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翼ある闇
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【この小説が収録されている参考書籍】
翼ある闇の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 1~20 1/3ページ
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| 名探偵の火花散る対決の行方は。 そして迎える壮絶な結末。 島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎、三氏の圧倒的賛辞を受けた著者のデビュー作。 まんまとつられました。 | ||||
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| ★★★★☆ | ||||
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| ミステリオタクに高く評価されている麻耶雄嵩の処女作。 本作も高く評価されている。 個人的にも楽しめたのだが、オマージュやアンチミステリの要素が強く十分に理解できたかというと自信がない。 ミステリについて、ある程度の理解がないと壁本になるため、読者を選ぶことだけは間違いない。 | ||||
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| 新本格派のアンチミステリー、バカミス(に入るかもしれない)という書評を見てから読んだ。 好き嫌いが分かれると思うが、私は好きなミステリー。 長編で装飾的な文体で漢字多めで蘊蓄が満載、なので京極夏彦に近いかもしれない。 ある館で大富豪一族の間に連続殺人が起き、館の内部に真犯人がいると限定されているので、考察する楽しみもある。 長編だが飽きないのは、のっけから物凄いスピードで殺人事件が起きるし、どんでん返しに継ぐどんでん返しで、本当のラストこそ唖然とする。 お勧め。 | ||||
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| 会社の後輩に薦められて買ってみたが、途中で断念した。 | ||||
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| 小説に無理があるのは必然だか、これほどあるとあまりにもご都合主義すぎる。突っ込みどころが満載。そのためかどんでん返しがあっても驚きよりもそう終わったかという感覚。文章というか文体が読みづらく、頭にすっと入らなかった。 | ||||
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| ここまでダークな探偵、なかなかいませんね。ワトソン役の友達?がいつか殺してやる、と本気で思うほど、結構ひどいことしますが、それが笑えます。確かに推理力は抜群なのでしょうが、事件を解決するためには、新たな犠牲者が出ることなどなんとも思わない。そして、なんとも歯がゆいのが、肝心の最後が描かれていないことが多いこと。え~ここで終わり??ということが多いです。だから本格推理小説が好きな方、はっきり結末が知りたい方(普通はそうだと思うんですけど)には不向きなのかもしれません。それでも読んでしまうのは、メルカトルの魅力なのかな。 | ||||
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| 麻耶雄嵩という才能がこの世に出現した記念すべき第一作。原型となる物語は作者が十代の頃に書かれたというのだから恐ろしい。 この作品、ミステリの歴史の中で最も誤解されてきた一作といっていいだろう。 その実態は非常に端正な本格ものである。ただしシンプルな真相を隠すためのミスディレクションに使われたロジックがすさまじいため、あまり好ましくない方面でも話題をさらってしまった。首切り死体の密室トリックや連続殺人の見立てに対して「壁本」とか「バカミス」とか「マニア自家中毒」とかいった評価が散見されるが、これらはすべて偽の真相なのである。偽の真相に対して一体何を言っているのか?本当に最後まで読んだのか?としか言えない。 この偽の真相は、「なんでも深読みしてしまうが真実への洞察力がないミステリマニアのなんちゃって探偵」を引っかけて虚仮にし、真相から目をそむけさせるための真犯人の工作である。だから大騒ぎしている読者は同様に引っかけられて虚仮にされているわけなのだが、自分でそれに気づいていないのだ。麻耶雄嵩のほくそ笑む顔が目に浮かぶ。 哀しいことに、引っかけられて大騒ぎしている連中の中に笠井潔などの大物評論家も含まれてしまっていることだが…いや、笠井氏などはすべてわかっていて麻耶雄嵩という才能を世に知らしめるためにあえてその仕掛けに乗って煽り立てたのだと思いたい。 | ||||
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| 多くを語るとネタバレになるし、魅力を語ろうとしてもネタバレになる。 とにかく読むことを薦めたい。 そして、一点だけ注意しておくとすれば、残念ながら読者を選びます、この本は。 ぼくは、ずっぷりどっぷししっぽり、はまってしまった質だが、そうでない人がたくさんいるであろうことは想像に難くないし、否定もしない。 そして、はまった読者が、読解力があるとか、ミステリ通だとか、そういうわけでもない。 ただ言えるのは、著者・麻耶雄嵩はミステリの地平を広げた作者の一人であることは間違いない。もちろん、地平を広げた作家が優れた作家であるかは別問題だが。 ただし、本作は、トライする価値は間違いなくあると思う。傑作とはそういうものでしょう。 | ||||
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| ちょっと驚いた。 | ||||
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| 副題から、いろいろと手が込んでいる小説でした。 アイデアを詰めて混んでいるのはわかる。 ストーリーは面白い。徐々に明かさせる新事実。 濃厚な感じはするのですが、最後の真犯人がわかった時に、 じゃあ、この犯人が今まででてきたような殺人ができたのか、と 考えてしまうと、えー???と思う。 | ||||
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| ある時、推理小説好きの友人が僕に言ったんですよ。 「もし推理小説に興味を持ったとしても麻耶雄嵩だけは読むな、あいつはふざけてるから」と。 以来、何の根拠もなく麻耶雄嵩に対して漠然とした嫌悪感を抱いていました。 そして最近PSPというゲーム機で「Trick×Logic」というソフトを入手したんですが、 その中にたまたま麻耶雄嵩氏が手掛けたシナリオが収録されていて、これが意外と面白かった。 上で紹介した友人とは既に疎遠になっていたので、これを機会に読んでみようと思ったのがこの「翼ある闇」でした。 結論から言うと、友人は「ある意味」正しかった。確かにこの作品はふざけている。 ネタバレになるので詳しく言及できないのが非常に残念なのですが、ふざけているのは間違いないです。 でもね、その一方でとても楽しかった。単なる悪ふざけではなく、きちんと意味や信念があったんですよ。 なのでこの「翼ある闇」に対して「ふざけるな!ちゃんと真面目にやれ!」と怒るのは、 アキラ100%に対して「なんだその格好は!服を着なさい!」って怒っているのと全く一緒なんですよね。 そうじゃなくて「内容」をきちんと判断してやれよと言いたい。 ともあれ私はこの作品をきっかけに推理小説が好きになり、現在100冊以上を読みましたが 今でもこの作品のインパクトを越えるものには出会っていません。(いわゆる思い出補正があるのかしれないが) ありがとう「翼ある闇」。そしてさようなら私の友人。 | ||||
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| 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』のオマージュらしいが、この本を読むより先に『黒死館殺人事件』の漫画を読んだので、似たような箇所が出るとニヤリとした。やはり、ストーリーは、後半にメルカトル鮎が登場してからのほうが盛り上がった。推理合戦の後、エピローグで大どんでん返しがあり、それがとても面白かった。また、この小説の密室トリックを結構気に入っている。こういうのも大いに有りだと思う。 | ||||
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| 麻耶雄嵩のデビュー作。 この度、帰省ついでに持って帰り、約10年ぶりに読了。 高校生の頃に読んだ際の新鮮さを未だに感じることが出来て、 舞台設定、登場人物、構成の素晴らしさに圧倒されました。 「新本格」第2世代らしい素晴らしい一冊 ('∀`) 326頁「愛あるかぎり戦いましょう。命、燃えつきるまで」 | ||||
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| 素封家の豪邸で起こる連続斬首殺人事件。挑むは探偵木更津悠也。ドロドロの人間模様の中で展開される不可能犯罪は、昭和初期の探偵小説のようではあるが、二転三転(さらに転々)する真相には唖然茫然だ。 衒学的ともとれる書きっぷりに惑わされ、あり得ないというツッコミする事すら忘れてしまった。どこまでも大きくなる風呂敷は、畳んでいるのやら、ほったらかしているのやら。 探偵役の度重なる交代劇もさることながら、「メルカトル鮎最後の事件」という副題の意味そものものに衝撃を受けた。アンチミステリという表現が正しいかはわらないが、既成の概念をぶっ壊した作品であるのだろう、 著者21歳のデビュー作だが、恐ろしいものを読んでしまったというのが実感だ。 | ||||
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| 自分が今まで読んで来た中では最強(凶)だと思いました。 膨大な見立て殺人を完成させた上で、見せかけの犯人を作り出し 名探偵二人も手玉に取るのですから・・・。 しかし・・・もっともな犯人推理を披露しながら、何度も覆す 誰もが犯人と指摘出来るような状況を創出するってのは、デビュー作の時からだったのですねぇ。 「隻眼の少女」なんか、アレンジバージョンに過ぎなかったのかも? (あちらの岩倉に、”実は今鏡静馬だ”説もあるようですが) とは言え、最高に面白かったかというと、ちょっと微妙。 ・山から帰ってきた木更津のトンデモ推理 ・突如、真の真相を暴きだした香月 ・あの人とこの人が、実は双子の兄弟だってのもなぁ ・真犯人の年齢からは考えられないヴァイタリティ(だってねぇ・・・) この辺がだいぶ納得出来ません。まぁトンデモ推理は、トンデモなままで終わるのですが。 「黒死館殺人事件」を意識して書かれたと言われる本書ですが、 ペダントリーはほどほどで、その点は読みやすかったです。 架空の作曲家と、その楽曲の存在もいい感じ。 決して普通の作品ではないのですが、メルを被害者にしてしまうとはなにごとだ! ということで、★1つ引いて「3」で。 | ||||
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| 本作品の著者は、年末・年始に発表される、いくつかの年間ベストミステリのランキングでは、常連と言って差し支えないでしょう。 ――にも関わらず、これまで一冊も読んでなかったので、思い切ってデビュー作である、本作品を手に取ってみました。 読者を選ぶ、独特の作風――という先入観があったのですが、以外なことに、変なクセは全くなく、本格ミステリのツボをきっちりと押さえた良作でした。 人里離れた、富豪の一族が住む屋敷で発生する連続殺人。 首を切断された死体に密室殺人、と本格ミステリらしい設定と題材が目白押しです。 そして、後半で二転三転する推理には、どんな落としどころが待っているのか予想できず、かなり質の高いミステリと感じました。 著者は、いわゆる「新本格」としては、綾辻行人や有栖川有栖といった80年代デビューの第一世代に次ぐ、90年代デビュー(本作品は91年に初刊行)の第二世代と称されているとのこと。 しかし、活動開始から20年を超えている現在では、本格ミステリを代表する作家になっているのでしょう。 二人も名探偵(登場人物表では、「探偵」と「銘探偵」)が登場する本作品は、本格ミステリの定石は踏まえつつ、アンチミステリの趣向も取り入れようとする意図も窺えます。 この辺りが、著者の作風なのかもしれません。 デビューからかなり経っての初読となってしまいましたが、本格ミステリは、社会性を欠いている分、時代に流されないという強みがあります。 実際、刊行から20年を経過しても、古びた感じは全くありませんでした。 著者の実力は、本作品で良く分かりましたので、今後は、年間ベストにランキングされたものから、少しずつ読んでいこうと思います。 | ||||
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| こういう推理小説を読み込んだ人達なら楽しめそうなしょうせつは自分に合わないのだなと気付きました | ||||
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| 1991年に発表された、麻耶雄嵩のデビュー作品です。 麻耶雄嵩の作品は常に賛否両論ありますが、 この作品も発表当時は賛否両論が巻き起こったと記憶しています。 以下、感想を。 1探偵が2人も登場する贅沢なストーリーでありながら、 それほど難しくない密室の謎が2人とも解けないのは納得できない。 エラそうにしてる探偵の方は思いきり真相から外れていたし、 もう1人の探偵の推理に至っては超科学的なものばかりで苦笑しかしない。 まあ、この作品を通じて、「名探偵」という存在を否定しているのかもしれませんが。 主人公が解いたあの密室の謎は、もしかしたら推理小説に あまり接したことのない人の方が、見抜けると思う。 2本のカギのうち、1本は密室内にあった、密室に抜け穴もなし、 なら、真相はもうわかると思うんだけど、名探偵2人もいて、 比較的簡単に見抜けるその可能性にも言及しないとは・・・ まあ、これは著者の意図的なもので、推理小説に詳しい人ほど 逆に見抜けない、という逆説的仕掛けになってるんだろうと思うけど。 21で述べたような密室の謎のような根本的な欠陥があるにもかかわらず、 出てくるガジェットは推理小説に通じている人だけがニヤリとできるものや、 推理小説に詳しい人でも、さらにとびぬけた幅広い教養をもっていないと 意味の分からない記述・台詞があって困る人は多いと思う。せめて注釈でもあったらいい。 ただ、教養のひけらかしというのは若書きの証拠でもあるので微笑ましいとも思う。 3某推理作家の作品群の名前を知らないとわからない核心も読む人を選ぶ。 | ||||
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| 典型的なミステリー要素が全て集約された作品 http://on-the-road.co/?p=1561 | ||||
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