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アンダスタンド・メイビー
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アンダスタンド・メイビーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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上巻は、学校での交友関係、異性関係をめぐるトラブルに始まり、最初は、「蹴りたい背中」みたいな感じかなと思っていたら、唐突にレイプの話とか出てきて、展開が変わる。ケータイ小説みたいなストーリーについていけないと思いつつ、下巻を読む。 下巻は、宗教とか幼児虐待とかを絡ませつつ、盛り沢山に展開します。 スラスラ読めて、退屈はしないけど、感性が合わないので、面白いとは言えない。 帯には、「どうか私だけの神様になって」とありますが、それがすべてを物語っている。 「私の神様じゃななかった」という感じで出てくると何それって感じで、興ざめしてしまう。 直木賞では9人中4人が評価していたそうですが、偉い先生はさすが感性が違うと実感した次第。 「下町ロケット」は面白さという点では文句ないので、まずはこちらかどうぞ。 | ||||
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島本さんの書かれたものは、ほとんど読ませて頂きましたが、 これほど何度も 「そっちへ行っちゃだめ」と引き止めたくなった主人公は初めてでした。 なんとなくですが、その時その時で主人公・黒江が関わっていったひととの末路が想像できました。 だから余計に、ほぼその通りでぞっとしました。 『こうなるかも知れないから、こう行動しないでほしいな』 と思うのに、嫌な予感がことごとく当たる当たる。 この主人公は、自分を傷つけるために行動してるんじゃないかと思ったほどでした。 殺伐としていて、救いようがないんじゃないかとも思いましたが、最後はほんのり希望的。 だけどほんとに痛かった。 表紙と帯と「島本さん」というだけで手に取ると、キツイかもしれません。 いろんな意味で、『大きな熊が来る前に、おやすみ。』の、上をいってると思います。 | ||||
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文体と、やさしく現実にありそうな、次の展開が知りたくなるミステリーに、サラサラ読み進められてびっくりした。おちついて活字を読むことが苦手で、普段サクサク読み進められる本にはなかなか出会うことのなかった私には、「本を読む」ことが心地よくなった引き金の本となっちゃいました。 ありがとう! | ||||
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「お昼、なに食った」 「……バスの中で、お茶と甘栗」 「夕飯は」 「帰りのバスの中で甘栗」 「おまえはリスか。とりあえずどっか寄って飯食おうや」 カメラマンを志す少女の半生が描かれたお話。 今までのような島本さんの恋愛小説を期待していた身としては、予想外の雰囲気でした。 暴力や虐待といったテーマは、これまでの島本作品でも頻繁に扱われていましたが、今回はそれに加えて新宗教なども絡んできます。 そのため色々ヘビー過ぎて、主人公に感情移入はいまいち出来ませんでした。 その代わり、独特な世界に惹き込まれたまま、しばらく戻ってこられなかったです。 ハッピーエンドというわけでは決してない。 けれど、自分を大切に出来なかった黒江は、仁さんがいればきっと大丈夫だろう、と思わせる、希望のあるラストが単純に良かった。 | ||||
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