■スポンサードリンク


古書贋作師



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
古書贋作師 (創元推理文庫)

古書贋作師の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

心理的サスペンス

ブラッドフォード・モローの長編に初めて接しましたが、名前が出てくる主要登場人物が
非常に少なく、手がかりもあまり文中で与えられないので先が読めないストーリーで
途中で止めると放り出しそうな気がしたため、一気に読了しました。
ストーリーは、静かにひっそりと進行するのですが、後半20ページで一気に解決のような
展開を見せます。しかし、そのあとに語られる今までのストーリーの謎解きは自分の中でも
そう推理していたような、いなかったようなあやふやな感触を受けます。
読者の自分も誰の言葉は本当なのか自信が持てなくなります。
最後の数ページまで作者にまんまとやられていました。

じわじわと読者の気持ちを圧迫しつつ一気に読ませるストーリーテリング、随所に挿入される
ペダンティックな稀覯本に関する話、ビブリオフィル(愛書家)の方は楽しく読める一冊だと
思います。
古書贋作師 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:古書贋作師 (創元推理文庫)より
4488184057

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!