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ブロッケンの悪魔: 南アルプス山岳救助隊K-9
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ブロッケンの悪魔: 南アルプス山岳救助隊K-9の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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樋口明雄さんの本を買い漁ってます。本当にどれを読んでもすっごく面白い。とにかく読んでみてほしい。 | ||||
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救助犬の話が好きで このシリーズを読んでましたが 突然テイストが違う話でびっくり。 作者の思想でおなかいっぱい。 今までの気持ちではもうシリーズ読めないな。 登場人物も多く薄っぺらい。 伊庭がキーマンとしてシンゴジラの 長谷川なんとかみたいになるんだろうと 勝手に思ってたけどブレブレの小者で期待外れでした。 キャリア女性も唐突に結婚するの、ていわれても、で?です。 んなアホな、ていう竜巻の動き。 命令無視の自衛隊パイロット。 んなアホな、の連続でした。 作者はファンタジーオチに頼りすぎるきらいがあると思います。 | ||||
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炎の岳よりは面白かった。最後まで読めたし。 現実の地理がお話に盛り込まれてるのは読んでて楽しい。 軍事関連の記述は良く知らないし自衛隊員はプロレスラーみたいな体じゃないと思うけど、それにしても空手の女の子は強すぎてちょっとありえないよね。 あと、テロリストのリーダーの動機がイマイチ弱い。 たぶん著者は政治的な主張を込めてるんだろうけど、そのおかげでテロリストが本当はいい奴的な設定になってるのよ。 そんな本当はいい奴が大量殺害企てるかね?すげー違和感。 そして、山岳救助隊が山荘目指して「救助」に行くんだが、その流れがまったく理解できん。 武装した軍人相手に丸腰でノコノコ「救助」に行くかね? 意味わからん。 せめて潜入してた山荘従業員の決死の報告でミサイルの位置が政府に伝わって指令が下った、ならわからんでもないが、これは救助です、ってなんだそりゃ。 正直、作りこみが足りない部分をご都合主義で無理やり辻褄合わせた作品って感じ。 B級映画好きなら楽しめるかも。 | ||||
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最初、登場人物が多くて、感情移入できる作品か不安でしたが、読み進めると迫力と臨場感がすごく夢中になりました。 登場人物、一人一人の人間性も奥が深く、人間の優しさ、強さ、また、ずるさなどを改めて感じ、心打たれる作品となりました。 最後は感動し、素晴らしい映画を見た後のような余韻に浸りました。ぜひ、一読おすすめします。 | ||||
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青山透子さんの日航機墜落事故に関する書籍を思い出しました。人の命を守るために訓練を重ねてきた人が、指揮する側の不条理な都合で、良心と反する行動を取ることの切なさも感じました。 | ||||
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天空の犬」「ハルカの空」が面白かったので楽しみに読み始めましたが、途中であからさまな現政権批判に飽き飽きして投げ出しました。 作者はよほど安倍首相が嫌いなのでしょうが、安保法制や原発再稼働反対の思想までを作品に反映させるのは如何なものか。 久しぶりに最後まで読めない作品に出会いました。 バリバリ左翼の方にはオススメですが・・・。 | ||||
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突込みどころ満載の作品。物語全般、さらに、細かい点も荒すぎる設定。何故自衛隊がイングラムM10?VXガス盗めるのに最新式の巡航ミサイル手に入るのに何故?MV22のローター小さいって何?3000m級の山に行くのにAH-64Dアッパチじゃなくって、3000mの山岳にに対応できないAH-1コブラ?第一、飛行できない気象条件なのに。邀撃に上がった戦闘機はどこに行った?。自衛隊なら、山小屋を占拠する前にまず、脅威になる山岳警備隊と交番を制圧するでしょう。クライミングのシーンと登山シーンもまったく?クライマックスの戦闘も???まったく意味がわからない。格闘技も、イマイチ。もう少し、リアルさが欲しい作品。むしろ、山岳レスキューに特化して作品を制作して欲しい。前作のK-9シリーズを気に入っていた分、今回は駄作に感じた。 | ||||
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山岳救助隊シリーズ3作目。前2作ともに星5個です。続く作品にも期待大です。 | ||||
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樋口明雄の冒険小説にはハズレも停滞もない。期待感で開けば、冒頭から静かな覚悟を秘めた人物の魅力に引き込まれる。山に暮らす気のいい青年がいきなりテロ事件に巻き込まれるけれど、知恵と工夫と体力で脱出しても、仲間のために恐怖と涙を振り払って、また危地に戻る場面が、 脳内映画館で盛大に拍手を送りたくなる。人物一人一人が雨に濡れたウエアを着て装備を背負いながら動いている重さや冷たさが行間から味わえる。事態に苦慮する政府の中で、一人精彩を放つ高官もとても魅力的だ。 | ||||
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樋口さんの小説、特に現在の山岳救助犬にかかわる小説は とても気に入っています。 初期のハードボイルド系の小説に比べ、犬と主人公のコミュニケーションを通した進行が 素晴らしく思い、次回作を待ち望んでします。 | ||||
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偶然読んだ「ハルカの空」が面白く,こちらの本も手を取りました.山岳シーンや山行の描写は臨場感もすばらしく,ぐいぐいと読ませます.山に生きる人たちの思いや行動も自然に描かれており,うまい作家だと思います.その一方でテロリストの描写はまるで2時間ドラマ+アメリカのB級アクション映画なみ.テロの動機は例によってフクシマですが,話が大きすぎてリアリティを感じられません.テロの道具立てもデカすぎ,逃亡手段はオイオイという感じ,政治家の描写は軽薄すぎで,山岳シーンとの差がありすぎです.風呂敷を広げ過ぎないで,もっと小さな事件での救助隊の活躍を見たかったです. | ||||
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文章が読みやすくサクサク読めてそれでいて読み応え十分の作品でした。 | ||||
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直球の冒険小説と評価が高いので読んでみました。 実はこちら、シリーズなのですね。でも全く問題なく楽しめます。 七曲署みたいにキャラクター溢れる北岳の救助チームのシリーズ。山岳救助に救助犬の活用を採用してチームには共感覚の持ち主、夏実とボーダーコリーのペア。琉球空手の達人、静奈とシェパードのペア。カッコいいし可愛いし、犬も健気だし、と来ればイイに決まっているではありませんか。 都民を半分は軽く死傷できるVXガスを盗み出した元自衛隊の精鋭が超大型台風が直撃する山頂の山小屋を占拠し政府を脅迫する。人質は都民。山道は工作で全て崩落し立ち向かえるのはK9チームと山荘の兄ちゃん一人だけ。。。どうなる?どうなる?とガンガン読めます。 いわゆるダイハード的な面白さで、細かい突っ込みや御都合主義的な展開もありますが盛り上りのためには片目をつぶって楽しむがいいでしょう。一番いいのはちょっと重いけどザックにこの本を入れてトレッキングの山の中で読むことです。さすれば空気も風の音も雰囲気充分。実際にこの山荘もあるらしいですしね | ||||
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国家を相手にした恐ろしいテロ事件を描いた山岳小説。 序盤から中盤にかけては、手に汗握る展開で非常に楽しめた。犯人側の要求を政府がどのように対応するのか、山岳救助隊はどんな行動をとるのか、人質たちの命運など、読み応えが満載だった。 ただ、終盤は急展開で色んなことが進んでしまいあっけなく終わってしまったのが残念だった。竜巻などの自然の猛威はよく描かれていたと思うが、それが都合よく利用されすぎていると思った。今回は山岳救助隊の活躍も少なかった気がする。菊島警視の位置づけも微妙な感じで存在感が少なかったのも残念だった。 | ||||
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昨年から冒険小説の良作の刊行が続いている。これは冒険小説の復権なのではと個人的に思っているのだが、今年の2月に早くも、その真打ちといえる作品が刊行された。 それがこの『ブロッケンの悪魔 南アルプス山岳救助隊K-9』だ。日本でハリウッド映画のような冒険小説を書くには、丹念な舞台設定が必要だけれども、この作品はそうした大作映画と堂々と対抗できるのではないだろうか? 迫り来る台風の中、南アルプスの山荘を占拠して、自衛隊の防秘の開示を要求するテロリスト。右往左往する政府の中で、一人、冷静にその危機に立ち向かう危機管理官が非常に格好良く、現実にもこういった人物がいればと思わせる。 道路を爆破されて、孤立した地に残ったのが、この物語の主人公である夏実と山岳救助犬のメイを含む山岳救助隊の面々だ。共感覚の持ち主であるがゆえに傷つきやすい夏実は、そのメイと運命的に結びついているのだ――とここまで読んだところで、実はこの作品が、先行作品が出ているシリーズであることに気付くかもしれないが、この作品自体が、単体で読むことは全く問題ない。私もこの作品から読み始めましたが、とても楽しめます。 お薦めの山岳冒険小説です。 | ||||
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内容はおもしろい。 一気に読み進めてしまった。 が、どうも北岳のある南アルプスと山岳救助隊と、今回の事件が自分の中ではうまくかみ合わない。 山岳救助隊のこの世界でなくてもよいのではないか・・・。 単独でこの事件を描いても・・・。 そんな気がする。 なんとなく設定に違和感を感じてしまった。 K9の世界ではもっと穏やかなそして救助隊が活躍する内容であってほしい。 | ||||
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まさに「全篇クライマックス!」で豪雨、崩壊、銃撃の嵐。 突然巻き込まれた人々が交わす切羽詰った情と渾身の勇気が随所に はさまれ、雨に打たれながら息を殺し、たぎる情熱に読みながら燃えてきます。 猛烈台風の中にヘリが飛び交う圧巻のシーンを読んでいる時、たまたま上空をヘリが二機、バリバリ飛んで行きました。 しばし混同して物語世界に投げ込まれた幸せなひと時でした。 ♪ 山岳・犬・救助・・の好きなテーマに加え、底に流れるのは、今の日本の今だからこその問題と原発事故への深い慟哭です。 | ||||
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名前で買える数少ない作家の一人。幅広い手ゴマの中から、作家がもっとも得意とするところの〈山と犬〉で直球勝負をかけてきた。 人気連作「南アルプス山岳救助隊K-9(ケーナイン)」シリーズでおなじみの面々が、それぞれの個性を存分に発揮して、役割分担よろしく、縦横無尽に活躍する爽快感と疾走感がすばらしい。今作では気のいい山小屋のバイト兄ちゃん「松戸君」がキーマンとして登場。きわめて危険な目に遭いながら、夏実王国の住民として獅子奮迅の働きを見せる。でも役にたっているんだか怪しいし、命張ってる割りには逆に迷惑かけてそう。果たして愛すべき松戸君の運命は、そしてどう考えても無理っぽい恋の行方は。 東京から博多へ釣りへ行く途中の、暖房が効いたのぞみ号の車中で読みはじめ、ふと気づくと岡山の手前だった。時速300㎞で並行移動しながら標高3000mの死闘に振り回された。 樋口明雄、ここまでの最高傑作。 | ||||
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