■スポンサードリンク
霧越邸殺人事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
霧越邸殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 41~60 3/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューでも散見されるように、 この作品が幻想ミステリの面もあるという事で少々ガッカリされている方もいらっしゃいますが、 私はあくまで本書を本格ミステリとして読んだので、 この重厚な尺のボリュームで読め、正統派の本格物として 文章力、プロット、トリックと良くまとまっている本書は満点評価です。 (個人的には「館」シリーズは叙述トリック的な要素がどれもあるので、 こちらの方が正統派と思ってしまいますw) 例えば京極夏彦氏もボリュームがたっぷりあるミステリ作家として有名ですが、 あちらはその原因が薀蓄披露に多大な所が大きいのに対して、 この作品はあくまで本格ミステリとして余分が無いのに重厚な作品という所を評価出来ると思います。 「暗黒館の殺人」が長すぎると辟易した方もいると思いますが、 こちらは分冊にならないくらいの適度な重厚さですので、 もう少し気軽に手に取れるのではないでしょうか。 新本格派の先がけ、綾辻行人氏の代表作「霧越邸殺人事件」、おススメです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作り物めいている設定は、新本格と呼ばれる人たちの特長でしょうか? 本作もひねりすぎた事件の真相も含めて、かなり頭の中で作り上げられた感じがします。 しかし、本作が優れているのは、幻想味を強調することで、人工的な色合いに別な意味を持たせて、かえって小説の長所として取り込んでしまった点にあると思います。 類書に比べて、頭一つ抜け出ている感があります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつも読んでいて思うんですが、綾辻作品の登場人物たちはスマート過ぎます。 これでもかと言うくらい膨大なサブカル知識をネタに持ってくる所や、「ははん」「女史」に代表される様なリアリティーの無いセリフまわしにはウンザリさせられました。 また、どうで良い所にこだわっていたり(劇団員8名の名前のくだりはいらない気がする…)、目の前で殺人鬼の恐怖が迫っている状況とは程遠い登場人物たちの呑気な心理状態だったり(綾辻作品では毎度ですが…)、どうしても現実離れした描写が目立つ気がします。 「霧越邸シリーズ」を想定していたのかわかりませんが、的場という女医以外は『あんたらなんでいるの?』というくらい存在感が薄く、犯行の動機も内容も幼稚な印象を受けました。 清潔感のある作品だとは思いますが、お決まりのどんでん返しも想像の範囲内でした(綾辻流の二転三転は容易に予想できました…) 個人的には最後の登場人物は「はっ?」って感じですし、そもそも本格ミステリーどころか超常現象が乱発されていて、もはやSFだし…。 久しぶりに長編読んで損しました。 ただ最後の対決で、名望が槍中を嘲るシーンは胸がスカっとしました。 …まぁ、そんな所ですかね…。 霧越邸といった大仕掛けを利用出来ていない残念な作品という印象を受けました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作までの著者の作品は、かなり本格度が高かった。だから、「新潮ミステリー倶楽部」で本書が刊行されたときも、それを期待して読んだ。ラストまでは本格テイスト濃厚で進んだのだが、本作はラストで幻想小説になってしまった。そのことにびっくりしたし、実に残念だった。 社会派全盛のミステリ界で、島田荘司と笠井潔が孤独な闘いをしていたとき、颯爽と現れた本格ミステリの騎手が著者だった。ミステリは遊びだ。遊びごころの詰まったものが本格ミステリだ。それを実作で表した格好良さに、しびれたものだった。その後の「館シリーズ」も、紆余曲折はあれど、本格度は高いものだった。だから、本作のラストにはがっかりした。 今から思えば、これは著者の本来の持ち味なんだと理解できる。「囁きシリーズ」や「暗黒館〜」など、ミステリの上着は着ているが、本質は幻想小説であり、こういう作品のほうが著者の筆は実にいきいきとしている。しかし、私は、期待を裏切られたという気持ちがある分、本作に対する評価は低い。あえて幻想小説にしなくても、十分本格ミステリとして完成度の高い作品になったのではないか。 未読のひとには、一言注意しておきたい。割り切れる解決を期待するなら、読まないこと。あえてそれでも、というなら、本格ミステリという期待をしないことである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書「霧越邸殺人事件」は綾辻行人さんの代表作であり、最高傑作の1つであると言われています。 著者曰く、「"本格ミステリ"への想いをすべて封じ込めた作品」だそうです。 本作は「吹雪の山荘を偶然訪れた小劇団の一行が連続殺人に巻き込まれて・・・」といった内容です。 殺人事件に関しては綾辻さんにしてはおとなし目です。騙されるけど、言われてみれば普通だなと。 そして、殺人事件とは別に奇妙な現象も起きていきます。 こちらの謎は明かされないまま終わります。そのおかげか読み終わった後の余韻が尋常じゃないです。 舞台となる霧越邸、そして登場人物も魅力的です。 ただ、作中頻繁に出てくる様々な薀蓄は読んでて正直疲れます。 著者曰く、「人物が書けてない。」そうですが、確かに登場人物達は他の作品ではしないようなことをしていながら、やりそうなことはやってませんし。他の方のレビューで「緊張感が無い」と書いてますがそれもそういうことでしょうね。 一言で言ってしまえば、「ミステリとしては佳作、読み物としては名作」ですかね。 最後に、 綾辻行人の最高傑作の看板に偽りなしでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
【あらすじ】 猛吹雪に遭遇した劇団「暗色天幕」。彼らは吹雪をしのぐ為に、不思議な館「霧越低」で吹雪が空くのを待つのだが、曲者ぞろいの住人たちに疎まれる中、次々に殺人が起きていく。 恐れ戦く劇団メンバーだったが、その館には真犯人ですら制しがたい「館」の意志が巡っていた…… 【感想】 作者は「十角館の殺人」をはじめとする館シリーズの作者であるが、本作品は館シリーズの狂言回し的な存在である島田潔も中村青司も登場しないノン・シリーズであるが、その存在感から館シリーズの外伝的作品と位置付けられている。 古き良き古典本格ミステリを愛する作者らしい、外連味たっぷりの舞台設定、分けありの登場人物による人間ドラマ、意外な結末に彩られた内容は今までの館シリーズより遥かに鮮烈に示されている。 何より、本書を傑作たらしめているのは「館」というオブジェクトの存在感である。 単なる建造物である館であり、本編のストーリーや推理に影響を与える事は無いが、まるで生き物のようにその中に居る住人達に干渉し続ける姿は後の作者の幻想小説風味の作品群に通じるモノが有る。 非常に広い意味でのメタ・フィクションともいえ、作品全体を覆う超常の力が作品全体になんともいえない独特の雰囲気を醸し出している。 正直な所、その辺は自分の好みとは異なりますが傑作である事には違いないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品には決定的に欠けているものがあります。それは緊迫感です。吹雪の山荘もの、ではありますが登場人物が多く、なによりこの事件を早く解決しなければ自分も殺されてしまう、周りの、大切な人が殺されてしまう…といったような緊迫感、感情の動きがまるで感じられませんでした。例えば、あなたに本当に愛している人がいたとして、すでに殺人が行われている場所において、もしその愛する人が次の犠牲者になるかもしれない…と露程でも予感できる出来事が起こったとして何の対策も講じないでしょうか?つかず離れず、一緒にいようとは思わないでしょうか?少なくとも愛する人を守るため、何らかの行動を起こすでしょう。そういった行動が一切ないままではあなたは本当にその人のことを愛しているのか?と疑われても仕方ありません。主人公の行動は、そういった点で理解しがたく、常識的に考えて不自然です。また、ミステリを多少なりとも読んだことがある、と紹介されている登場人物たちが邸で出される珈琲や茶を少し緊張を解いたぐらいで飲んでしまう…犯人はわかっていないというのに、今宵も誰かが殺されるかもしれないというのに。出されたものをそのまま出所も確認せず。睡眠薬が存在していて、それが誰にでも盗める状況にあって、かつそれを登場人物達が知っていて、それでいて出される珈琲を飲む。そんな馬鹿な。神経質なぐらい毎回疑っても当然の状況でしょう。一体主人公たちはどんなミステリを読んできたのか。それはこの作品最大の謎といっても過言ではありません。そもそも一人殺されたと確定された時点でお互いに一箇所で見張りあおう、などという議論がなされて当然です。なぜ毎度毎度普通のことのように各自の部屋へ戻っていくのか…防衛の観念すらないのでしょうか?この作品には全編通して「命を守ろう(自他ともに)」という、殺人への抵抗意思がまるで感じられません。とても不自然です。上記のことから緊迫感など望むべくもありません。扱われる命があまりにも軽いのです。文章が長いわりにそのスペースの殆どを蘊蓄の羅列に使ってしまったのは、作品にとって不幸である以上に読者にとって不幸です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんでこんな駄作が?と思いますよ。本当に。どこがいいんだろう?幻想的?なら著者が常日頃言っている『謎とその論理的解明を主軸とした物語』が本格ミステリならば、これはただのファンタジー小説そのものではないか!蘊蓄にもウンザリしたし、トリックもつまらない。というよりトリックなんて無いじゃないか!読むとバカをみます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんでこんな駄作が?と思いますよ。本当に。どこがいいんだろう?幻想的?なら著者が常日頃言っている『謎とその論理的解明を主軸とした物語』が本格ミステリならば、これはただのファンタジー小説そのものではないか!蘊蓄にもウンザリしたし、トリックもつまらない。というよりトリックなんて無いじゃないか!読むとバカをみます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語は、四年前の連続殺人事件を回想する形で始まる。 槍中率いる劇団「暗色天幕」は、猛吹雪の中山荘にたどり着いた。 吹雪を避けるため屋敷を訪れていた開業医。 訪問者に無愛想に接する屋敷の住人。 殺人事件は、ごく一般的なミステリー小説ばりに始まった。 探偵役を任された槍中は、持ち前の考察力で犯人へと迫る。 が、普通のミステリーと違うのは、屋敷の中で怪現象が起こること。 訪問者の未来を映す鏡ともいわれ、さらに形態形成上の理論とも取れる屋敷の異変。 登場人物達の性格や哲学も個性的で面白い。 それが、読んでいる方を錯乱させる要素でもある。 ミステリーの基本を押さえたうえで、じわりじわりと進む説明不可能な現象を書いた綾辻流の推理小説。 単調に物語が進んで、犯人を探し出すだけのミステリに飽きた方にお勧め。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説においての真犯人の示し方は、クイーンの「エジプト十字架の謎」と同様。決定的なヒントが読者にあからさまに提示されるが、坂口安吾の「不連続殺人事件」と同様に、小説世界の異常な雰囲気(幻想的な恐怖世界)が見事にそれを覆い隠す。読後も霧越邸の不思議な余韻がいつまでも残り、作者のベスト作品と言えるだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
皆さんがいわれる 本格かどうか?なんて僕にはどうでもいいんですよね 大切なのは面白いかどうか?じゃないの?。ただアラを探して何になるんだ?そんなつまらない読み方しか出来ない人間は哀れだよ本の楽しみ方が分かってないなって感じ綾辻さんの作品には美がある ミステリーとしても申し分ないし現実と幻想の狭間に漂っているような世界観が大好きです 館を想像するのがとても楽しいこんな館があれば行ってみたいなって、いつも思う今作の館も最高だった物語が終わってしまうのが悲しいと思えるくらい。買って良かった!! ('∀`) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
遭難者達が迷いこんだ豪雪に閉ざされた洋館。そこで彼らを襲う狂気の連続見立て殺人。最早ミステリではお定まりの図式なのだが、これが綾辻行人の筆致にかかれば一転、壮美なファンタジックサスペンスに変貌する。 事件の発端からその終結まで、その全てを暗示した麗しき「祈りの邸」を舞台に、「幕間」を挟みながら劇団員達の死を描く、芝居がかった構成。それを飾る、アールヌーボーの意匠の調度、北原白秋や西條八十の詩。 陰惨な血みどろの殺戮劇にもかかわらず、高雅とも思える静櫃な物語…などと感じてしまうのは、この小説の犯人へのシンパシーでは、無論ない。それはひとえに、極限状況でのエロスとタナトスを問うた著者の才気に感服して、である。 「十角館」以来ご多分に漏れず、愕然とするどんでん返しで予想を裏切ってくれる綾辻作品の中にあっても、「霧越邸」のラストの疾走感は圧巻だ。願わくは、一人でも多くのミステリフリークが、この、中村青司の手に成らない「館」を探訪する為に、本書を手にされんことを…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もうひとつの「館」シリーズ(続編出てないけど)ともいうべき、綾辻さんの代表的長編作品。 時期を近くして(翌年だったかな…)刊行された『時計館の殺人』と並ぶ他の追随を許さぬ完成度と、白眉ともいえるその妖しく美しい仕上がりは、全綾辻作品の中でも一際異彩を放っております。 で。 この作品が上梓された時、ファンが戸惑ったのがラストのオチのつけ方。 当時綾辻さんはファンにとって、所謂「新本格」の代表選手《フラッシュポイント》にして、「本格・正統派」の系譜を真っ当に継いで行くであろう、というか継いでくれている希望の星だった訳で、 まあこれは現在でも基本的には変わらない世評ではあるのでしょうが、 つまり、揺るがぬ鉄の掟であった筈の「破綻のない論理的帰結」を、最後に少しずらしてみせた本作の結末は、一体どう落とし所を見付けたものか、判断を保留したファンの人も多かったというか。 ですが。 今思えば、実は非常に綾辻さんらしかった訳で。 『殺人鬼』なんかもそういう事だと思いますが。 念の為申し添えておくと、本格ミステリとしての構成力、リーダビリティでは、綾辻作品中最高峰に位置する逸品ですので、「変格」はあんまり…という方にも無問題。 欲求はこれでもかと満たされます(筈)。 「ミステリ」作家・綾辻行人、渾身の傑作。是非どうぞ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文庫本で700ページ近くある長編ミステリ。 本格ミステリーの部類に入るのかな? 吹雪の中の山荘、謎の住人、連続殺人、見立て殺人。 これでもかってほど、ミステリ定番の要素がてんこ盛り(笑) 読み応えは確かにあったし、面白かったんだけど だからと言って印象に残るほどではなかったり。 どんでん返しがあるわけでもなく じっくりと注意しながら読めば、犯人はなんとなくわかる感じかな。 情景としてすごく綺麗なものが浮かんでくるけれど どこか物足りなさを感じたかも。 霧越邸の不思議さが中途半端って思えたからかなぁ。 どうしてそんな現象が起きるのか、 そのへんが描かれていればもっと面白かったんじゃないかな? ラストはちょっと無理があったような…? 謎の住人をどうして謎のままにしていたのか、理由がわからない。 作品としては楽しめたけれど 何度も読み返すほどではないかな? でも、読む価値は充分あります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
綾辻行人の作品は本当に描写が巧い。 『十角館』に始まった本格推理群には「人間が書けていない」との声も多く上がるが、それも一種の持ち味ではないかとうちはこの小説を見て思った。それに、この『霧越邸』には殆ど必要ないように思う。美しい『霧越湖』や『霧越邸』の描写。お得意のどんでん返し。深い謎掛け……。それらを総じてこの作品が出来上がっている訳で、幻想小説としても推理小説としてもそこそこの線をいっていた。 ただ、余韻をオブラートに包みすぎて「結局何がしたかったんだ?」と疑問に思う人も多かれ少なかれいると思う。なので、そういった面からもこれは推理小説としての身構えで読むべきではないだろう。 物語が終えても尚不可解な暗示やあやふやな動機……それらが通るのも、一概に『霧越邸』だからだと思う。 純然たる『本格』を読みたい人にはあまりお勧めはしない。漠然とした美しい韻に浸りたい人にお勧めする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品の雰囲気や最終的には論理的にまとまる展開が好みです。 吹雪で滞在することになった霧越邸で、北原白秋の同様に見立てた連続殺人事件が起こります。登場人物は東京の弱小劇団員。 童謡の見立て、姓名判断、邸内で起こる怪奇現象、謎の人物、そして連続殺人。文学や美術に関する適度な薀蓄も絡めながら次々と提示される謎には、飽きることがありません。そして物語の最後では探偵役の謎解き。すでに提示されていた事実がここで理由を与えられ、なるほど!と膝を叩くことになります。さらに、それだけでは終わらない二重の謎解き。 言葉遊びに現実離れしたこじつけ感はありますが、だからこそ読み物として面白いとも言えると思います。小説だから文字を使ったトリックを活用できるわけで。現実に近い話は、テレビドラマや映画で実現すればいいですものね。 ひとつだけ、霧越邸の大仰な見取図の必要性には疑問を感じます(笑)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「本格物」として楽しく読めた。こういう作品があることは本当にうれしい。「霧越邸の不可思議現象」「霧越邸の雰囲気の未完成さ」「エピローグの甘さ」など細かいいちゃもんは付けられるが、よく仕組まれた作品だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
吹雪の山荘、十字のひび割れ、謎の人物の徘徊、北原白秋・・・・くぅうう、たまらん。こういう大上段に構えた本格ミステリをもっともっと読みたいです。日本ミステリ史上特筆してよい一作と思いますが、如何でしょうか?! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供の頃,江戸川乱歩の20面相シリーズが好きでした。 この本はまさに,子供の頃イメージした大人向けの推理小説です。 この本を凡百というほど私はミステリに詳しくないし, 大傑作というにはいろいろと欠けが感じられるというのが正直な感想ですが, 読む手が止められなくなって,午前3時を迎えてしまったのは事実です。 いいなー,霧越邸,嵐で行ってみたいな。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!