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無傷姫事件 injustice of innocent princess
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無傷姫事件 injustice of innocent princessの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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シリーズの六冊目となりますが,これが初めての自分にはピンと来ない部分が多く, 設定や人物の繋がり,言葉など,これまでの読者の楽しみどころが逆に違和感となり, 途中から手を出したためとはいえ,もう少し補足があっても良かったように思いました. ただ,話自体はこの巻だけで成立しており,『その後』から始まる回想中心の展開は, 歴代の『姫』や人々の間で語られ,受け継がれていく年代記としては悪くはありません. また,一つの章で一人ずつの姫が描かれ,ある姫は忠誠心を,ある姫は反抗心や疑問など, 様々な思いや欺瞞を抱きながらも,国を護り,緩やかに朽ちていく様子が印象的に映ります. また,『事件』については最後にようやく,しかもミステリとしては物足りませんが, それによって浮かび上がる『真実』の方が,トリック的(?)にもそちらに近いのかも? そして,最後を彩る夜の空は,遠い日の夢を呼び戻して,悲しくも穏やかな余韻となり, 新しい始まりの中に覗く「もしかして?」は,小さくも明るい未来を期待させてくれます. | ||||
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