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白の恐怖
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【この小説が収録されている参考書籍】
白の恐怖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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久しぶりに、本当に久しぶりに読みましたが やっぱり大好きな作家さんてす。 一気に読みました。 | ||||
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文字が大きくて読み易い、話も面白い。当たりです | ||||
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いわゆる「吹雪の山荘」もの。莫大な遺産を残して死んだ高毛礼一。若く美しい未亡人には、子供がいない。未亡人は死んだ夫の遺志により、甥姪を捜し出して遺産を分配することを決める。こうして4人の甥姪が北軽井沢の屋敷に集合し、遺産相続の手続きをする。吹雪になり、閉じ込められた人々。刑事、医師、弁護士もいる中、殺人事件が発生する。一人死ねば、他の者の取り分が増えるシステム。犯人は4人の中にいると思われるが…途中から、犯人はこの人だろうというのは分かるが、推理した動機は違っていた。まさか、なりすましとは!真犯人の動機を知るともっともだと納得してしまう。トリックや、動機に無理がなく、きれいに騙された感。 | ||||
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鮎川哲也のミステリーの多くは、探偵が犯人が作った偽アリバイを崩すことに眼目がある。しかし、『白の恐怖』はアリバイ崩しが主題ではない点で珍しい。 とは言え、何が主題なのかは、ここに書くわけにはいかない。困ったなあ。ただよくできているプロットだと思う。 アラスカで財をなした億万長者の高茂礼一(こうもれいはじめ)という人が、老齢になって日本に帰ってくる。軽井沢に別荘を建てて、果樹栽培をしようと思っていたときに死ぬ。彼には3億円余の財産があり、遺言によると、そのうち2億5千万円を社会事業に寄付し、未亡人たか子に1千万円、家政婦の篠崎ベルタに3百万円、生きているはずの甥と姪に5人にそれぞれ1千万円を贈ることになっていた。その遺産相続の手続きを任された弁護士佐々は、探偵に甥と姪の所在の確認を依頼する。一人はすでに死んでいたが、探偵は生きている4人に連絡を取って、遺産相続の話を伝える。 かくして、4人が軽井沢の別荘に呼び集められることになる。彼らが別荘に行く前に軽井沢の旅館に集まることになっていたのだが、彼らが集まる前に、篠崎ベルタが弁護士佐々の助手丸茂に取り急ぎ知らせたいことがあると言って旅館にやってきて、二人は出かけた。二人が旅館に帰ってこないので、ほかの人たちは先に車で別荘に行く。彼らが別荘に着いたあとでも、丸茂と篠崎は連絡が取れない。やがて、大雪が降る中、別荘に刑事二人と軽井沢署の嘱託医原がやってきて、丸茂と篠崎が刺されて殺されたと告げる。 豪雪のために、弁護士佐々、未亡人たか子、4人の甥姪、および刑事二人と医師は別荘に閉じ込められる。その状況で、甥と姪が次々と殺されていく。 これ以上書けないな。ともあれ、私はアリバイ崩しにはあまり興味がない。『白の恐怖』のプロットの方が好きだ。 | ||||
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珍しいので期待しましたが、ボリュームが少なくちょっと失望しました。でも著者らしくいまて゛は 良かったと思います。 | ||||
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クローズドサークル、山荘ものが好きなミステリーマニアなら楽しめる作品です。 | ||||
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巨匠・鮎川哲也による密室ものミステリである。文庫になるのが初ということで帯紙にもでかでかとその旨書かれている。 鮎川というとアリバイ崩しものというイメージがあるなかでの密室ものということである。6か月あまり積読になっていたのをようやく読了。 ページを繰ってみるとちょっと活字が大きめ。解説などを読むと比較的短めの長編ということで、これまでにも全集などに収録されていたとの由。最近は字が大きい文庫が多いが、それにしても大きい気がする。 語り手はとある顧問弁護士である。富豪家の相続関係の処理で、当時の時代ゆえの行方不明となっている法定相続人を探すところから話は始まる。まぁそこは重点ではないことは読者も承知の上だ。12月のある日、時ならぬ吹雪模様の軽井沢の屋敷に集められる関係者の面々。「雪の山荘」ものということである。果たして事件は起き、たまたま居合わせた軽井沢署の警部と監察医が調査に乗り出すのだが・・・という展開。 読みながら、雪の山荘ものなのに警官と医者が一緒に閉じ込められている状況に不審を抱いたのだが、これは最後の最後にううーんとうならされたというわけである。そうきますか。いや参りました。 | ||||
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鮎川哲也の作品は、文章がわかりやすく、読んでいてわくわくします。トリックも納得がいき楽しいです。 | ||||
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鮎川哲也の作品は初めてでしたし、だいぶ前の作品なのですが、面白かったです。 閉鎖された環境での殺人事件なので、登場人物も限られていて、犯人の意外性もあまりないのですが、 無理のない話の展開で、小説として、うまく書かれていると思いました。 おすすめしたいです。 | ||||
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本格を貫いた数少ない作家である鮎川哲也の作品が読めてうれしい。 しかも星影龍三ものが読めるとは。 未読の方はぜひ! | ||||
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昨年刊行された『鮎川哲也探偵小説選 』(論創ミステリ叢書)で収録されるまで長らく幻の長編と言われてきた雪の山荘もの『白の恐怖』(去年の復刊で半世紀ぶり!)が安価な文庫本で読めるとあって購入しました。 初の文庫化であることにも驚きです。さすがに傑作群と比べて短めで『りら荘事件』のように複雑な謎解きもなく小粒な感じが否めない作品ではありますが、鮎川ファンはもとよりクラシカルな推理小説ファン(特にクローズドサークルもの好き)は満足できると思います。ファンは今の内の購入をおすすめします。 | ||||
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