う。 | ||||
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小6の息子が熱心に読んでいます。 上橋先生の本は以前から好きで 獣の奏者シリーズを読んでいました。 今回の鹿の王シリーズも黙々とページを進めています。 | ||||
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「鹿の王」は4冊から成る中々の大作であるが、読みだすと止まらず一気に読んでしまった。 本書はまったくのフィクションであり、古代中国を想起させる大国と、その大国に支配された古代王国の人々の関りを描いた作品である。 著者が構築した世界は精密で、支配する者と支配される者、支配される者の中でも支配者に対して恭順を示す者と反抗する者の緊張感のある関係や、複雑にもつれた感情が丁寧に描かれており、虚構であるにも拘わらず実にリアリティがあるため、各々の登場人物に惹きつけられ、共感した。 特に伝染病で妻と子を亡くしたヴァンと、夫と離縁して「跡追い狩人」という隠密のような役割を果たすサエの喪失感、孤独感は胸に迫り、二人の関係がどう展開されるのか目が離せなかった。 本書の隠れた主役は「伝染病」であるが、コロナで伝染病の恐ろしさを体験しているからこそ、その発生原因や伝播の方法、対応策などが実にリアルに感じられ、こちらも手を抜かずにきちんとリサーチして書いている著者の努力と力量に感心した。 | ||||
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四巻の始まりから謎解きです。 ヴァンがオオカミになるのに医学的な説明が出来るのか、好奇心が沸いてた。でも、具体的な説明は無かった。でも、なんとなく理解できる。 カマキリやカタツムリの行動を操る寄生虫っているよね。あれを人間に置き換えたら、あんな風に感じるのかもしれない。 物語の結末は具体的に言及されないんだけど、それが良かったと思う。物語を読んできた人なら、当然ハッピーエンドを想像すると思うけど、リアリストが不幸な結末を想像しても、それは解釈次第だし…。 リアルとファンタジーを融合させた理想的な結末だと思う。 医学や細菌の知識が身に付くのが、児童文学として良いよ! 全国の小中学校に、是非置いときたい。 本作では、人間の体に住み着く様々な細胞や寄生虫、ミトコンドリアなどの共生生物を、一つの国に例えるという発想をしてた。実際に医学的にそんな考えがあるのかもしれない。 200年ぐらい前の政治学の本で「リヴァイアサン」っていうのが有るんだけど、それでは、国を一匹の巨大生物として表現していた。それの真逆だよね。ミクロからマクロまでって感じで面白い。SFでは、惑星を一匹の生き物として考える「ガイア理論」なんてのもある。ゲームの「ファイナルファンタジー」にも引用されてました。 とても面白いと思いました!! | ||||
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とりあえず、一巻だけ読んだんだけど、終わりが切りが悪い。 盛り上がるのかもしれないけど、背景がイマイチ分からないし、それまで延々おっていた登場キャラクター達にどう関係あるのかも分からない。 2巻とセットで読んだら良いのかな~。 物語は、変な伝染病のお話。けっこうタイムリー? シカの大きいのが登場するみたいだけど、それが実在の動物なのか、空想の動物なのかよく分からない。登場する文明も、まったく空想の文明なんだろうか? 微妙に現実の動物も登場するので境界が分からない。料理も空想? 一巻だけだと、どうも何がしたいのかも分からないので、この評価です。 オッサル? の生態など、それなりには面白い。 けど、「獣のそうじゃ」もそうだったけど、なんか動物と人との関係が理想化された夢のようで、いまいち自然の厳しさみたいなのが伝わってこない。あるいは物語のために作られた習性みたいでリアリティーが無い。こんな動物は実際にいるのかね? | ||||
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全巻の感想です〈光る葉〉の章にある「生き物はみな、病の種を身に潜ませて生きている。身に抱いているそいつに負けなければ生きていられるが、負ければ死ぬ」という言葉は、新型コロナウイルス蔓延の中でとても印象的です。 王幡領の祭司医達の医療に対する価値観の相違が治療の妨げとなっているが、ホッサルは機転を利かせて黒狼熱の治療薬の研究を続け、ツオル帝国と属国化されたアカファやその他の小民族間の複雑な状況の中、時には危険な場所にも踏み込み、病の謎を解明していく。ドキドキしながら興味深く全巻一気に読み終えました | ||||
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〈光る葉〉の卵の章にある「生き物はみな、病の種を身に潜ませて生きている。身に抱いているそいつに負けなければ生きていられるが、負ければ死ぬ」という言葉は、新型コロナウイルス蔓延の中でとても印象的です。 「ヴァン」は〈独角〉の頭としてツオル帝国を相手に戦ったが、敗れ、ツオルのアカファ岩塩鉱で奴隷となっている。ある日、岩塩鉱に突然多数の黒狼犬が侵入し、岩房で鎖に繋がれていたヴァンも噛まれるが、他の奴隷達が犬に噛まれた後の恐ろしい病で皆死に絶えた中で生き延び、鎖を引きちぎって岩塩鉱から逃亡する。その時の凄まじさは大人でもドキドキします。 「ホッサル」は二百五十年前に滅びたオタワル王国の末裔で天才的な医術師。山犬がもたらす恐ろしい病気の謎を解明していく。魔神の御稚児、魅力的な人物です。 ツオル帝国に征服されたアカファの王がツオルのアカファ領主・王幡候を招いて行う〈御前鷹の儀〉で〜〜かすかな不審が驚愕に変わったのは、黒狼犬の群れが鷹匠に近づいても止まる気配を見せず、一気に襲いかかるのを見てからだった 『第二巻へ続く〉 楽しみです | ||||
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さすが上橋菜穂子先生! 「獣の奏者」シリーズに昔ハマっていたのですが、久しぶりに上橋先生の作品を読みました。 2巻にもなると、世界観や用語にもだいぶ慣れてきて、純粋にストーリーに没頭できます。 3巻が楽しみー!! 本編の素晴らしさは皆さんが語っている通りですが、今回は解説の夏川草介先生も最高です。 よく「解説じゃなくて、あらすじにプラスアルファ付け加えただけやん」という解説を目にすることがありますが、夏川先生が上橋先生のファンであること、夏川先生が医師であることが最大限に発揮された素敵な解説でした! | ||||
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全巻読み終えた。とても幸せな気持ちになれた。こんな人になれたらいいのに、と感じる人物が多く、惹きつけられる。背景が思い浮かべられ、サクサク読めて、次が待ち遠しい気持ちになった。今読んでることが勿体無く、もっと早く読めばよかったと思う作品だった。これ以前の作品も読まなくてはと強く思うのだった。 | ||||
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アニメから小説を読んでみたくなった。上橋さんの作品はアニメから入っているけど、アニメの魅了とは別に小説の奥深さを感じる。活字の魅力を感じています。読みやすくて、引き込まれます。 | ||||
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