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(短編集)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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知らず知らずのうちに、目頭が熱くなる。 結末はこうなるだろう?続きはまだある。考えられない結末。 爪の垢を煎じて飲みたい。そんな気持ちでいっぱいです。 (個人的感想です。) | ||||
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たいへん真面目に考えさせられる作品であった。読後に思い浮かんだ言葉は「清新」。すべての時間がすべての人に同じようにやさしく流れているわけではないのだろうが、そんなことさえも願い望んでいるような気持ちにさせられる一冊。良い本を読んだ。 | ||||
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事実は1つ、でも真実は沢山。ある人はそれは丸い、またある人は楕円だ、又もう一人は長方形って言う。 テーブルの上のコップ。ゆづきさんは色んな切り口で人間を語ってくれるー押しです。 | ||||
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家裁と言えば「家栽の人」が有名。もっとも家裁自体はあまり世間に認知されている職場ではないし、仕事内容もよくわからないからか、かのコミック以外には採り上げている小説等は知らない。 今回、柚月裕子作品というだけで内容を知らずに本作を購入。読み始めてから家裁の調査官補が主人公として描かれた短編集と知った。 読み進めれば、なるほど、家裁調査官という地味目な仕事も、柚月裕子にかかれば途端に彩りが生まれ、ドラマが紡がれる。短編ならではのテンポの良さもあって、一気に読み切った。 地味で目立たない家裁を彩色豊かに描く柚月裕子さんに脱帽。本作は名著だと思います。 | ||||
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大変丁寧で受け取った商品にも満足しています | ||||
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家庭調査官の研修中の望月大地が窃盗を犯した少女や、離婚調停中の夫婦などの問題と向き合いながら成長していく物語。 望月の葛藤や心理描写を丁寧に描いていて、その真摯な気持ちから応援したくなります。 文章も分かりやすく書かれているため、普段読書をしない人も、すんなり読めると思います。 | ||||
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家裁に調査官という仕事があったのは初めて知りました。いくつかの短編でそれぞれ初めて知ることが多く、内容も考えさせられる事柄であり、裁判官の下で被疑者の調査や離婚調停の書記的な役割とか考えさせられました。 | ||||
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2019年の作品です。家裁調査官の仕事について書いてあります。モラル・ハラスメントやセクシャル・ハラスメントといった心理的な暴力についても書かれています。 | ||||
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さすが柚木さん!! 最高です。佐方シリーズ, 虎狼の血,狂犬の眼,の次に読みました。 好きな作品です。(^з^)-☆ | ||||
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家庭裁判所調査官という仕事と、その必要な資質がよく現れていると思います。 家裁調査官は裏方の黒子で、華々しく活躍する必要はないんです。目から鼻へ抜けるような才気は必要ないんですね。 望月大地のような、ちょっと鈍いかもなタイプの方が向いていると思います。自分のストーリーに酔ってしまうようなタイプは要りません。 上司の言葉がいいですね。リアリティがあります。 大地の行動が実務的にありえないというレビューもありますが、そこは小説的演出でテンポを崩さないように。 実務なんて裁判所でいくらでも習えるし、裁判所の手続きが全て一般の娯楽に興されるのは、どうかと思いますよ。 小説でしか伝えられない家裁調査官の資質が描かれています。だからいいのです。 | ||||
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このケースでこの審判はないだろうとか、あのケースではそもそも調査命令が出ないだろうとか、なまじ実務を知る観点からは多少の違和感を否めないものの、小説として上々の出来です。特にラスト1編が秀逸でした。この事案に絶対的な正解はありません。読者が誰の立場に身を置き換えても悩むでしょう。その意味で爽快な読後感が得られるようなミステリではありませんが、多くの人に読んでもらいたい佳作です。久々に、是非シリーズ化してほしいな、と思う作品でした。 | ||||
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主人公の仕事に対する実直な態度が良かったです。 | ||||
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世の中にこんな仕事もあるのだという事を知らしめる為にも良い作品かと思います。 | ||||
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生活の為により効率的により沢山のお金を稼げる仕事に就いてしまった自分、今更やり直す事が出来ない歳になってしまった自分、にとってこの物語の主人公の生き様は余りに眩しく、また何処か切ない。 秀作の多い柚月裕子作品の中でも本作は特にお気に入りです。 | ||||
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カンポ君とよばれる家裁調査官補である望月大地は内気で自分に自信が持てない。研修所での研修期間に扱うことになった5つの案件それぞれに苦闘しながら、徐々に成長してゆく過程がほほえましい。一つの事件の裏に何が隠されているのかを真摯に追求する姿に応援したくなってしまう。大地君はちょっとじれったいけれど素直で、その曇りない眼差しに感動した。 | ||||
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帯に今野敏氏が「『あしたの君へ』という作品がいちばん好きなんです」と書かれていたが、同感というか納得です。短編ですが、どれも様々な事件や背景がある中、主人公が悩みながら真相と解決に導き、しかも終わり方がいい。主人公が同期とともに成長する姿も希望というか前向きに進んでいくストーリーも非常にバランスよくできていると思います。今更ながら、これを読んで柚木さんのすごさを実感します。個人的満足度は100点満点中87点というところです。(^-^)>余韻に浸ってしまいます。 | ||||
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作者の作品はほとんど読了しており、骨太な主人公もいいが、頼りなさげな主人公が奮闘し成長していく作品も、読んでいて感情移入させられる。やっぱりうまいな、と思う。 まったく本作品と関係ないが、ビックコミックかオリジナルだったか、昔「家裁の人」という漫画があったことを思い出した。 | ||||
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柚月さんの本って私にとって今のところ外れがありません すべてお気に入り | ||||
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柚月氏の作品は、いつも読み込みがいがあり、本作品も深くてよく練られた引き込まれるストーリと人物像が、テンポよく描写されていると感じました。 | ||||
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悩みを抱えているものがいる。 その悩みを、どう表現するのか?処理方法がわからない。 そこから、いろいろな問題が発生する。 家庭裁判所調査官補の大地自身も、悩みを抱えていた。 第一話 背負う者(十七歳 友里)は、 ネットカフェで母親と妹と生活していた。 生活を担う役割を持っていた。 第二話 抱かれる者(十六歳 潤)は、 母親が、息子を愛する距離感がわからない。 第三話 縋る者(二十三歳 里沙)は、 家庭裁判所調査官補の大地が、思いを寄せていた。 家裁の調査官に対して持っていた疑問を、 理沙が理解を助けてくれた。 理沙が離婚するときの相談相手として調停委員がいた。 第四話 責める者(三十五歳 可南子)は、 外から見るといい夫であるが、家庭に入るとモラハラを受け 適応障害を受けるほどだった。 どの実態は、家庭に入らないとわからない。 家庭は、まさに密室なのである。 第五話 迷う者(十歳 悠真)は、大地に 親とは何か?を問いかけた。10歳であっても悩みは深い。 少しづつ、家庭裁判所調査官補の役割を大地は理解した。 著者の持つ 目線が、しっかりと心の中まで 見通していることに、素晴らしさを感じた。 | ||||
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