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仮面の町
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仮面の町の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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テンポがいい。 わくわく読めた。 犯人は最初に想像した通りで、その後のドンデン返しはない。 だがしかし、犯人が分かった時点からもなお、読む者の神経を削り取るようなストーリー描写が秀逸。 著者にとってデビュー作とのこと。 次作の翻訳も検討されているという。 期待を込めて、☆4つとしたい。 | ||||
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冒頭、犯人視点の殺人シーンから始まります。鋭利な武器でメッタ刺し、死体を引き裂くなどのサイコっぷり。出だしからかなりきてます。 場面変わって、物語の主人公は検死医です。事件の被害者は高校生の少年。死体の解剖シーンはかなり詳細でリアリティがあります。というのも、この著者ション・バーレー氏は、現役で救急科の医師をしており、本職のかたわら執筆活動をしているそうです。実生活での経験が作品に生かされているのですね。 主人公の検死医には、被害者と同年代の息子がおり、息子の身辺を心配するあまり過保護な態度をとるようになります。逆に息子のほうは、そんな父親に反抗的になっていきます。そんななか、第二の事件が・・・。 序盤のほうは、話のテンポが悪く感じられ、失敗作かな?と思いましたが、第二の事件あたりからテンポが上がってきて、物語も後半に入ると読む手が止まらなくなり、結末部分に向かって進むあたりは、たたみかけるような緊迫感で手に汗にぎりました! 内容的には、陰惨な猟奇事件を題材に、検死医を主人公に据えて、陰鬱な空気が漂い、結末も含めて、レベルの高いサイコミステリーに仕上がっています。 正直、読む前はあまり期待していなかったのですが、良い意味で期待を裏切ってくれました。 こちらは、今年に新しく創刊されたレーベルで、いくつか作品が出ているようですが、このような良作のミステリーを出版したということで、今後もチェックしていこうと思います。 著者はこの作品がデビュー作とのことですが、今後も活躍に期待したいところです。 | ||||
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