坂の途中の家

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評判

坂の途中の家の評価:

3.72/5点 レビュー 137件。 B ランク

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平均点3.72pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全265件 261〜265 14/14ページ
No.5
(3pt)

「途中で読むのを止めた本」でした

これは男が読むのと女が読むのとで、感想がもの凄く変わるのではないでしょうか。
で、自分的には久々に「途中で読むのを止めた本」でした。
角田さんで言うと『森に眠る魚』みたいな、ママが主人公のイヤミス系はかなり好きなんですよ。本書も、あらすじを見て速攻で買ったくらいですから。
でも、本書は主人公の里沙子があまりにも「ネガティブ、被害妄想、ウジウジ、はっきり言えばいいのに言わない」キャラで、読んでてただもうイライラしっぱなしで。
たしかに旦那も姑もイラッとはくるんです。旦那の「人当たりが良いいい人に見せて、実はかなりの自己中」というキャラも、相当イラつきました。
でも、里沙子がその100倍くらいイラッとくるので1ミリも感情移入できないというか。
育児経験のある女性が読むと、「わかるわかる!」って感じなんですかね。
というわけで、三分の二くらいまで読んで止めてしまいました。
心情的には星一つですが、最後まで読んでないので星三つとさせていただきます。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.4
(4pt)

もう少し救いがあってもよかった

主人公の心の闇に引きずられそうになりました。 ずっと主人公の心情が描かれていて、動きが少ないのでなおさら。 私は子どもがだいぶ大きいですが、それでも主人公が虐待事件で裁かれている被告に自分を投影してしまったように、 主人公に自分を投影してしまうことがたびたびで、息がつまりそうでした。 先が気なって一気に読んだので、おもしろい本と言えるでしょうが、読んだよかったかと言われると。 。 。 著者はすごい筆力だなと思いますが、子どもがいるお母さんが読む場合には、心身ともに健康なときでないと辛いかも。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.3
(2pt)

展開なく心情がクドい

「八日目の蝉」や「紙の月」のような映像化されるような作品ではないので
劇的な人間ドラマを期待するととんでもなく肩すかしを喰らうでしょう。

子育ての恐ろしさ、家族との気持ちのズレなどを丁寧に描いているが
私は途中まで「なんでこんなリア充主婦の子育ての愚痴を長々と読まされるのか」とゲンナリした。

私の友人で会う度に自分の環境の愚痴をヒステリックに話し続け再三エキサイトした挙句
最後に「もぅこうなっちゃうから会わないで距離とろうと思っていたんだよね」などという
開いた口が塞がらなくなるような事を云う友人がいるのだが
友人が去った後、「何故話を聞いたこちらに非があるみたいに言うのだろう」
と思い、心がささくれ会ったことを後悔する。
この作品の主人公の精神的緊迫は友人のそれとダブり読んでいてストレスが溜まった。
答えの無い問答が長いのだ。
心情を吐嘔し続けるのではなくもっと動きや展開でシンパシーを感じさせてほしい。
後半ようやく加速するが物足りない。
主人公の心情より法廷シーンとかもっと描いてほしかった。

子育てをした女性ならば「それそれわかるわ~」の連発かもしれないが
私にはテーマは十分伝わったが 面白くはない、というのが正直な感想である。
しかしそこは角田光代である。つまらないのに文章力でなんとか読めた。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.2
(5pt)

子を殺した母親は、果たして鬼なのか

読んでいて最初から最後まで息苦しさを感じる。 周りの空気が濃密になったような。 子供を産んだ、特に育てにくいと感じたことのある人ならば、共感するところが多いはず。 「紙の月」を面白いと感じたならば是非読んでみてほしい。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454
No.1
(4pt)

尾を曳きそうな、この息苦しさ。

母親による嬰児虐待死事件の補充裁判員になった主人公が被告にシンパシーを覚え、その境遇に自分自身を同化させ、幼い我が子や夫や実母や義母に対する心理的な葛藤、軋轢、確執を顕在化させる。そして、彼らの「愛し方」をこう断じる。「憎しみではない、愛だ。相手をおとしめ、傷つけ、そうすることで、自分の腕から出ていかないようにする。愛しているから」。一方で、被告女性は最終意見陳述であやめた我が子に対して「もし次に生まれるのなら、強いおかあさんのところにいってほしい」と語るのだ。――読み終えてもカタルシスはない。ただ、名状しがたい息苦しさに満たされるばかり。変な言い方だが、クセになりそうな息苦しさである。これもまた読書の醍醐味のひとつなのかもしれない。読者をしてここまで追い込む作者の筆力と胆力に感服したりもする。
坂の途中の家 Amazon書評・レビュー: 坂の途中の家より
4022513454