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小説の神様
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小説の神様の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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他方は売れるか売れないか、という議論をしていて、他方は小説が人を動かせるかどうかっていう話をしていて、論点が完全にすれ違っているから噛み合うはずもない。 いつも思うが議論するなら言葉の定義を共有して、論点を絞って議論すべきだと思う。 まあ、こういうことを小説の中の感情のぶつけ合いみたいな場面で指摘するのも野暮というものかもしれないが。 | ||||
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冒頭早い段階でオチがわかります。 ぶっちゃけヒロイン?の持つ問題も書かれてるので、何の驚きもありません。 想定どおりに話が進み、主人公の講釈を何度も読まされ、予想通りのオチになる。 そんな物語でした。 後輩に対して売れる本を熱く語るのはいいのだけど、そもそも後輩は作家になることも本で飯食ってく意思も表明していない。「小説の書き方を教えてくれ」と教えを請うたら「小説の売り方」を延々説明 主人公のおかれた立場から一度くらいは語ってしまうのはわかるのだけど、何度も何度もしつこい。 後輩相手だけでなく、ヒロイン相手にも何度ラノベ談義してるんだよ。 同じシーンを繰り返しすぎ。テキストの量1/3で同じ内容かけるんじゃないかな。 添削も推敲もされてないのか、主人公の思考として描かれている文章が”」”で終ってる。 作者が文章に起こす段階で思考と発言を混同しちゃってる。 自分のような日陰の人間は要らない 自分が関わることで素晴らしい物語を壊す その後の酷い行動を許容してもらうための予防線が多すぎる。 これらの言葉をそこかしこにばら撒く必要があった物語。 ラノベをコミックやユーチューブなどと同じように、別ジャンルの娯楽として考えられない作家が恨み節をぶちまけてるようにしか見えんのよね。そのくせ、そこかしこにラノベに影響されたであろう言い回しがある。 高校生である必要あった? 内容そのままに、主人公の愚痴を半分以下にまで減らし、テキストの量を大幅に減らせば凄く面白くなるかも知れない。 そういう意味では、限られた時間で表現しなくてはならない映画の方が売れるかも。 | ||||
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創作モノには多かれ少なかれ「馬鹿な大衆に受けるものとはちがう『本物』を作る主人公」みたいな傲慢さがつきまとうと思いますが、それが極まった作品です。 売れない作家の主人公が大して面白いと思えないライト文芸が売れて自分の小説が叩かれてばかりの現状に「自分は感性がおかしい」と嘆きます。 でも本当に素晴らしいのは主人公の作品である、というのを前提にこの作品は進行します。 美人編集も美少女作家も妹も後輩も友人もみんな主人公のファンです。叩く馬鹿はネットの向こうにしかいません。 別に異なる価値観を受け入れろとまでは言いませんが、例えば主人公が馬鹿にしてる小説のことも好きな主人公の小説のファンとか、主人公の友達だけど主人公の小説はあまり好きじゃない人とか、そういうごくごく普通にあり得る例にこの作品では触れません。 主人公の作品には読書メーターのようなサイトでそれなりの数のレビューが寄せられているみたいですが、作中で触れられているのはボロクソに貶すものばかり。 賛否両論とかのレベルではないです。 それでも作中では卓越した文章力を持っており、馬鹿にはわからないだけでわかる人には本当に素晴らしい小説なんだとわかるらしいです。 一体どういう小説なんでしょうか。 それだけ否定的な感想の方が目立つなら主人公の小説は実際に技術的な欠陥があるんじゃないか、多くの読者を楽しませる工夫に欠けてるんじゃないか。 彼らは趣味でなく不特定多数を相手に商売をするプロ作家であるにも関わらずそういう指摘はありません。 ひたすら自己憐憫に浸る主人公に都合よくできた世界です。 ここまで自分に都合のいい世界しか描かないのに作中では読んだ人を救いたいみたいなのを前面に押し出します。救いたいのは自分とお友達だけでは。自分が見えてないんじゃないでしょうか。 ここまでボロクソに言いましたが別につまらないわけではなく、そこそこには読めます。 多分作者は実際に上手い人なんでしょう。 それだけに根底の甘ったれた価値観が際立った形でした。 | ||||
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星とタイトルが示す通り、私個人の感想を言えば普通でした。 とりあえず主人公の卑屈さはさほど気になりませんでしたが、しかしこの主人公は今度どういう道筋をたどったんだろう。小説を題材にしているという事で、昨今の出版不況についても切り込みを入れている今作ですが、結局その点については何の解決も得られていないわけですからね。また面白い作品を書いて、自分の小説を待ってくれている人のために作品を世に発表しようと立ち直りかけている主人公を見られましたけれど、面白ければ売れるのならこの不況はないですよね。結果的には、躓いて立ち上がった、ただそれだけのようにも感じました。 しかしまあ、書き手の心象をメインに据えてるみたいなので、そこはまあいいのかな。 | ||||
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主人公2人は、いずれも高校生の小説家。 ふとしたことから共作にとりくむことになるが、しかし、それぞれに悩みを抱えており、なかなかうまくいかない。そのあたりの葛藤と苦しみと悩みが、これでもかというくらいに描きこまれている。というか、この小説のテーマそのものが、小説家のつらさを伝えることにあり、正直ちょっと頑張りすぎなんじゃないかというくらいの重苦しい吐露が続いていく。 まあ、相沢ファンなら……。 | ||||
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二人の高校生作家の物語です。 方や売れない作家、方や売れっ子の作家。 編集者が同じ縁で、共同で作品を制作することになります。 そこに文芸部の愉快な仲間が絡んできて、 作家の悩み、青春、恋愛と描かれていきます。 主人公の男の方は、読んでいて非常にイライラする奴で、終盤までどうしようもなかったです。 女の子の方は、キャラが著者の別作品に出てくるマツリカさんに似ていて良かったです。 このあたりのキャラ設定の好み次第ですかね。 | ||||
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苦しい思いが切々と伝わってきました。 作者の本音なども見え隠れしていたように思います。 とても興味深く読み進めました。 こてもいわゆるお仕事カテゴリになるんじゃないかな? 地味ながらの苦悩や出版側の裏側を少し覗けた気がします。 本と電子同時入手しました。繰り返しかみ砕くように読んでいくと 登場人物の熱い魂がめりめりと内部に入ってきます。 骨太な作品です。少しだけ思っていた展開と違い、そこが惜しかったです。 一度は読んでほしい小説です! | ||||
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軽いです。まあライトノベルだから、それがいいのかもしれません。 ただ主人公の思い込みの言葉の調子は強く、ちょっとバランスの悪さを感じます。 彼はただ自意識過剰で僻みっぽいだけで、自分が思ってるような、創作のための努力をしてないように思えます。 「自分は才能がないんだ」と全否定してしまえば、それは楽でしょう。本当の自分の欠点に向き合わないで済みますから。 作品に描かれる世界は優しいです。 主人公やヒロインに落ち度はなく、鑑賞眼のないネットのカスどもだけが彼らを批判しますが、周囲はみな作品を評価しています。 そこに本当の痛みはありません。 別にそれが必要でもないでしょうが、そのためなのか、問題への踏込は浅く、最後の決意も自分には「聞いた風な」建前としか思えませんでした。 (それを実感とさせるのが、小説の力なんだろうと思いますが) 他のレビューを見ると好評のようなので、人を選ぶかもしれません。 途中までは楽しく読めて、早く先が読みたかったです。少なくとも読んで損したとは思いませんでした。 | ||||
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