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リボルバー・リリー



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【この小説が収録されている参考書籍】
リボルバー・リリー

リボルバー・リリーの評価: 3.91/5点 レビュー 58件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(3pt)

力作だが、不満も多々ある。

良く調べてあって、力作なのは間違いない。ただ最初から最後までよく言えば丁寧というか悪く言うと一本調子でメリハリがないので冗長な気がした。この内容で600ページは長いわ。その他不満点をあげると、百合が超人的すぎるという先行レビューもあるが、こどもの時から特殊な訓練を受けてきた接近戦のエキスパートにしてはただの軍人の津山に苦戦しすぎでしょ。また百合が主な敵(津山、南、小沢、義統)は誰一人自分で倒してないのもどうかと思うな。同じような訓練を受けてきた南とは白黒つけてほしかった。あと作者は義統に対して好意的な感じがするのも嫌な感じだ。ゴッドファーザーのマイケル・コルレオーネみたいなイメージを描いているのか。しかしわたしにはつまらないエゴイスティックな小悪党にしか見えなかった。スカしてるのも気持ち悪いし。
リボルバー・リリーAmazon書評・レビュー:リボルバー・リリーより
406220035X
No.11:
(3pt)

良い映画だと思うのですが

雰囲気もストーリーも時代背景に合わせたセット、衣装も、俳優さんたちのアクションもすごかったしとても良い映画だと思うのですが、手に汗握らなかった。ハラハラしなかった。淡々と観てしまった。何故だろ。
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No.10:
(3pt)

テンポはいい

エンタテイメントろして秀作だとは思います。
不満があるとすれば、時代の空気感が希薄なところでしょうか。
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No.9:
(3pt)

映画よりもグロかった

映画もかなりすごいシーンの連続だったが原作はもっとすごかった!
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No.8:
(3pt)

主人公が超人すぎ・・・逃亡劇もやや長すぎました

この夏、公開される映画「リボルバー・リリー」の原作。
主人公・小曽根百合は映画では綾瀬はるかさんが演じるんですね。
小説はとにかく、ほぼ全編がアクションで、迫力あるカーチェイスシーンも出てきます。まさにアクション映画を文字で読んでいるかのよう。「007」「ボーン」シリーズや「ミッション・インポッシブル」が文字化されたような小説です。なので映画化が検討されるのは当然なのですが、どう考えても大変な予算がかかりそうで、ハリウッドならともかく、日本での映画化は果たしてどうなるのか、非常に興味深いです。
さて、中身は・・・ほとんどの部分が逃亡劇。百合と少年・細見慎太を陸軍とヤクザがひたすら追いかける、その壮絶な追いかけっこが延々と続きます。
同じようなシーンが繰り返されるので、正直飽きてきます。頭はそれほど使わなくてもいいので途中からは惰性で読んでいる感じでした。もう少し中盤が短ければ良かったような気がします。
あとは百合があまりにも超人過ぎて、これだけの人数で囲まれて脱出できるのかというところでも逃げ切ってしまう、そういう場面が連続すると、リアリティという点でやや疑問も感じました。
この作者の作品は最近の「アンダードッグス」「プリンシパル」を読んで、これが3冊目だったのですが、やはり「リボルバー・リリー」はまだ粗削りで勢いで書いている、一方で最近の2作は構成やギリギリのリアリティというところで、かなり洗練されてきているように思いました。
関東大震災後とか第二次大戦後、中国返還前の香港など興味深い時代・地域設定を繰り出してくる長浦京さん、今後の作品にさらに期待したいです。
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No.7:
(3pt)

関東大震災後の東京案内

この本は小説の皮を被った関東大震災後の東京案内だ。話としては基本追っ手を倒しつつ東京(最初の方は群馬・埼玉だけど)をひたすら逃げまくるというもの。ほんとにずっと逃げてるだけなので、飽きてくる。
舞台となる東京については、この通りを曲がるとこれがあって、その先を行くとどこそこに着くといった説明が随所にあり、ある程度東京の地理を知っていると何となくイメージは沸くが、そうでない人は置いてけぼりになるので注意されたい。また、そうした昔の東京ならではの事情が話の筋に大きく絡むわけではなく、基本的には単に情景描写をされるだけなのが残念。もう少し当時ならではの事情を話に絡ませても良かったのでは?
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No.6:
(3pt)

今後の作者に期待します。

時代を関東大震災のあたりに設定して当時の風俗を丁寧に描写しながら語られる物語には興味をひかれました。ただ、細かな点でどうしても心にひっかかるものがあって不満も残りました。
追っ手を足止めするために釘や石鹸を使って罠を仕掛けるシーンがあります。でも、ふつう釘はただ撒いても倒れてしまうので足に刺さることはありません。また、石鹸を刻んで撒いても都合よく敵がそれを踏むとは限りません。仮に踏んでも滑って転ぶとも限りません。そして建物に侵入するシーンでは、静かにガラスを割ったとありますが、どうすれば音を抑えて割ることができるのか説明がないのです。この他にも「どうやるのだろう」と気になってしまう場面が多々あって集中できませんでした。
次に人物描写についてです。主人公の百合は幣原機関で養成されたテロリストで、他人の死に躊躇せず、自分の死には恐怖を覚えないという特異な人物です。そうした人物が、あるきっかけによって情をもつ人柄に変化します。そのエピソードは八章の「硝煙の百合」で語られます。ところが、それを具体的に場面を描いて読者に提示するのではなく、百合の過去を知る人物の単なる報告によって紹介されるだけです。そのため臨場感が少しもなく、読み手の心に訴えるものがありません。
最後に文体についてです。この作品はたいへん描写が丁寧で好感がもてます。ところが、日常の場面だけでなく戦闘の場面でも同じように丁寧に描いています。そのためスピード感が失われ、緊迫感が感じられないのです。ハードボイルドの作品としては致命的ではないかと思います。
批判的なレビューになっていますが、それでも背景をきちんと調べた上で丁寧に書き上げようとする作者の姿勢には好感をもっています。長浦京さんの経歴を見ると、作家としてのデビューは遅く、まだ作品数も少ないようです。これから書きつづけるうちに、どんどん質の良い作品が生まれるのではないかという予感がします。
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No.5:
(3pt)

重厚なエンターテイメント小説

エンターテイメント小説。アクション映画みてるような感覚になった
どこに行っても追手に見つかり、炎の市街戦をきりぬける。
映画の脚本を小説にしたのかなというようなストーリー展開だった。その割に重厚な描写と筆力は素晴らしい。ストーリーさえ、もう少し練られ、文章の無駄をなくせば、より良い作品になったと思う
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No.4:
(3pt)

「まっとうな文学っぽい本格臭」がぷんぷんする堅さ

松岡圭祐さんの『高校事変』の後に続けて本作を読んだのですが、同種の「期待してたのとちょっと違う」な読後感でした。
長浦さんの本は、本作といい『マーダーズ』といい、あらすじを見るともの凄く面白そうなんですよね。
月村了衛さんの本のような、シンプルな無双感&爽快感。
あるいは深町秋生さんの本のような、ハードなんだけどエンタテイメントなノワール感。
そういう面白さが堪能できそうだなと、期待せずにはいられない。

ですが、そんな作風を期待して読むと・・・予想外の「えらい本格的というか正統派というか。エンタテイメント小説というよりは文学?」な文章にびっくりします。

間違いなく面白いんですよ。小説としての完成度はもの凄く高いんだろうなと思うし、本作が何かメジャーな賞を獲っても普通に納得です。
でも堅い。
主人公は魅力的、脇のキャラも魅力的、戦闘シーンも迫力あり、先が気になる展開、そしてバタバタと死ぬ主要キャラ&かなり絶望的なラスト(まるで全盛期の馳星周さんの本のよう)。
でも堅い。
読んでいてちょっと疲れます。
ただでさえ、ページ数も多いし。

この「まっとうな文学っぽい本格臭」がぷんぷんする堅さに、むしろ魅力を感じる人も多いでしょう。
ですが、個人的にはそこがマイナス要素でした。

というわけで、星三つとさせていただきます。
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No.3:
(3pt)

装填数7発

リボルバーは特に装填数が限られているので、それが逆に魅力なのですが、
7発撃ちます。これから読み始めますが、少し心配です。
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No.2:
(3pt)

実に惜しい

作者の熱は伝わるものの、傑作だった赤刃と比べるとやや冗長。一番の欠点は、主人公が犯罪者人殺しと言われる割には甘く、迫力を感じなかったこと。また、冗長が故に、似たような場面や、情景描写も多く、途中間延びした感を否めない。
ただ、その着想、熱は、作品を単に書き下ろして義理を果たして終了といったような他の作家とは一線を画しており、次作も必ず読むだろう。その意味で、期待を込めて星3つとしたい。
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No.1:
(3pt)

大作だが残念

500ページに迫る大作。
時代背景や当時の風俗描写、武器のディテール等、全体的に素晴らしい作品ですが、逆にテンコ盛り過ぎて、焦点が絞れない感じがしますね。
あと、パーツパーツに色々な作家の作風が混ざったような既視感がある。
一番残念なのは、登場人物の描写が軽くて感情移入し難いので、大作であるが読後感が余り残らない、チョット噛みごたえに欠けた平板な感じがします。
今後に期待かな。
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