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R.P.G.



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【この小説が収録されている参考書籍】
R.P.G. (集英社文庫)

R.P.G.の評価: 3.45/5点 レビュー 102件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全102件 61~80 4/6ページ
No.42:
(4pt)

最高のエンターテイメント!

皆さんのレビューが、「ネット上で擬似家族を演じなければ生きられない、現代人の持つ悲哀・・・」などという優等生的な感想に終止しているのが不思議に思われる。
いつもいつも「魔術はささやく」「火車」「模倣犯」など、正攻法の推理小説を書いていられるか!そう、時には、シンプルだけどとっておきのネタ一本を大事に抱え、読者をあっと言わせることだけに主眼を置き、「どう?面白かったでしょ!」と子悪魔のような瞳で、読み終えた読者の顔を覗き込む、そんな宮部みゆきがあってもいいじゃないか!
文庫本を閉じる瞬間、そんな爽快感で一杯になるとともに、ここまで有名になっても、平気でこのようないたずらを仕掛けることの出来る胆力に降参。ネーミングの巧妙さともあいまって、改めて思います。「さすが天才!」
(追伸:でも、武上刑事と石塚刑事を、わざわざ登場させる必要って、あるのだろうか・・・)
R.P.G. (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:R.P.G. (集英社文庫)より
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No.41:
(3pt)

自分の「R」と「P」を顧みたくなる

人が生きていくとは、わりふられた役割に見合ったように演技し続けていくことでもある。殺害された男は、サイバースペースで理解ある父親を演じていた。本来の役割から逃げ出し、ネット上に自分の居場所を作ったということだ。本書は、自分の描いた家族の虚像を追いかけ、本物の家族を裏切った男の末路がひとかけらの憐憫もなく描いている。(その潔癖さは、親を見る少女のものだ。)他方、本書には、捜査のシナリオを描きながら心筋梗塞で倒れた「ナカさん」の代役として、最前線の捜査官を演じ切った男も描かれている。この二人の男の対照が本書の醍醐味の一つだろう。与えられた役割を唯々諾々とこなすのが人生ではないが、与えられた役割を誠実に受け止められなければ人生は浅いものになってしまう。この二人の男の違いについて言えば、ネット上で優しいお父さんを演じた男は自分が作りあげた虚像に酔っていただろうが、刑事を演じた武上の思いは、まだ入院中の「ナカさん」に向けられていたということだろうか。本書は、真犯人から目をそらせる努力が少々空回りしていている。しかし、殺された男の娘にしても、ネット上の擬似家族のメンバーにしても一筋縄ではいかないところが宮部作品らしくていい。読後感としては、かじりつきやすいエンタテイメントであるが、(よい意味で)小骨が喉に残るような感じがある。誰しも、自分の「R」と「P」を顧みる気になるだろう。
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No.40:
(1pt)

う~ん……。

アイディアは凡庸の一言。しかも波がなく、飽くまでも淡々としたストーリー。せめて、タイトルにもう少し捻りがあれば……。
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No.39:
(3pt)

なんだかホントにありそうな話…

 ネット上で「擬似家族」を演じていた「お父さん」が現実世界で殺害された、さて犯人とその動機は? という内容の話なのだが、読んでいて怖いと思ったのは、ネット上の匿名性が吉にも出るし凶にも出ること。生い立ちや現在の生業など、ネット上では幾らでも嘘をつけるし、また反対に知らない人だからこそ素直に真実を語れることもある。「友だち」が現実社会では作れず、ネットやケータイのメル友ばかりが増えているという人。一読して損はないんじゃないかなぁ。
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No.38:
(4pt)

ボリューム的に物足りないですが、作品は上手いです

何を書かせてもソツがないというか・・・最後の最後には上手いなあと思っちゃいます。メールで始まる新しい感覚のミステリー。建築中の住宅で男性が殺された。その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通している。殺された男性は会社員で妻と高校生の娘がいた。その他にネット上にも擬似家族を持っていた。ページの中にいくつか登場するメールがミステリーの深さを更に深める。擬似家族の存在がどういう影響をもたらしたか。タイトルの「R.P.G.」の意味はロールプレイングゲーム。ロールプレイングとは役割実演法のこと。ここでいう役割実演は擬似家族のことだったのかそれとも・・・
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No.37:
(4pt)

これはこれでおもしろい。

 殺人のトリックというよりは、それに至る経過、動機が次第に明らかになっていく過程が面白い。今回は、犯人も被害者の1人だと思う。「自分の勝手で人を傷つけたら、それにふさわしい酬いを受ける」というセリフがとても哀しい。自分もそれと同じ人間になってしまっていることに気付かないのだから。事件が袋小路に迷い込んだとき、一人の刑事が全く違う視点から犯人の動機に気付く。いくら同情する余地があっても犯人を逮捕しなければならない刑事達のやりきれない気持ちが重苦しく伝わってくる。どうしてこんなことになったのか。お互いを理解しようとする気持ちがもう少しあれば、違った結果になっただろう。 「火車」などと比べて低い評価をする人もいるが、これにはこれの面白さがある。
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No.36:
(2pt)

うーん・・・

レベル7、模倣犯、スナーク狩り、かまいたちと読んできましたが、このR.P.Gという作品は、正直に言って内容が薄すぎました。かなり物足りなかったです。残念。
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No.35:
(4pt)

なるほど。

種明かしになってしまうのであまり内容に触れないが、この本で起きた事件は決してありえないわけではないことだと思う。この話での犯人の心境や、ネット上に家族を持つことで寂しさや、生きている実感を得たkye parsonsに共鳴する方も少なくないはずだ。締めくくりの詩を私は甚く感銘した。まるでこの話の犯人の為に存在するかのように...模倣犯と比較して批評する方もいるが、模倣犯は模倣犯の楽しさがあり、R.P.GはR.P.Gのおもしろさが確かに存在するのだ。
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No.34:
(4pt)

長編宮部作品の休憩に読む

宮部作品の長編大作の濃さをこれに追求するのは無理があるでしょう。でも、たまには宮部みゆきを肩の力を抜いて、息をとめずに楽に読むもの・・・もたまにはあってよいのでは?と思いますし、まあ、なかなか面白くできています。家族のあり方を十分問えるような問題提起的な側面もあると思いますしね。メディアやネットといったものに、宮部さんが興味を持っていることもわかるし、大作の一部の側面を切り取ってきた作品である、という見方をすれば、こういうのが、いくつか重なって大作になっていくんだろうなあ、とも思わせます。軽く読むには、十分に楽しめますよ。
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No.33:
(3pt)

深読みしない、宮部みゆき

 この作品は、今尚ロングセラーを誇る「模倣犯」の話題が一時低迷した時に初の文庫本書下ろしとして売り出されました。ここの書評を読んでいると宮部ファンの多いこと、その大多数が常に新刊に「かなり」の期待をかけていることが伺えます。私もその一人ですが、多々ある不評の中でも私は素直に読むことが出来ました。 ネットに対する知識不足、人物設定の簡素さはこの作品の云わんとすることを消すほどではないと思います。この作品で宮部さんが伝えたかったことは十二分に読者の胸に突き刺さったように思いました。 人の目を見て自分を語ること、友達に悩みを打ち明けることさえ困難に思う子供が増えてる今の時代に、何が大事かを問うてる作品としては考えることの多い作品だったと思います。宮部作品としてあるまじきミスを犯し、作品に対する意気込みを否定される方も居る中で、私はあえて言いたいです。さらっと読んで考えるべきポイントを考え直そうよ。と。 これから読む方々には「今の日本のあり方」や「自分の心」と向かい合う、そしてまっすぐに人と接する気持ちを改めて考えていただきたい。
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No.32:
(1pt)

はっきり言って拙いです

今まで宮部作品は出る度に買って、全部読んできました。でも、最近、この作家のケレンが鼻につくようになりました。(ちなみに「模倣犯」は、図書館で借りて読みましたが、結局かなりの部分を読み飛ばしました…)「RPG」、あまりのお粗末なつくりにのけぞりそうになりました。書評などを見ると、結構評価されているようですが、あまりにもリアリティが感じられなくて、いったい、こんな筋書きが本当にあるでしょうか?文章も、「編集者が手を入れなかったのか?」というようなアラがちらほら。一時期流行ったRPG小説のような薄っぺらさ。と、考えると、タイトルだけは秀逸かも。
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No.31:
(5pt)

驚き、涙、爽快

この小説を読んで↑のような思いになりました。この面白さを誰かに伝えたいのでかきます。宮部みゆきさんの本はレベル7しか読んだことがなかったのですが、今回のRPGという題名に惹かれて買って3時間。あっという間に読んでしまいました。舞台は主に警察の取調室。インターネット上の擬似家族と現実だけが交錯するのかと思っていたらもう一つ、線がめぐらしてあります。そのことがあばかれたとき、驚きとともに爽快な気分でした。登場人物の気持ちに共感できる部分もあり、最後にはほろっとくる場面も。一度読んでみてほしい本です。
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No.30:
(3pt)

犯罪者候補生の皆様に。

 宮部作品としては平均点。 それよりも気になったのは、文中の一文。「刑事が容疑者に○を××××ことは、別段珍しくも何ともない。」(本文より、一部伏字)のけぞりました。そうなの?警察ってそういうことあり?将来何かの間違いで犯罪を犯して警察の取調べを受ける可能性のある全ての人(私を含む)にお勧めできます(笑)。
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No.29:
(5pt)

最後の最後に。

読んでいくとあっさりと「真犯人」が特定できて「ああ、なんだ。簡単な本だな。今までとは違うなぁ。」と思って一人でいい気になっていたら・・・。R.P.G.というタイトルも納得。なるほどね。なんだか、今までミヤベ作品を読んできた人へのプレゼントみたいな本でした。楽しかったです。
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No.28:
(5pt)

面白い試み

作者の本格ミステリーを期待してよんではいけない本。もともと作者は、そのような評価を期待して、この小説を書いてはいません。けれど、ロール・プレイング・ゲームという題名をつけた辺りが、作者が小説家として脂が乗り切っている証拠のような気がします。いわゆる“小説”とか“サスペンス”の常識を飛び越えて、純粋に読者を楽しませようとして、ぎりぎりのラインを、作者は歩いています。解説にも、アガサ・クリスティーのことが、ほんのちょっとだけ書いてありましたけど、私も読後、アガサ・クリスティーの“そして誰もいなくなった”を思い出しました。内容は、ぜんぜん違うのですが、なんていうか、似たような満足感というか、楽しみというか。
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No.27:
(1pt)

期待しすぎたようで

 読み終えてガックリ・・・人物像が薄っぺらな上に、謎解き部分もあまりにお粗末。あの宮部氏でもこんな駄作を発表するのかと、そういう点では衝撃的でした。 でも、宮部氏の作品として☆ひとつなだけであって、読み物としては☆ふたつ半くらい・・・でしょうか。通勤電車の中で読むにはいいけど、旅行に持っていくほどではない、と思いました。
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No.26:
(1pt)

残念

宮部みゆき:みんなが絶賛する作家。しかし今まで推理小説好きの私は読んだことはなかった。文庫書き下ろしの作品と言うことで読んでみたが、本当にこの人を皆が絶賛してるのか?と思うほど安易な内容。設定自体でネタばれだった。もしかしてこの作家さんにはこの題材は不十分だったんだろうか?他に読む物がない飛行機の機内だから最後まで読んだが、はっきり言ってつまらなかった。
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No.25:
(3pt)

いまひとつ!

舞台設定が狭く、もう少し外に出て欲しかったです。一気に読める本ではありました。
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No.24:
(4pt)

舞台劇のような仕掛けのある実にコンパクトな一冊

 売れっ子作家の文庫書き下ろしというのは珍しいし、読者にとっては有り難い。こんな形になったのも、長編というには短か過ぎるし、中短編集に入れるには、長過ぎるし。と帯に短く襷に流しのサイズになってしまい、作者としても処遇に困ったみたいである。文庫書き下ろしというのは、そんな中での最終的な選択肢だったとか。 だから読み始めると、さすがの遅読のぼくでも二時間強ってところで読み終えることができる。イージー・リーディングっていう感覚の本であるかもしれない。だからと言ってサイズがすべてではない。面白さがあるから一気に読み終えることができるのだ。ちなみにロバート・B・パーカーのスペンサーものなどは、ぼくは同じ感覚で捉えている。タイトでコンパクトでかつ面白い。時間のない読書家にとってはやっぱり有り難い本である。 軽い本だと言っても、ここにはちゃんと『クロスファイア』の石津刑事と『模倣犯』の竹上刑事が登場してくる。それなりに宮部みゆきにとって重要な主人公を配し、そして主題は……『模倣犯』のような現代若者像、あるいは『理由』みたいな模擬家族像、インターネットという垣根のない会話の意味……現代人間社会のひずみや悲鳴のようなものを書かせると、ここのところこの作家の右に出る者はいないんじゃないかって気がする。 そうした現実や時代にきちんとマッチした内容の密度もさることながら、次第に明らかになる作中に仕掛けられた罠についても思い出すのが楽しい本だ。ラストのどんでん返しが読者をきちんと待ってくれている。だから内容は絶対に洩らしてはならない。 シドニー・ルメットの映画『デストラップ~死の罠~』は舞台劇を映画化した作品であった。この作品『R.P.G.』もまた舞台劇を思わせる構造である。そのうちに本当に舞台に乗るかもしれない。 ……おっと、ぼくは少し喋り過ぎてしまっただろうか。
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No.23:
(2pt)

期待してたんだけど・・・

すごく期待して読みました。多分 ストーリーは犯人を探すことではなく、別の目的があったんでょうが、それが、私にはいまいちつたわってこなかった。でも一気に読める これは確かです。
R.P.G. (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:R.P.G. (集英社文庫)より
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