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精霊の木



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【この小説が収録されている参考書籍】
精霊の木 (偕成社の創作文学)
精霊の木

精霊の木の評価: 4.32/5点 レビュー 25件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 1~20 1/2ページ
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No.25:
(5pt)

数世代にも亘る恒星系間移民計画の行方

膨大な研究と数々の名作を生みだしてきた作者さんの初期作品の文庫化
隠された謎、秘されて失われた技術、迫りくる運命の日
押し寄せる怒涛の困難と緊迫感で
読了後「これがこの1冊での出来事だったのか」と
物語の緻密さ描こうとした人類への様々な問いかけに圧倒されました
印象的な良い作品です
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No.24:
(3pt)

なかなか

SFとファンタジーのあいのこ
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No.23:
(4pt)

素敵なデビュー作

殺伐とした日常から離れたいときに上橋菜穂子さんの本を読みたくなります。期待通り、日常を忘れ心の中に何とも言えぬ温もりを感じることができました。デビュー作からこんなにも素敵な物語を書かれていたことを知りませんでした。子供から中高年の方まで楽しめると思います。
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No.22:
(4pt)

原点

守人シリーズは完成された別世界に連れていってくれましたが
この精霊の樹は粗くて、
あっちこっちスピンオフが隠れていそう。
デビュー作でこれだけの厚みを書いた人の凄さが
後に守人に現れたのは納得。
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No.21:
(5pt)

デビュー作を読みました

上橋氏の小説は全て読ませていただいています。デビュー作を呼んだのは初めてですが、それ以後の作品と同じ空気を感じます。また、次の作品を楽しみに待っています。
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No.20:
(4pt)

SF・ファンタジーのジャンルを超えて作者の瑞々しい感性の迸る名作!

ジャンルについて言及されている方もちらほらいらっしゃいますが、そんなことは気にせず、上橋菜穂子さんの世界に入り込み、一気に読める名作です。
事前知識が一切なく、書店で手に取って読んだため、処女作とはまったく思いませんでした。
(新作かと思っていました。)

上橋さんの他の作品と比べてしまうと、SFらしさが際立つかもしれませんが、ひとつの物語として読むと確立した世界観が興味深く感じます。

「自然とは」「自分は何者か」・・などなど、読みながらいろいろな疑問が沸き上がるような、著者の人類学者としての研究が生かされた素晴らしい物語かと思います。
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No.19:
(5pt)

素晴らしいデビュー作

上橋菜穂子さんの本が大好きで、一番最近読みました。壮大な歴史とスピーディーなストーリー展開にハラハラドキドキ!
この本がデビュー作だなんて!! 心底脱帽です。
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No.18:
(3pt)

SF色を廃しファンタジーに徹した方が良かった

著者のデビュー作との事。SF色の濃いガジェットや背景を用いている割に、登場人物の特殊な能力や霊的な
現象の描写の方が物語の大きな核となっています。その結果、SFとファンタジーがともに主張し合って違和
感を覚えてしまいます。SFファンからもファンタジーファンからも「あれっなんか変」って言われそうです。
例えば天文学的用語で、SF小説では全く使われていない用語が時々登場しています。この様な言い方はしな
いのになーと首をかしげてしまいます。

 ある意味、SFとファンタジーは相容れない部分があるのかも知れません。SF色を極力廃してファンタジー
に力点を置いたものにした方が、もっと物語に没入できるのではないかと思います(最近の作品はファンタ
ジー小説に徹していると思いますが・・・)。
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No.17:
(5pt)

レビュー作には全てが

デビュー作には、作家の全てが出るという。先ずは、デビュー作から長編であり、かつ未来SFファンタジーというのが上橋菜穂子さんらしい。

そして冒頭書き出し。
『その不思議な光がナイラ星にあらわれたとき、最初にそれを発見したのは、第四チタン鉱山の夜間監視員だった』

この50字の中に既にファンタジーとしての様々な「設定」の多くをぶち込んでいて、デビュー時の気負いと才能と、そして夢を感じる。上橋さんは濃密な「世界」を創ってから書き始めた。未来地球史から未来文明小道具、ナイラ先住民の言葉や地理等々、文章の裏側にある設定が山のようにあるのが判る。また、最初の数ページにアボリジニとオーストリア政府との関係が既に透けて見える。と思って後書きを見ると、未だアボリジニ調査をする前の作品だった事にびっくりした。文化人類学を本格的に研究する前から、既にその方向性は決まっていたのだ。

体裁はジュブナイルだが、何の準備もせずにこの作品を読む少年・少女には少し荷が重かったかもしれない。実際、上橋作品を読んで来た我々だからこの世界に付いて行ける処がある。編集者に言われて540枚を400枚に削ったそうだ(私なんかは、その中に原住民と地球史との接点が描かれていたのではないかと想像したりする)。しかし、描き足りなかったから、売れなかったわけではない。世界が濃密すぎたから売れなかったのだ。

いや、そうではない。この作品はデビュー30年を経て「とき」を待っていたのだ。若書きが書かせた思える以下のストレートな台詞は(それ以外のステキな言葉も)、今文庫本で広く読まれることによって、やっと「陽の目に当たる」のかもしれない。

あの事故にあうほんの2時間前の、ジムの言葉が心に焼きついて、離れなかった。
「歴史ってのは、過去におかしたあやまちを、二度とくりかえさないために、学ぶんじゃないんですか?それを、いまいちばん正さなきゃならない恥部を、うそで塗りかためて、おそろしい悪事をつづける手伝いをするんじゃ、わたしは、なんのために生きてるんです?」(73p)

「それはわかるけどさ、母さんは北米先住民を美化しすぎてんじゃない?」
「彼らも人間だから、みにくい面もあったでしょうし、べつに彼らが理想郷に住んでだなんて思ってるわけでもないわ。自然の猛威の前に、なすすべもない人間っていうのは、ひどくみじめな存在でしょうしね。でも、その自然におびえ、おそれながらも、彼らはその自然が、自分たちを生み、はぐくむ親であることも、心の奥底で知っていて、仲間とつきあうときのような気づかいとやさしさを、自然にたいして持ってたような気がするのよね。
たとえば、ある北米先住民たちは、太陽を父、大地を母だって考えていたの。そして、春は母である大地が、いのちをはらむ時季だからって、きずつけないように、靴をぬいではだしで歩いたの。
文明人たちは、よくまあ迷信を信じられるもんだって笑ったわ。でもね、その大地をはだしで歩いた人たちは、一万年以上も自然を破壊することなく暮らし、文明人たちは、そのわずか四百年後に、地球を破滅させたわ」(124p)
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No.16:
(5pt)

スピリットと魂の融合、自然調和の世界が魅力

初めてこの作者の作品を読みました。

おおいなるスピリットと魂が結びついて
自然、宇宙と調和した生き方をすることの
尊さ、本来の人の生き方についての描写が
感動的でした。
別の次元に瞬間移動してアセンションしていったアメリカ原住民のある部族を彷彿させるものがありました。
作家がまだ大学院生だった時代に書いた作品と解説されていますが、相当な時間をフィールドワークに費やしていただろうと思われます。若いみずみずしい感性と綿密なデータを
融合させたところが魅力です。
多次元的多視覚的に読むことができる物語であり、読み手によってスピリチュアル的なメッセージがそれぞれ受け取れる作品だと思います。
大地の精霊がコラボして書いているからだと
思いました。
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No.15:
(5pt)

自分のルーツを知りたくなった時に読む本

上橋菜穂子さんの作品どれも大好きで読んでます。これは ご本人もおっしゃっているように 作家の初々しさを感じるストーリーです。全ての作品の原点ここにありと言う感じで どこか懐かしいような こそばゆいような....。
平凡な草も 人の都合で抜いては行けない....心に残りました。
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No.14:
(4pt)

人類学者のハイ・ファンタジーデビュー作

説明的なセリフや,話の進行のためだけのような都合のいい設定,未来世界の設定の練り込み不足など,後の上橋作品を読み慣れた身には物足りないところもありますが,後の作品の萌芽は,しっかりと含まれています。

言ってもしかたないことですが,「かたき役」をもう少し魅力的に書いてほしかったなあ。いかにも小人物で,主役の冒険が引き立ちませんね(^_^;
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No.13:
(5pt)

上橋先生の作品はいいです^ ^

毎日の仕事が忙しい時の心の栄養になります、繰り返し読んでも飽きないと思います
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No.12:
(5pt)

上橋らしい

上橋さんらしい、素敵な人間臭さのある作品です。とても、味わい深く、考えさせられます。
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No.11:
(5pt)

良かった

欲しかった本なので、手に取る事ができて良かった。きれいな商品だった。
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No.10:
(5pt)

必読!

久高島に行った時に読んでそこから上橋菜穂子さんにはまりました!
ので、自分でも持っていたくて購入!
あらかた全部読みましたが上橋菜穂子さんの本は全ていいです!
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No.9:
(5pt)

デビュー作です‼︎

上橋菜穂子さんの作品は大好きなので、揃えたいと思っています。
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No.8:
(5pt)

作者の原点

一人の作家さんを読み続けていると、その人の一本通った筋のようなモノを感じることがあります。

作家の書きたいモノ。
作家を貫く想い。
作家の信条・・・

まとめて作家の個性としてしまえば良いのかもしれませんが、
個性なら、スベテの人があるのです。

その中で一部の作家の中に個性以上と言っても良いようなモノ

観念
一徹

すべての作品の底に流れる一つの想い(設定とかではなく)

そんなことを感じさせてくれる上橋さんの最初の一冊です。

守り人シリーズが好きな方は、ぜひ!

優しい、そして、優しいだけでない涙を流してしまいます。
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No.7:
(3pt)

アボリジニ研究が生きているのかもしれません。

獣の奏者や守人シリーズから入った私には、とりたてて面白いといえる話しではありません。
SF仕立ての部分が妙に鼻につくのと、都合のよすぎるエンディングが、私はだめでした。
児童文学としてはどうなのかわかりませんが、大人が読んで「面白い」といえる話しではありません。物語の見せ方が女史としてはイマイチ。

移住者が先住民を滅ぼし、為政者に都合のいいように事実をねじまげているあたりは、著者の研究テーマであるアボリジニが見え隠れします。
真実はいつか露見する
というと勧善懲悪の軽そうな内容に見えますが、虐殺と断種という非常に重いことが書かれています。
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No.6:
(4pt)

処女作は作家の可能性の宝

守人シリーズが大好きな人には必読ですよ。上原先生も述べられていますが、創作の種の詰めこみ〜そう、だから作家の処女作には価値がある。この部分が膨らんであの作品になったのかなとアイディアのかけらを再発見する喜びがあります。
私は図書館の児童コーナーの15年前の初版本を読み、挿絵も入れ替えた新しいものになったと知って購入しました。
サイズも持ち運びしやすくて助かっています。
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