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魔王
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魔王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 41~44 3/3ページ
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誰もがおかしいと感じるのに変わらず続く政治の世界、この作品に登場するような政治家を想像したことがある人は多いのではないでしょうか。それを実際に文字に表してしまった伊坂幸太郎さんですが、残念なことに青臭い。 そのような政治家を恐怖の対象にするとひねりやエンターテイメント性はあるものの、あらゆる伏線が最後に繋がる快感を感じさせてくれる彼のそのほかの作品に比べると中途半端でクオリティーは格段に落ちます。政治的内容も読んでいてちょっとイタさを感じてしまいました。なんというか、テーマに深みが感じられなく、ちょちょっと手軽に書いたという印象が。面白くなりえただろうに誠に残念。 | ||||
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若者達の政治議論に新鮮みも何もない。 ネットで腐るほどリピートされる書き込み内容。 小説でそんな稚拙なものをダラダラ読まされるとは想像もしなかった。 あとがきを読むかぎり、煽動されがちな世間の人々に流されない 兄弟二人を描いている? でも彼らさえステレオタイプな台詞しか言っていない。 自分には兄弟二人とその周辺の人間に何か境界線があるとは思えない。 超能力の設定も何の味付け効果があるのか謎。 | ||||
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伊坂氏のファンというわけではなく、店頭でチラッと見て面白そうだったから、あくまでも エンターテイメント性を期待して購入しました。 結果、値段が不満でした。ハードカバーにする程の本かなぁと。 読ませる文章力で内容も確かに面白いのですが、謎は解明されずオチもない。主役二人の考 え方や生き方は読んでいてとても気分が良いのですが、ストーリィは完結していると言い難く、 狙ったのであればこれは一体どういうジャンルなのだろうという感想を持ちました。 文庫の価格帯であれば楽しめた分だけの価値はあると思いますが、わざわざ持ち歩きしづら いハードカバーで価格も高いことを考えると、値段分のエンターテイメントを提供されたとは 思えません。 むしろ期待だけ高まらせてハシゴをはずされたような気分で、面白かった分の反動から二度と この筆者の本は買うまいと思ってしまったほど。 面白さと拮抗するほどの欲求不満が溜まる作品です。娯楽を求める人には不向きかと。 | ||||
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まるで腹話術のように、他人に自分の思っていることをしゃべらせる能力を持った兄がいた。その兄を慕う弟がいた。兄は、急速に支持率をあげる政治家犬養に危機感を抱き、彼に近づき自分の能力を使おうとするが・・・。 世の中の流れ、それがいつのまにか変わっていても、人は気づかないことがある。そして、その流れに流されまいとしても、いつのまにか流されていることもある。それがある特定の人間の仕業だとしたら?シューベルトの歌曲「魔王」のように、だれもその存在に気づかず、気づいたとしても歌曲の中の子供のような運命をたどるとしたら、これほど怖ろしいことはないだろう。兄の行動に弟はどう反応するのだろう?期待と不安が入り混じった気持ちで読み進めたが、とても難解な作品で作者の真意が見えなかった。 | ||||
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