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ブロッケンの悪魔: 南アルプス山岳救助隊K-9
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ブロッケンの悪魔: 南アルプス山岳救助隊K-9の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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樋口明雄さんの本を買い漁ってます。本当にどれを読んでもすっごく面白い。とにかく読んでみてほしい。 | ||||
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最初、登場人物が多くて、感情移入できる作品か不安でしたが、読み進めると迫力と臨場感がすごく夢中になりました。 登場人物、一人一人の人間性も奥が深く、人間の優しさ、強さ、また、ずるさなどを改めて感じ、心打たれる作品となりました。 最後は感動し、素晴らしい映画を見た後のような余韻に浸りました。ぜひ、一読おすすめします。 | ||||
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青山透子さんの日航機墜落事故に関する書籍を思い出しました。人の命を守るために訓練を重ねてきた人が、指揮する側の不条理な都合で、良心と反する行動を取ることの切なさも感じました。 | ||||
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山岳救助隊シリーズ3作目。前2作ともに星5個です。続く作品にも期待大です。 | ||||
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樋口明雄の冒険小説にはハズレも停滞もない。期待感で開けば、冒頭から静かな覚悟を秘めた人物の魅力に引き込まれる。山に暮らす気のいい青年がいきなりテロ事件に巻き込まれるけれど、知恵と工夫と体力で脱出しても、仲間のために恐怖と涙を振り払って、また危地に戻る場面が、 脳内映画館で盛大に拍手を送りたくなる。人物一人一人が雨に濡れたウエアを着て装備を背負いながら動いている重さや冷たさが行間から味わえる。事態に苦慮する政府の中で、一人精彩を放つ高官もとても魅力的だ。 | ||||
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樋口さんの小説、特に現在の山岳救助犬にかかわる小説は とても気に入っています。 初期のハードボイルド系の小説に比べ、犬と主人公のコミュニケーションを通した進行が 素晴らしく思い、次回作を待ち望んでします。 | ||||
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文章が読みやすくサクサク読めてそれでいて読み応え十分の作品でした。 | ||||
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直球の冒険小説と評価が高いので読んでみました。 実はこちら、シリーズなのですね。でも全く問題なく楽しめます。 七曲署みたいにキャラクター溢れる北岳の救助チームのシリーズ。山岳救助に救助犬の活用を採用してチームには共感覚の持ち主、夏実とボーダーコリーのペア。琉球空手の達人、静奈とシェパードのペア。カッコいいし可愛いし、犬も健気だし、と来ればイイに決まっているではありませんか。 都民を半分は軽く死傷できるVXガスを盗み出した元自衛隊の精鋭が超大型台風が直撃する山頂の山小屋を占拠し政府を脅迫する。人質は都民。山道は工作で全て崩落し立ち向かえるのはK9チームと山荘の兄ちゃん一人だけ。。。どうなる?どうなる?とガンガン読めます。 いわゆるダイハード的な面白さで、細かい突っ込みや御都合主義的な展開もありますが盛り上りのためには片目をつぶって楽しむがいいでしょう。一番いいのはちょっと重いけどザックにこの本を入れてトレッキングの山の中で読むことです。さすれば空気も風の音も雰囲気充分。実際にこの山荘もあるらしいですしね | ||||
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国家を相手にした恐ろしいテロ事件を描いた山岳小説。 序盤から中盤にかけては、手に汗握る展開で非常に楽しめた。犯人側の要求を政府がどのように対応するのか、山岳救助隊はどんな行動をとるのか、人質たちの命運など、読み応えが満載だった。 ただ、終盤は急展開で色んなことが進んでしまいあっけなく終わってしまったのが残念だった。竜巻などの自然の猛威はよく描かれていたと思うが、それが都合よく利用されすぎていると思った。今回は山岳救助隊の活躍も少なかった気がする。菊島警視の位置づけも微妙な感じで存在感が少なかったのも残念だった。 | ||||
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昨年から冒険小説の良作の刊行が続いている。これは冒険小説の復権なのではと個人的に思っているのだが、今年の2月に早くも、その真打ちといえる作品が刊行された。 それがこの『ブロッケンの悪魔 南アルプス山岳救助隊K-9』だ。日本でハリウッド映画のような冒険小説を書くには、丹念な舞台設定が必要だけれども、この作品はそうした大作映画と堂々と対抗できるのではないだろうか? 迫り来る台風の中、南アルプスの山荘を占拠して、自衛隊の防秘の開示を要求するテロリスト。右往左往する政府の中で、一人、冷静にその危機に立ち向かう危機管理官が非常に格好良く、現実にもこういった人物がいればと思わせる。 道路を爆破されて、孤立した地に残ったのが、この物語の主人公である夏実と山岳救助犬のメイを含む山岳救助隊の面々だ。共感覚の持ち主であるがゆえに傷つきやすい夏実は、そのメイと運命的に結びついているのだ――とここまで読んだところで、実はこの作品が、先行作品が出ているシリーズであることに気付くかもしれないが、この作品自体が、単体で読むことは全く問題ない。私もこの作品から読み始めましたが、とても楽しめます。 お薦めの山岳冒険小説です。 | ||||
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まさに「全篇クライマックス!」で豪雨、崩壊、銃撃の嵐。 突然巻き込まれた人々が交わす切羽詰った情と渾身の勇気が随所に はさまれ、雨に打たれながら息を殺し、たぎる情熱に読みながら燃えてきます。 猛烈台風の中にヘリが飛び交う圧巻のシーンを読んでいる時、たまたま上空をヘリが二機、バリバリ飛んで行きました。 しばし混同して物語世界に投げ込まれた幸せなひと時でした。 ♪ 山岳・犬・救助・・の好きなテーマに加え、底に流れるのは、今の日本の今だからこその問題と原発事故への深い慟哭です。 | ||||
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名前で買える数少ない作家の一人。幅広い手ゴマの中から、作家がもっとも得意とするところの〈山と犬〉で直球勝負をかけてきた。 人気連作「南アルプス山岳救助隊K-9(ケーナイン)」シリーズでおなじみの面々が、それぞれの個性を存分に発揮して、役割分担よろしく、縦横無尽に活躍する爽快感と疾走感がすばらしい。今作では気のいい山小屋のバイト兄ちゃん「松戸君」がキーマンとして登場。きわめて危険な目に遭いながら、夏実王国の住民として獅子奮迅の働きを見せる。でも役にたっているんだか怪しいし、命張ってる割りには逆に迷惑かけてそう。果たして愛すべき松戸君の運命は、そしてどう考えても無理っぽい恋の行方は。 東京から博多へ釣りへ行く途中の、暖房が効いたのぞみ号の車中で読みはじめ、ふと気づくと岡山の手前だった。時速300㎞で並行移動しながら標高3000mの死闘に振り回された。 樋口明雄、ここまでの最高傑作。 | ||||
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