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人形遣い (事件分析官アーベル&クリスト)
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人形遣い (事件分析官アーベル&クリスト)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ストーリーはそれなりに面白かったです。 犯人が判明してからも緊迫したシーンが続き、最後まで飽きずに読めることは読めますが。 登場人物に関する描写がぎこちなく、感情移入しにくいのでスリルやサスペンスを感じるかというとイマイチ…。 特にヒロインのハンナは、あまりにも子供じみていてとても設定通りの自立した女性には見えず、 それが個性だとも思えない薄っぺらい人物造形で、アーベルとの交流にも全然共感できません。 原文からしてそうなのか、翻訳がダメなのかはわかりません。 ドイツ文学を専門にしている翻訳者がもっとたくさん現われて欲しいと切に願います。 | ||||
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ドイツ、ケルンで続き猟奇殺人事件。被害者たちは拷問を受け、惨殺され、解体され、挙句の果てに内臓を抜かれて捨てられるという異常犯罪だ。 「事件分析官」のアーベルと助手として選ばれた若き女性分析官のクリストが犯人を追う。 「事件分析官」というのは実際のドイツにある役職で、アメリカはFBIのプロファイラーを変形させたものらしい。FBIのプロファイラーが厳密にいうとコンサルタントという警察に対する助言者の立場であるところ、事件分析官は警察官そのもの、という違い。 ストーリー展開は早く、スリリングではあるが、登場人物、犯人の動機、犯罪経過等まるまる全てが今まで読んだサイコ物で出会ったかのような「馴染み」がある感じが否めない。読んでいてストーリーがつまらないわけではないが、どこもかしこも既視感たっぷりだ。 作者本人も「羊たちの沈黙」を読んで、作家になることを目指したと言っているくらい。 これだけ、今までヒットしたサイコ物の材料を使って書けば、それは手堅い作品になるのもうなずけるといったところか。 主人公2人についても同じことが言えて、場所がケルンという以外は、新鮮味もオリジナリティも薄くて、魅力に欠ける。 話はなかなかよくできてるので、サイコ物に慣れていない人または飽きていない人には、面白いかもしれないけど。 | ||||
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