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リボルバー・リリー



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【この小説が収録されている参考書籍】
リボルバー・リリー

リボルバー・リリーの評価: 3.91/5点 レビュー 58件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全58件 41~58 3/3ページ
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No.18:
(4pt)

ヒーローの造形がなるほどど思わせる!

背景をやや描きすぎだが、アクションシーンはノンストップで面白い。
リボルバー・リリーAmazon書評・レビュー:リボルバー・リリーより
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No.17:
(2pt)

初歩的なミスが多すぎる・・・

面白いは面白いが、初歩的なミスが多すぎるので素直に没入できない。

幾つか例を挙げると、
① 38式歩兵小銃の狙撃銃バージョンは昭和12年まで実現していない(97式狙撃銃)のだから、大正年間の物語に登場させるのは有り得ない。
② 「特務少尉」を特務機関に勤務する少尉のことだと思っているようだが、そもそも特務●●という階級呼称は海軍固有のもので陸軍にはない。また「特務●●」というのは下士官上がりの士官のことで、特務機関とは関係ない。
③ 「下士官」というのは、士官の下、兵卒の上に位置する階級区分で、「下級士官」の略称ではない。
④ 日清戦争当時帝国陸軍に軍用トラックが存在したと思っているようだが、欧米諸国でも軍用トラックが実戦に投入されたのは第1次世界大戦からで(主力はまだ馬車だが)、そもそも日本に最所に自動車が輸入されたのは日清戦争後の1898年(明治31年)。

数え上げるとキリがないが、こういう初歩的なミスが折角の物語の興趣を殺いでしまう。
作者に知識が不足しているなら、編集者がカバーすべきだろ・・・
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No.16:
(5pt)

圧巻の迫力

映像化は難しいだろう。

逆に下手な映像化は、作品のイメージを損なう。

漫画でもこの躍動感が伝えにくいのではないか?!

関東大震災をきっかけに発覚した事件。

関東近郊や都心で大掛かりなアクションドラマが・・!!

読んで損はないと言い切れる作品。是非、新刊で購入して下さい。
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No.15:
(2pt)

大義なき暴力行為にうんざり

逃げ回り、銃を撃ちまくるそれがこの物語の大半であきあきした。
残虐行為に正義も大義もないので主人公に嫌悪感すら覚えた。
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No.14:
(5pt)

実にもう、迷惑なほど、面白い

大藪春彦氏は、嫌いな作家でした。現代日本ではあまりにも非現実的な銃撃戦を、エロスとブランド名でごまかして描くというのが、彼に対する認識でした。私においては、西村寿行より少しましという位置づけでした。
 ところが、大藪春彦賞受賞作品には、たまさか驚嘆すべき作品が混じる。この作品もまさにそう。
 新聞で著者インタビューを読み、大藪氏に捧げる敬意を半ばバカにしつつ購入してみたところ、完全に返り討ちに遭ってしまいました。
 これはすごい。
 仕事の合間にちょこちょこ読むつもりが、読書の合間にちょこちょこ仕事をする羽目に陥りました。忙しいのに、はなはだ迷惑です。
 悪いことは言いません。読んでご覧なさい。大藪春彦氏は、死して本領を発揮したと言えましょう。虎は皮を残し、藪は賞を残す。合掌。
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No.13:
(5pt)

美しき女戦士の、戦前の日本を舞台にした壮絶で壮大なハードボイルドアクション!

1923年、関東大震災で被災中の東京。冒頭の無法の地獄のような状況から、もう引き込まれました。久々に読み切るまで夜更かし。

寡聞にして、私は、戦前が舞台の冒険小説で、これほど包括的に詳しく日本全体の状況をとらえたものを知りません。
この時代ならではの、国際的日本人暗殺者の戦いは、陸軍海軍内務省、利権を狙い合う諸外国にまで関わる巨大な謀略の中心で繰り広げられます。

凄まじいディテールのおかげで、「ドイツ人ハーフの日本軍将校」「少年にしか見えない特務将校の暗殺者」とマンガっぽいキャラクターも説得力あって浮きません。

最後の東京での市街戦が長く大げさに都合良く感じたのと、あれに実の母を殺すまでする理由があったか?とか任務でも国益でもない職業も悪い一番の野心家の脇役の悪人1人だけに総勝ちされるのは
気分がよろしくないとか、最後の討手は誰の差し金だろうとか不満点もありますが、
中だるみ失速もなく、非常に完成度が高い傑作長編です。

冒険小説ハードボイルド読み慣れない人でも「精霊の守人」「ゴールデンカムイ」「サクラ大戦」「帝都物語」など強いヒロイン、戦前の日本、大正時代、に興味ある人にもすごくおススメですよ。

改めて、すごい時代だったんだな・・。

ちなみに主人公の百合が生活している私娼街・玉の井(現在の向島)は、この時代より後の永井荷風「墨東奇譚」の舞台ですが、
文士インテリに好まれるきっかけは今作の事件だった、と遊んでます。
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No.12:
(5pt)

超絶に面白かった

関東大震災頃を背景にしたハードボイルド。ネタバレしそうなので深くは書かないけど、2016年に読んだ本ではトップクラスの面白さ。
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No.11:
(4pt)

撃って撃って撃ちまくる

撃って撃って撃ちまくる。逃げて逃げて逃げまくる。主人公の女性がとてつもなく強く、手に汗に握る逃亡サスペンス。時代背景が大正時代の関東大震災であり、2016年に出版された作品とは思えない小説。続編を期待してます!
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No.10:
(4pt)

面白かったが

日露戦争などの歴史背景は忠実に再現されているし、ストーリーも面白いです。キャラ設定が今一なのと、アクションシーンが長舌過ぎて、何してるのか分からなくなります。でも、500P近くの大作を、飽きずに読み切れたのは、作者の熱意が伝わってきたからなんだと思います。
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No.9:
(4pt)

映像化希望

終章は続編の序章か。とすれば7年後、開戦前夜あたり。ディテールを描き込むほどにリアリティから遠ざかり、フィクションとして没入しました。

守り人シリーズのバルサとチャグムを思い起こさせるコンビが、近代史にどう関わったように描くのか、今後に期待。
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No.8:
(5pt)

このスピード感は快感‼️

リリーの放つ弾丸のように加速していくスピード感に乗って一気に読めてしまいます。背景にある旧陸軍の体制、体質、最後は霞ヶ関が戦場になる辺り、武器を使わない以外は今と同じかなって思いました。
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No.7:
(3pt)

装填数7発

リボルバーは特に装填数が限られているので、それが逆に魅力なのですが、
7発撃ちます。これから読み始めますが、少し心配です。
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No.6:
(3pt)

実に惜しい

作者の熱は伝わるものの、傑作だった赤刃と比べるとやや冗長。一番の欠点は、主人公が犯罪者人殺しと言われる割には甘く、迫力を感じなかったこと。また、冗長が故に、似たような場面や、情景描写も多く、途中間延びした感を否めない。
ただ、その着想、熱は、作品を単に書き下ろして義理を果たして終了といったような他の作家とは一線を画しており、次作も必ず読むだろう。その意味で、期待を込めて星3つとしたい。
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No.5:
(5pt)

ヒロイニック・ハードアクション小説の金字塔

私は暗殺者グレイマンシリーズなどの冒険アクション物小説のファンですが、あまり期待せずにどれどれと読み始めたら、これがとんでもなく面白かったです。
緻密なデイティールで臨場感たっぷりに描かれる、映像作品のようにスピーディーなハードアクションが、読んでいてグイグイ引き込まれました。まさに一気読み。こういう動的な作品が読みたかった。

アクション小説なので、人物感情描写はくどくならない程度に、それでも鋭く、深く、端的に描かれているのが、息を呑むハードな戦闘シーンと上手くバランスがとれていました。
またその中に落とし込んだ静的な部分で、ヒロインの小粋さと一抹の儚い和洋美の描写は品良く心に残り、少年との絶妙なやりとりの言葉に微笑ましく和む感じが良かったです。

今の映像作品が溢れている時代に、新しい活字表現で観せる冒険アクション小説として、和製作品ではひとつの指標となるような見事な完成度の高さでした。
女性主人公に抵抗がなければ、アクションファンはこれを読まないともったいない。この緻密さとスピード感で、悲哀臨場感あるリアルな戦闘描写を美しく切なく描かれるのが個人的にツボでした。孤高のヒロイニック・アクション!ぜひ続編をお願いしたい。できればシリーズ化してほしいです。
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No.4:
(5pt)

期待以上

圧倒的なリーダビリティで、最後まで一気読みでした。他の方のレビューにもありましたが、時折他の作家の方の匂いがする箇所はあったものの、全く気にならず、醸し出す世界観に引き込まれました。簡単に言ってしまえば、逃げる・追う・闘うだけのストーリーですが、徐々に描かれる登場人物の背景が絶妙な縦軸となっています。ラストシーンは、稀に見る格好の良さでした。
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No.3:
(4pt)

久々のアクション大作!

時代背景が大正から昭和前期というのが、なかなかいい。時代考証もしっかりしている。本作でまだ2作品目らしいが、力量のある作家が登場したものだ。久々のアクション大作!まだ文章や構成に荒削りの所はあるが、今後の活躍が十分期待出来る。
次回作が楽しみ。
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No.2:
(3pt)

大作だが残念

500ページに迫る大作。
時代背景や当時の風俗描写、武器のディテール等、全体的に素晴らしい作品ですが、逆にテンコ盛り過ぎて、焦点が絞れない感じがしますね。
あと、パーツパーツに色々な作家の作風が混ざったような既視感がある。
一番残念なのは、登場人物の描写が軽くて感情移入し難いので、大作であるが読後感が余り残らない、チョット噛みごたえに欠けた平板な感じがします。
今後に期待かな。
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No.1:
(5pt)

アクションに包まれた珠玉の少年成長譚

デビュー作『赤刃』が新人離れした破格の面白さだったので、
第二作を楽しみにしていた。ところが出ない出ない。
作者闘病中ということで仕方なかったのかもしれないが、
「次作の主人公は大正時代にリボルバーを撃ちまくるヒロイン」
という予告を見てから、もう4年過ぎている。
だが、忘れず待ってて本当によかった。『赤刃』のアクションの痛快さ、
読みやすさを、そのまま残しながら、リアリティと驚きに溢れた
ストーリーで500ページに迫る長さを一気読みさせてくれる。
申し訳ないが、同じ出版社から出た一見似たような印象の、
月村了衛「コルトM1851残月」の三倍は面白い。
「リボルバー・リリー」には、戦わなければ、逃げなければならないと、
読む物に強く訴えかけてくる物語がある。
心のどこかにある「絵空事」という思いを、
読んでる間、完全に忘れさせてくれるだけの魅力がある。
大藪春彦賞選者の方々、「コルトM1851残月」に賞をあげたんなら、
この「リボルバー・リリー」も最低限、候補に選んでくれよ。
「同じ出版社の似たような作品に賞をあげちゃったし」なんて、
内々の寒い事情で、「リボルバー・リリー」を無視しないでくれよ。
こんな魅力的な作家を埋もれさせないでくれよ。
日本のアクション、ハードボイルド系小説の未来は、
長浦京に託されていると本気で思う。
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