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R.P.G.
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R.P.G.の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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普通に面白いがそれだけ。そして、終盤お母さん=三田佳恵=A子というのがどうもしっくりこない、読者もだますつもりということで、通常であれば著者の筆の力といえると気がするが、そうではないように感じた。 登場人物は過去2作からの再登板ということもあり、ちょっとこの辺を初見の人にも丁寧に説明してあればなと思うところも。 | ||||
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まず申し上げておきますと、私としては可もなく不可もなく、普通に楽しく読めました。 ところが、この作品を本嫌いの息子(唯一東野圭吾だけは読む)に押し付けてみたところ、読了後、何かあんまおもしろくなかった、と。同じく日本語のいまいちな中一の娘(こちらも一部の東野圭吾は楽しく読めるらしい)に読ませててみたところ、これまた途中で挫折。 面白く感じたのは私だけかとAmazonで評価を見てみると、もう罵詈雑言に近い評価もちらほら。。。 そこでここでは、いまいち低評価が多めな理由について考えてみたいと思います。 本作は宮部氏の代表作の一つでもある「模倣犯」「クロスファイア」のキャラクタを登場させています。どうやらうちの子たちにはこのあたりに原因がありそうだと思いました。 まず、上記で挙げた作品の登場人物についての説明や描写が少ない状態で物語を展開していったように私は感じました。ここが性急で、読者は追いつけないのではないでしょうか。え?誰この人、みたいな。 今回の主人公の武上刑事についてはデスク担当という、一般に馴染みのない裏方であったためかきちんと描写がされています。しかし、その所属の長との年齢関係、隣の係のデスクとの関係、またほかの刑事との関係(階層や年齢)については確かにいまいち分かりづらいと感じました。 加えて、上記の説明不足に次いで感じたのは、登場人物が結構多いということです。刑事だけでも、武上、石津、渕上、鳥居、葛西、佐橋、中本、神谷、秋津、徳永、下島、立川、とぱらぱら数えただけでも12人。更に事件の関係者である疑似家族の「父さん」「母さん」「ミノル」「カズミ」そして実際の家族関係者と容疑者。 個人的にはやはり刑事が多すぎて混乱させる部分があるのかなあと振り返って思いました。 ・・・ あらためて申し上げますが、個人的には楽しめたのです。可もなく不可もなく。きっと「模倣犯」「クロスファイア」を読んでいればより楽しく読めたのだと思います。逆にこれらを読んでいるかたはスピンオフ的に楽しめるのだと思います。 | ||||
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前半は単調に話が進行するように感じられ、なんだかつまらない印象があり我慢して読み進めていました。 「ネット家族」の登場からラストまでの流れが良い意味で裏切られたと同時に、作中の言葉を使うなら、悪趣味なことをするなぁと感じ犯人に同情すら覚えた。 | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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この作者の作品を読むのははじめて。 他にたくさん有名な作品はあるものの、まずは手軽に読めそうな物ということで本作を手にとった。 感想は、推理小説としての意外性があまりない。 刑事も犯人もあまりに地味すぎて盛り上がりに欠ける、だ。 メールの文章を文中に入れることや、一風変わったネットの家族というエッセンスを入れてはいるものの それもさして目を引かない。 他のレビューを見ても、はじめての宮部作品としては失敗だったのだろう。 別の宮部作品を読んでみようと思う。 | ||||
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違う視点からの感想を書きますと、 RPG(ロールプレイングゲーム)を作者はプレイした事があるのか?? まず、RPGが大好きな人が、タイトルに惹かれて読むと、間違いなく「うは!ちょwwwまてやwww」ってなります。そしてRPGの価値観を取り違えてる作品です!確かに直訳すると、(役割を演じるゲーム)なのですが、RPGの面白味は、役割を演じる部分では無いのです。 これは基本的には、恋愛アドベンチャーゲーム(ヤリコミなし、ライトユーザー用)って感じです。もしもこんなRPGがあるとしても、クソゲーといわれマッタク売れないRPGであることは、間違いないでしょう! 基本的に、活字=文学的 ゲーム=子供、低級 という、価値観を持っている作者の書いた、RPGを冒涜的作品です! 数字的にも、代表的RPG ドラゴンクエスト8(300万枚以上販売、定価9000円)という 利益、販売数、ゲーム平均プレイ時間80時間を、書物にするのは不可能なわけです。 基本的に、早く読めば半日で、始めから終わりまで読めてしまう作品に、RPGという名前を つけて欲しくないと、ゲーム大好きな僕は思います。RPGをなめるな | ||||
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どう「読むか」で、評価が大きく二分される作品だと思います。 いわゆる「推理小説」としてみたら、 先読みがあまりに簡単すぎる点で★1つか2つ。 逆に単純な読み物としてみたら、展開が淡々として起伏にとぼしいものの、 あの分量で無駄なく綺麗にまとまっているので★3つか4つといったところです。 余談ですが『クロスファイア』『模倣犯』を 読んでいると、少しニヤリとできるかもしれません。 | ||||
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なんとなく、犯人わかっちゃいましたが……でも、飽きずに読めました。 始めから最後までほぼすべて取調室の中、というのも逆におもしろかった。 余計な装飾がなく、すっきりと謎解きに専念できました。 犯人の意外性はそうでもないし、特にここがすごいっ! というわけでもなかったんですが、引き込まれた。 おもしろかったです。 | ||||
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殺されたのは、ネット上に誕生した仮想の家族の「お父さん」。お父さんの死は、仮想家族の「お母さん・息子・娘」と関係しているのか。ネット上の人間関係を描きつつ、演劇風な物語は進行する。物語自体が、1つのゲーム的になっている感じ。少しずつ断片を集めながら、最後の答えに向かっていく。ただ、結末に至ることが答えを見つけることでなく、結末は始まりなのでしょうか。刑事の口にする詩の断片が、美しくも悲しいです。ネット上の関係と、現実という問題。これから来る時代でこそ、問われていく問題のように思われます。大変に先駆的だったのでしょう。むしろ、本当に問題になるのはまだまだ先の時代なのかも知れません。 | ||||
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奇妙な事件が発生。捜査をしながら色んな糸をたぐってると、とんでもない事実が判明…。しかし、作品タイトルで半分ネタバレされていて、いつになったらタイトルと関係する展開になるんだろう、と思いながら読んでしまったため、ストーリーとしての展開が足りなく感じてしまいました。ページ数も少ないし、宮部みゆきが途中でどういうメッセージを伝えたいかわからなくなったのでは…という印象も受けてしまいました。もうちょっとネット社会の弊害や怖さについて触れてもらいたかった。それはさておき、推理ものとしては最新のネット事情を取り入れていて、斬新で面白かったです。 | ||||
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ヌルい!!!折角良いテーマなのになんでこんな「ただの警察小説」にしてしまったの。某人物の話す言葉、しぐさですぐ犯人が分かるのよ(笑)ラストのオチにしても日本の警察のタチの悪いのは諸外国に有名なので「そうだったのか。ふ~ん」程度の感想しか浮かばない。そもそもこの「家族とは一体なんなのか」「生まれたからずっと縛られ続けるべきものであるのか」「本当に守るべきものなのか」「拠り所じゃなくなった家族とは一体なんなのか」という答えの出ない問いを「警察小説」でやってしまうのはそもそも「絶対に」無理がある。感情移入できません警察に。推理小説でも無理でしょう。それこそ著者の人間性「そのもの」が真正面から問われるからです。「売る為」の小説の売れっ子にこのテーマは書けません絶対に。だから全てにおいて中途半端。もっと人を、人間を観る。もっと掘り下げて書く。警察云々は一切無し。殺し云々も一切無し。「真正面から」問いを投げかけそして「私はこう思う」と書くのがテーマに対する最大限の敬意だ。これにはそれは感じられない。テーマの上っ面だけ「ちょこっと」触れただけ。この程度の内容でタイトルに「RPG」と名づけるに値しない。タイトルセンスに引かれて買ったのに。ちょっと残念です。☆三つ | ||||
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「ネット上の擬似家族」ってなんだろうと不思議だったのですが 「ネットで知り合った同士で家族ごっこをして遊んでいた」という事でした。 推理小説なので詳しくかけないのですが、 飽きずに最後まで面白く読みました。 しかも最後まで犯人解りませんでした。 (途中で違う人を犯人だと思っていた。) 私の場合、 著者の本の読後感はいつも「面白い少女マンガを読んだみたい」なのですが この本は特にそれが強かったです。 | ||||
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ひょっとしたら本書は解説で清水義範氏が言っているアガサ・クリスティを意識して、作品全体が宮部みゆきにとっての「ロール・プレイング」であったのか!、な?、と思いました。ネットを題材として、いかにも現代風な味つけっぽくしてありますが、中身は確かに何か懐かしさをも覚えるテクニックを感じます。最後の“詩”が全体の雰囲気を悲しく包み込みます。 | ||||
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単行本にするには短すぎるが、短編として文庫にするには長すぎる。そんな帯に長し、たすきに短し、という理由で書き下ろし文庫にされたのが本作。どんでん返しはあると知っていたから、犯人がわかったときは、あら、オレもそう思ったよ、まだページ数はあるな・・・。と意外な自分の推理力に酔ってしまったが、くそう。終盤にでかいのがあったよ、どんでん返し。これはわからん。予想外の展開、間違いなし。小説書く人も参考になるのではないでしょーか。さて、本の紹介ってこんなもんだろ、と他のネットの「R.P.G」評を見ると・・・。「残念ながら途中ですべてわかってしまった。 あれがわからなければかなりおもしろかっただろう。 純粋だったころに戻りたい」ふん、どうせ、オレは尡?説読みなれてないさ。見事にびっくりしちゃったよ。あー純粋で得したぜい! | ||||
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人が生きていくとは、わりふられた役割に見合ったように演技し続けていくことでもある。殺害された男は、サイバースペースで理解ある父親を演じていた。本来の役割から逃げ出し、ネット上に自分の居場所を作ったということだ。本書は、自分の描いた家族の虚像を追いかけ、本物の家族を裏切った男の末路がひとかけらの憐憫もなく描いている。(その潔癖さは、親を見る少女のものだ。)他方、本書には、捜査のシナリオを描きながら心筋梗塞で倒れた「ナカさん」の代役として、最前線の捜査官を演じ切った男も描かれている。この二人の男の対照が本書の醍醐味の一つだろう。与えられた役割を唯々諾々とこなすのが人生ではないが、与えられた役割を誠実に受け止められなければ人生は浅いものになってしまう。この二人の男の違いについて言えば、ネット上で優しいお父さんを演じた男は自分が作りあげた虚像に酔っていただろうが、刑事を演じた武上の思いは、まだ入院中の「ナカさん」に向けられていたということだろうか。本書は、真犯人から目をそらせる努力が少々空回りしていている。しかし、殺された男の娘にしても、ネット上の擬似家族のメンバーにしても一筋縄ではいかないところが宮部作品らしくていい。読後感としては、かじりつきやすいエンタテイメントであるが、(よい意味で)小骨が喉に残るような感じがある。誰しも、自分の「R」と「P」を顧みる気になるだろう。 | ||||
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ネット上で「擬似家族」を演じていた「お父さん」が現実世界で殺害された、さて犯人とその動機は? という内容の話なのだが、読んでいて怖いと思ったのは、ネット上の匿名性が吉にも出るし凶にも出ること。生い立ちや現在の生業など、ネット上では幾らでも嘘をつけるし、また反対に知らない人だからこそ素直に真実を語れることもある。「友だち」が現実社会では作れず、ネットやケータイのメル友ばかりが増えているという人。一読して損はないんじゃないかなぁ。 | ||||
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この作品は、今尚ロングセラーを誇る「模倣犯」の話題が一時低迷した時に初の文庫本書下ろしとして売り出されました。ここの書評を読んでいると宮部ファンの多いこと、その大多数が常に新刊に「かなり」の期待をかけていることが伺えます。私もその一人ですが、多々ある不評の中でも私は素直に読むことが出来ました。 ネットに対する知識不足、人物設定の簡素さはこの作品の云わんとすることを消すほどではないと思います。この作品で宮部さんが伝えたかったことは十二分に読者の胸に突き刺さったように思いました。 人の目を見て自分を語ること、友達に悩みを打ち明けることさえ困難に思う子供が増えてる今の時代に、何が大事かを問うてる作品としては考えることの多い作品だったと思います。宮部作品としてあるまじきミスを犯し、作品に対する意気込みを否定される方も居る中で、私はあえて言いたいです。さらっと読んで考えるべきポイントを考え直そうよ。と。 これから読む方々には「今の日本のあり方」や「自分の心」と向かい合う、そしてまっすぐに人と接する気持ちを改めて考えていただきたい。 | ||||
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宮部作品としては平均点。 それよりも気になったのは、文中の一文。「刑事が容疑者に○を××××ことは、別段珍しくも何ともない。」(本文より、一部伏字)のけぞりました。そうなの?警察ってそういうことあり?将来何かの間違いで犯罪を犯して警察の取調べを受ける可能性のある全ての人(私を含む)にお勧めできます(笑)。 | ||||
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舞台設定が狭く、もう少し外に出て欲しかったです。一気に読める本ではありました。 | ||||
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今回の文庫書き下ろしというのは、文庫ファン(金銭的に余裕のない人)には実に嬉しい。なんせ、単行本を横目に羨ましい思いをしながら通り過ぎる必要がないのだから。だが、文庫書き下ろしだからと言って、一切の手抜きがないのが流石と言ったところ。現実では有り得そうもない話なのに、うん、でも、広い世間のどこかでは起きている話なのかも、と思わせる。というより、まだ起きていないだけで、近い将来起こりうる話なのかもしれない。宮部氏には、現代人が抱えるであろう問題の1歩先が見えているように思う。ただ、ミステリー的には、ちょっと説得力が足りないような。。。犯人の屈折した感情がどうも殺人と結びつかなかったように感じられたが。 | ||||
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