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人形家族 熱血刑事赤羽健吾の危機一髪



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【この小説が収録されている参考書籍】
人形家族 熱血刑事赤羽健吾の危機一髪 (幻冬舎文庫)

人形家族 熱血刑事赤羽健吾の危機一髪の評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

一気読みさせるスピード感はあるが全体的にとにかく薄い

シリーズ2作目、時系列としては前作「アヒルキラー」の後となりますが未読でも問題なく読めます。過去と現在の視点が交互になって進む構成は前作と同じ。そして本作もシリアルキラーが相手です。
朝昼晩三食のご馳走を振舞われ、食べ終わると殺される。そして死体の傍には数体のマネキンがまるで家族のように寄り添っている…。前作同様猟奇面を押し出した連続殺人事件で、テンポよく進むストーリーは中だるみとは無縁です。小説でありながら漫画を読んでいるような気分にさせられる軽快な文体、個性豊かな登場人物は好印象。
ただ犯人が「なぜそうするのか?」という部分は相変わらず薄い。猟奇的な殺害方法のアイディアだけ先行して設定を深く詰めきれてません。すごくラノベちっくです。あとこの作家の書く犯人像はだいたいいつも同じ感じなので何作か読んだ身としてはマンネリ感がすごい。お約束といえばお約束なんですが。
そして本作にはすごいと評されるキャラがたくさん出てきますがその肝心の「すごさ」の描写が弱いのも残念でした。犯人しかり八重樫育子しかり栞しかり伝説の刑事しかり…。言うほど天才的な推理も言動もしていないのに作中ですごいすごいと持ち上げられ、冷めるというか世界観のギャップを感じるというか。穴ぼこだらけの推理や分析をビシッと言われてもツッコミどころ満載なので苦笑いしか出てきません。もうちょっと専門的な肉付けと賢そうな登場人物が欲しかった。
ラストも「なぜそうなる?」という感じでいまいち納得できなかったので差し引き☆3。あと、ストーリーと直接関係ありませんが相変わらず料理の描写がすごく上手くて読んでいてお腹が減りました。
人形家族 熱血刑事赤羽健吾の危機一髪 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:人形家族 熱血刑事赤羽健吾の危機一髪 (幻冬舎文庫)より
4344424581

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