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結晶世界
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結晶世界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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長編を発表順に読んでいる ここまでの4作品は 総じて鉤括弧内(セリフ)の風化が気になる 日本語は移ろいやすい 出版から半世紀程度で読むに堪えなくなってしまう 再訳なり、改訂なりすべき ちなみに この後の作品は いまのところ問題なく 現代国語に翻訳されている | ||||
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とあるジャングルで、植物も動物も、生物もそうでない物も、ありとあらゆる物が水晶の様な結晶と化していく(水晶その物ではない)。 しかもその範囲はどんどん広がりつつある。 その中で3組の男女の姿が描かれる。 ある者は、自ら生きたまま結晶化するのを望む。ある者はそこから逃れようとする・・・ 結晶化の原因についてはSF的疑似科学の説明付けがなされていますが、その点はよく分かりません。 ただただ世界が結晶化していくというイメージ描写に圧倒されました。 | ||||
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この作品が書かれた60年代にはハンセン病の特効薬はまだなかったのでしょうか。人類の叡智が抗しきれない自然の脅威として結晶化作用がしだいに進行するのですが、その運命的絶対性の具体的なイメージとしてハンセン病患者とその医師である主人公の陰鬱な心情が二重に重なっています。ここに抵抗感というか疑問を感じます。 この疑問を捨象すれば全体的にみごとな作品だと思います。膠着した状況からダイナミックな銃撃戦へのコントラストも鮮やかで、神秘的な宇宙規模の変容に見舞われたさまざまな人間模様が活写されています。ただカタルシスは得られません。非常にペシミスティックな基調が強固に横たわっているからです。 | ||||
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