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無傷姫事件 injustice of innocent princess



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【この小説が収録されている参考書籍】
無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス)

無傷姫事件 injustice of innocent princessの評価: 4.77/5点 レビュー 13件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.77pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

あの日の夢を描く夜空

シリーズの六冊目となりますが,これが初めての自分にはピンと来ない部分が多く,
設定や人物の繋がり,言葉など,これまでの読者の楽しみどころが逆に違和感となり,
途中から手を出したためとはいえ,もう少し補足があっても良かったように思いました.

ただ,話自体はこの巻だけで成立しており,『その後』から始まる回想中心の展開は,
歴代の『姫』や人々の間で語られ,受け継がれていく年代記としては悪くはありません.
また,一つの章で一人ずつの姫が描かれ,ある姫は忠誠心を,ある姫は反抗心や疑問など,
様々な思いや欺瞞を抱きながらも,国を護り,緩やかに朽ちていく様子が印象的に映ります.

また,『事件』については最後にようやく,しかもミステリとしては物足りませんが,
それによって浮かび上がる『真実』の方が,トリック的(?)にもそちらに近いのかも?

そして,最後を彩る夜の空は,遠い日の夢を呼び戻して,悲しくも穏やかな余韻となり,
新しい始まりの中に覗く「もしかして?」は,小さくも明るい未来を期待させてくれます.
無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:無傷姫事件 injustice of innocent princess (講談社ノベルス)より
4062990644

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