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星宿る虫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作という観点から入り込めば、ちょっと違和感を感じます。広義な意味ではミステリーなのでしょうが、あくまでそこに大きく期待して読み進めていくと肩透かしにあいます。パンデミックを扱ったホラー、パニック小説という訳でもないようです。 但し、未知の虫に迫る研究者の考察や検証、及び科学的・医学的な根拠の説明も素晴らしく、突拍子もない話と思えないぐらいリアリティも持たせています。しかし、その詳細過ぎる記述のせいか読まされ感があり、虫による宗教団体の壊滅や虫が引き起こす人の変貌ぶりなどセンセーショナルな事件の割には、エンターテインメントとして今一つ盛り上がりに欠ける気がしました。 一方、主人公の研究者のキャラは確立しています。また割とグロテスクな表現も多く、虫が苦手な方にはおすすめ出来ません。文章が上手いだけに、読めば気持ち悪い情景が思い浮かんでしまうこともあります。 | ||||
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日本ミステリ文学大賞の新人賞作品です。 が・・・読み進めていくと、厳密にはミステリーではありません。 SFです。 だからこの作品を気に入るか?という判断は読者の好み次第です。 個人的には微妙です。 出だしが面白かっただけに・・・。 | ||||
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幻想的な表紙と日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作という触れ込みに惹かれ手に取りました。新人賞ということで粗削りな印象は受けましたが中身はベテラン作家の作品でもなかなかお目にかかれないほどの骨太さ。特に終盤からの加速ぶりが光る作品です。 タイトルにもある通り、本作のメインテーマは「虫」。もっと言えば寄生虫、新種の寄生虫に翻弄される登場人物たちを高い密度で描ききった小説です。綺麗な表紙に反してかなりエグい描写が序盤からありますので、虫ものがダメな人は本当に避けた方がいいでしょう。想像したくないのに頭に映像が浮かぶレベルです。 「讃美歌のような音を発する」「寄生した人間の行動を少し操れる」「性行為などで感染する」などの特徴から別作者ではありますが「天使の囀り」を思い出しました。「こんな寄生虫がいてもおかしくない」と読み手に思わせるどちらかといえばリアル寄りだった「天使の囀り」に比べ、本作の寄生虫はSF色が濃厚。寄生虫のチートさがものすごいです。個人的には現実と乖離しすぎてちょっとやりすぎな感じもありましたがラストの締め方がホラーじみてて好きだったのでまあいいかな。 ストーリーの大筋としては文句なしなのですが、惜しむらしくは人物造形と文章がとにかく合わなかったこと。☆を減らしてるのはその分です。特に登場人物。どうしてそういうことするかな!?と全員並べて端から横っ面をひっ叩きたくなるような人たちばかりで感情移入は無理でした。私は登場人物に腹を立てながら読みましたが、面白ければキャラの言動や感情の機微なんてどうでもいいという人は気にならないでしょう。 巻末にある参考文献の羅列を見なくてもわかるほど作者は本作を執筆するにあたって綿密な調査をされています。これほどSF色が強く出ながらもどこか身近なものとして捉えることができたのはその辺の説得力があったからかな。ミステリー+ホラー、そしてグロと虫が平気な方におすすめ。 | ||||
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