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ずっとお城で暮らしてる
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ずっとお城で暮らしてるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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期待して読んだのですが、何となくだらだらと続く感じで、独特の雰囲気はあるものの、インパクトや盛り上がりに欠けて、最後何か思いがけないどんでん返しがあるのかなと思ったらそうでもなく…気が付いたら終わっていたって感じ。でも昔みて、ゾッとするほど怖かった「たたり」という映画の原作「丘の屋敷」の作者だったと知って、それも読みたくなりました。「たたり」は美しいホラー映画でした。リメーク版も見たがそちらはまったくおもしろくなかった。 | ||||
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レビュー評価が高かったので取り寄せてみましたが、表面化されていないストーリーを各読者がそれぞれ感じなければならないタイプの本です。明かされない事実もあり、理由も明確に語られないので、自分なりに想像するか、ピンとこなければ、ウェブの書評を読んだりして納得するか、です。私は「嵐が丘」に近いジャンルと思いました。主人公はじめ狂った世界感ですが、なぜ狂ったのか理由が詳細に語られていないので、ブキミ感が残る一冊です。読者は残りのページが少なくなり妥当な理由の登場を見つけようとしますが、最後まで「何故?」と理由を探すでしょう。 | ||||
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一口目からおいしいって思える作品ではありませんが、噛めば噛むほど味は出る作品だと思いました。 好みはひとそれぞれ。読み手によっておもしろくもつまらなくも思える作品じゃないでしょうか。 前半はキャンディキャンディよろしくな少女らしい穏やかで甘ったるい感覚があります。 が、進んでいくと、少女のバイアスかかりまくりな文体と現実がずれていき、 軽く船酔いしたような気分の悪さが出てくるんですよ。 そして、 何が正しい? あれ、まともってなんだっけ。現実はどこにある? ってなことを整理しながら読み進めていくと。 人の持つ悪意や善意、おそれなんていうのも含めて考えずにはいられなくなりました。 大きな集団と個人、小さいコミュニティ。どう属するかで、人間の行動は変わってくる。だとすると、大きな集団においては、個別に感じることよりも大きな流れの意志を汲んじゃうのは仕方のないことなんでしょうな~。 ある意味では悪ノリとされるようなことであっても、 悪意とは別な気もするしなぁ。 人を助けたら善意の一部ではあるだろうけど、善意と人を助けるが同義ではないだろうし。。 なんてなことをモヤモヤ思いながら私は読みました。 単純につまらないって人もいるだろうし、おもしろいって人もいると思う。 なんともいえない気持ち悪さが最高って人もいるだろうし、反対に何が気持ち悪いのさ!?って人もいそうなので。 読んだ人同士で話すと楽しいかもしれない作品だと思います。 満足度は☆3つ~。私の場合、語る相手がいなかったので~(笑)いあたら、もうちょっと上がっていたかもしれませんなぁ。 | ||||
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はっきり言って文章が読みにくい。これは原作にある歪みとは別の話で翻訳のせい。英文をヘタな翻訳者に訳させると、こんな感じに仕上がるという良い手本。ハリーポッターも翻訳が酷くて読みにくかったが、それと同じ種類の読みにくさ。なので、2ページ読んだ時点でちょっと後悔。その上、肝心のストーリーは始終つまらない。この作品をミステリーとみなす人もいるけど、どちらかと言うと文学作品かな。一応、過去に毒殺事件があったりとミステリーっぽい要素がない訳ではないけれど、犯人は推理するまでもなく検討がつく。そもそも犯人探しをするような類の物ではないし、それは構わないのだけど。 ストーリーはつまらない。文章は読み辛い。でも、その文章の読み辛さが却って登場人物と物語の異常性を際立たせ、独特な雰囲気を創り上げているとも言えなくはない。そういう意味では、この翻訳者の文章にも意味があったのかなと。とは言え、それはこちらから積極的に物語に飛び込んだ場合の話。正直、もう少し感性と文章力のある翻訳者が訳せば、読みやすくなるだけでなく、もっと情感的で幻想的な雰囲気を醸し出せたはず。そうなれば、読者をもっと自然な形で物語に引き込めたんじゃないかと。そういう意味では惜しい作品と言えるかな。多分、読者の何割かはこの文章のせいで脱落したはず。 以下ネタバレあり。 本作は何とでも解釈できる内容なので、あくまでもこれは私の解釈になるけど。この作品に出てくる登場人物は皆病んでる。一番病んでいるのは主人公のメリキャット。彼女の主観で物語は進んでいくので、この作品の世界観は歪んでる。当然彼女の主観は一切信用できない。一家を毒殺したのはメリキャット。彼女の行動原理は全て姉のコニーを独占することにある。本作をサイコホラーと言う人がいるけど、ここまで主人公が異常だと怖くもなんともない。別の生物、別の世界を見ている感じ。何が起きても他人ごと。そんな感じで読了。 と、ここまで散々言ったけど、私はこの作品意外と好き。なぜかと言われると何とも答えづらいけど、やはり原作の持つ独特な雰囲気が好きかな。あと、物語に出てくる料理が美味しそうなのがイイ! | ||||
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きっととても怖いんだ、と当本を手に取りました。 (山下義之氏訳本) しかし「壮絶な怖さ」を期待しすぎ、最後まで読んで肩透かしをくらいました。 ホラーではなく、精神的に幼く手立ての限られた主人公が 一生懸命自分の世界を守ろうとする悲しい物語に思えました。 最後にはささやかな救いがあります。 大方のレビューとは反しますが、怖い話ではありません。 | ||||
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本著で出てくる狂気は普段は体裁とか常識等がはばかっていて表には表れないがほとんどの人間に潜んでいるのではと。 もしも登場人物のように同じ感情をいだき、同じ局面に出会ってしまったら同じ行動を取っているのではと。 想像力豊かな人が読むと、かなり来ると思います。 私のような鈍感な人間ですらその風景がありありと浮かんできましたから・・・。 | ||||
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