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あやし 怪
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あやし 怪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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宮部みゆきの江戸時代短編小説集。 人の怨念って怖いなーと思わされる話が多い。 主人公が奇妙な出来事にでくわすような話が多いのだが、 江戸時代という設定が逆にリアリティを持たせてくれる。 この本を読んでいると、 平凡でも地道にコツコツと生きていくのがいいのかなーと思う。 短編集なので、空いた時間に1話分サクッと読むことができよい。 | ||||
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宮部氏の時代小説は初めて読みました。本当に多岐にわたって文才のある作家さんなんですね。 どの作品も、江戸の風景がありありとまぶたに浮かんできて、緻密な描写と時代考証には舌を巻きます。 夏の夜にはぞっとして、涼しくなること請け合いです。 個人的には「影牢」が計算された落ちがあって面白かったです。 | ||||
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「安達家の鬼」はよくできていると思います。 宮部さんの時代怪奇ものは以前から大好きですが、 ここまで人の心を掘り下げた作品は無かったように 思います。 語らぬ鬼が後半をドラマチックに盛り上げました。 | ||||
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カバーが気になって買った本です。江戸の暮らしと、人と鬼など、すごく良く書かれているし、一日で読み終えてしまいました。イラストもいい!”梅の雨降る”が一番好き。 | ||||
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宮部さんの書く、時代物は毎回本当面白い!!私が今回一番好きだなと思ったお話は、女の首。女の執念の怖さもさながら、かぼちゃの神様?がほほえましかった。 | ||||
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どの話も読んでいて背筋がゾクッとする。あからさまに幽霊などが出てくる話ばかりではない。だが怖い。「居眠り心中」「布団部屋」「女の首」では、人の怨念の怖ろしさを感じた。また、「梅の雨降る」「時雨鬼」では、心の中に潜む鬼の存在が怖ろしかった。どんな人でも人を怨むことはあるだろうし、心の中に鬼がいるのだろう。だが、それに負けてはいけない。人は、常に自分の心と戦っていかなくてはならないのだと思う。不思議で、怖くて、そしてちょっぴり切ない作品だった。 | ||||
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なんか、心にグッとくるお話が多かったような気がします。怖いような、神秘的なような、って感じでした。特に「安達家の鬼」は好きな話です。人間にはきっとみんな恐ろしい鬼に見えるんだろーな、って・・考えさせられるヨイお話でした。「あやし」とゆうだけに、うーん,このあとどーなったのョ?と、気になったお話もあったり。どの話も怪奇物好きな私には良かったです♪ | ||||
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~「宮部みゆきの作品の中で一番好きなのは?」というアンケートがあったら、そこに挙げられるものは、多岐にわたると思われます。私なら迷わず、この「あやし」に収録されてる、「安達家の鬼」を挙げます。これを読み終わったあと、思わず、パチパチと拍手をしてしまいました。この作品の持つ、えもいわれぬ不思議な世界。~~怖いんだけど、なんだか優しい。宮部みゆきは、江戸ものに限る。改めてそう思った本でした。~ | ||||
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宮部みゆきさんの書いた歴史物の作品を始めて読みました。感想を端的に言うと「結構いけてるじゃん」ってとこ。タイトルのとおり実に「あやしい」不思議な物語の短編集。なるほどねって思わされる結末は、さすがに宮部さんってところ。宮部さんの歴史物にまだ手を出されていない方は、この本から入門してみては。 | ||||
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宮部みゆきの手になる江戸の市井を舞台にした短編集。題名にもあるように、今回は怪奇小説の作品集になっている。とはいえ、単に怖がらせよう、背筋が寒くなるといった突き放した内容ではなく、読後、人情や情愛、人生といったことに深い思いを感じる、心のひだに触れるような印象深い作品が多く、正に珠玉の作品集になっている。断絶した商家の番頭が語る一家の最期の真実(「影牢」)、商家に奉公にあがった口をきけない少年が納戸の奥に首だけの女の絵を見つけた(「女の首」)、急死した姉の後を継いだ幼い妹が経験する奉公先の秘密(「布団部屋」)、義母が若妻に語り残した鬼の話(「安達家の鬼」)、奉公の女が差配人の家で出会った女の正体は?(「時雨鬼」)などなど9編が収められている。もともと宮部江戸もの短編は読みやすく外れが少ないが、怪奇小説というテーマのもとにここまで多様な物語を見せてくれるのは見事。背中にちょっとピリピリした怖さを味わいながら読んでいくのも読書の醍醐味でしょう。お勧め。 | ||||
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江戸もの怪談集。具体的に霊や鬼がどうのというよりは、際だって恐ろしいのは「人間」だと印象づけた。そして、温かいのも「人間」。全く救いのない結末であり、謎のままの結末もあり、残る読後感は様々。全体として、なんだかほろ苦い。時代物は、読む方にもある程度の知識を要求するようで身構えてしまうものが多いのに、宮部さんのものはすーっと彼女の世界に入っていける。凄惨な「影牢」は突出しているが、好きな物をひとつ選べと言われたら、女性が語る柔らかい「安達家の鬼」が好きだ。 | ||||
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怪しい話がずらりと並んでいる短編集である。どれを読んでも少し哀しくなる。それは自分の中に、作中人物が感じた嫌らしさ、哀しさ、怖さ、可愛さ等々、見いだすからだろう。そこは時代も違うし、環境も違う世界と言うことで読者は安心して小説世界に没頭できる。でも読後に残された哀しみがふと遠い世界と心触れあうような気がする。 | ||||
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小気味のいい時代劇怪談ショート。ショート。書きっぷりから、宮部さんって気風のいい姉御みたいな人なんだろうなあ、と思ってしまう。ずるさや怨念も含めて、作者は人間を肯定している。情念の世界での理屈が、実に良く描けている。もちろん、情景描写も鮮やかだ。江戸の町がすぐそこに広がっているような気がする。 落語で「なあ熊公、ちょいと小耳に挟んだんだが…」と始まるように、自然にストーリーに引き込まれていく。 一話ごとにイラストつきの装丁も、文庫本としては画期的におしゃれ。私も一番怖い話は「布団部屋」かな。 しかし宮部みゆき恐るべし。次々と名作・快作を生みだす。実は藤子不二男みたいに複数作家じゃないかとさえ疑いたくなる。 | ||||
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江戸とミステリーと人情がマッチした私の大好きな短編集です。中でも布団部屋にはじんときました。読み終わった後には、切なさの中にも妹想いの姉の心がしみじみさせます。安達家の鬼もいいですね。鬼は外にいるのではなくて、自分の心の中にいるのかも。江戸時代は今のように電気もないし科学も発達していないので、いかにも「あやし」のものがでてきても、おかしくない感じです。江戸時代の人々の暮らしぶりがかいま見えるのも楽しみの一つです。短編だけれど、どれもこれも恐い話ばかりの、正統派日本の怪談集です。夏の夜の1冊に是非読んで下さい。 | ||||
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江戸を舞台にした怪談がメイン。どの話にも霊的要素がある。けれど夜中に一人でトイレに行けないとか言うような怖さではない。霊が出る、出ないよりも、それについて語る人間や、聞き手にまつわるエピソードのほうが怖いのだ。収録作「安達家の鬼」などは読んでる自分が怖くなる、というのは読み手(私自身)の脛に傷があるから?なにより怖いのは「人」なのだ。怖いながらもいろいろ考えさせられる話が続々。だから宮部みゆきはやめられない。 | ||||
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暑い夏の夜、ふとんに持って入るのにぴったり。一気にスーッと涼しくなること、請け合い!個人的に一番好きだったのは「安達家の鬼」。幽霊も鬼も恐ろしくはあるけれど、それにも増して怖いのは人の心の業と哀しさ、そう語りかけてくるような短編。藤沢周平的ヒューマニズムはせつなく、江戸的情緒はあくまでも美しく、読み終わったあとは一人でトイレにいくのがコワイ。宮部みゆき、読ませまっせ。お一ついかが? | ||||
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時代妖気ショートショートでも言ったらいいか・・。人の心の深遠にひそむ魔がふと形を見せるその時・・みたいな。阿刀田氏の世界に少し似ている。そしてこういうの、最近多いと思う。どうして宮部氏がこのジャンルに?でもまあ、おもしろい。 | ||||
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ハリウッドが日本映画を真似て何本かホラー映画を作った。それを観て、『どうしてこんなに怖くないのだろうか』と思った人は多いのではないだろうか。「驚かす」怖さはある。しかし、「ぞーとする」怖さは無いのだ。黒澤清の『回路』という作品がある。これは怖い。なぜかというと、何故こんな呪いが主人公たちに降りかかるのか、どうも観ている人たちに分からないからである。けれども確実に呪いはある。そこに確かに幽霊はいる。けれども見えない。これがなんと何分も続く。もう耐えられない。怖い。『理由のはっきりしない怖さ』ほど怖いものは無い。ハリウッド映画では作品途中で呪いの本体の哀しい背景が描かれる。これが興ざめ。確かに呪いの力は凄くその理由もよく分かったが、その呪いは決して私は関係無いのだ、と安心できるからである。さて『あやし』であるが、これは純粋に日本的な『恐怖』を描いている。呪いに掛けられた人たちはいま一つその本当の理由が分からない。だけど『灰神楽』を立てると幽霊がすぅーと通り過ぎたらやはり怖い。納戸部屋になぜか女の首が自分だけに見えたら怖い。自分の知らないところで嫉妬に狂った女が心中を強要してきたら怖い。そして少しだけもの哀しい。 | ||||
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宮部みゆきの時代小説には、ホラー的な要素がいつも含まれている。本作はその傾向が特に強い。宮部みゆきは社会派と時代モノを主に書くが、時代モノに関してはいつも巧いなぁと感心する。私が一番好きな時代モノは「幻色江戸ごよみ」であるが、本作はそれに勝るとも劣らぬ好短編集。読まなければ損。 | ||||
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