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ディアスポラ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

ディアスポラの評価: 4.02/5点 レビュー 52件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.02pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

分からんことはない。

「バーナード嬢曰く」で、分からないにも程がある!と書かれていたから、怖いもの見たさで読んだが、そんな分からない話ではなかった。

 ただ、そこに感動があるかと言われれば、さぁ?って感じなので、そういう意味ではよく分からんような気もする。

 SFのタイプとしては「地球の長い午後」の系統で、これが人類の未来の形だ、とか言われても、既に感情移入できる姿をしてないから、へぇーみたいな。

 著者の変な想像力には感心する。
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)Amazon書評・レビュー:ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)より
4150115311
No.5:
(3pt)

読む人を選びます

小説をほとんど読まない中で、グレッグ・イーガンは数少ない固定作家の一人です。
それにしても難解な話でした。歯が立たないどころの話ではなく、歯型すらつかなかったことを告白します。

ウイスキーをちびちびなめるように読んだので、読破まで1年以上かかりました。
可視化できない現象を人は語りにして克服するわけですが、数学、物理学という領域は峻厳で、
空想の類による解釈を明確に拒否します。

主人公がラストシーンで「つまるところ、すべては数学なのだ。」と独り言つところだけは辛うじて共感できました。

私のように文系で、かつ、ゆっくり読む時間を取れない人には向いていない小説だと思います。
面白くないのかと言われればそうではないのですが、
面白いと言えるほど深く読み込めもしなかったので、
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)Amazon書評・レビュー:ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)より
4150115311
No.4:
(3pt)

イーガンは1日にしてならず

SF界の巨匠ロバート・A・ハインラインは「過去や現在の現実社会や、科学的手法の性質と重要性の十分な知識に基づいた、可能な未来の出来事に関する現実的な推測」(ウィキペディアより)と、SFを定義づけた。

短編では字数制限があってまだ耐えられた難行パートが本長編では大幅拡充されており、生半可な知識ではとてもとても歯が立たない作品になっている。「読み飛ばせ」と殺生なことをおっしゃる大森望氏のような方もいっらしゃるが、商業主義の真逆をいくような科学考証になぜイーガンはここまでこだわるのだろう。

そんな超難解部分を読み飛ばせば、ガンマ線バーストなどため息ほどにしか感じられないコア・バーストによる人類全滅をさけるため、別宇宙にいるとおぼしき異星生命体トランスミューターを、非肉体クローンが追いかけるだけ?の割と単純なストーリー。

しかし、冒頭のAI孤児誕生プロセスにはじまり、万物理論にいたる(架空の)コズチ理論、そしてU✳=並行宇宙=マクロ球のトポロジー的記述など、なみのSF作家ならばさらりと流すであろう科学的考証を、(たとえ作家の空想にすぎないとしても)あくまでも厳密にかつ正確に演繹していくイーガンなのだ。

それは、単なる自負とも拒絶とも欺瞞とも異なる、トップランナーとしての責任感から自らに課している“行”のようなものではないのか。当然のごとく一般読者からは敬遠され、けっして「わからない」とは言えない余多の評論家もあえて取り上げない∴当代一のSF作家と評されながら本の売上もパッとせず、必然的に映画化のお声もかからない。

が、コアなファンのブログを拝見すると、ハインラインの教えを忠実になぞったこの難解パートこそイーガン作品の真髄であり、落涙するほどに感動するらしい(どこが?)。そこを「読み飛ばす」などとは言語道断、私のように1行いな1プランク・スケールも理解できなくとも、うんうん唸りながら兎に角読み通す姿勢を見せることが、この作家に対するせめてもの礼節だと思うのである。

旧ビッグ3の一人アシモフが主張した“センス・オブ・ワンダー”のアイデア開発にばかりに入れ揚げて、肝心要の科学的考証を疎かにしている現代のSF作家たちや、ググりさえすればプロセスをすっ飛ばしてこの世の全てを把握できると勘違している一般読者に対する、いわば戒めであり警鐘のような気がするのだ。要するに「SFなめんなよ」と言っているのである。

「どうせフィクションなんだから、誰も興味を示さない科学考証説明なんか省いて、デフォルトから始めればイーガン?」派がほとんどのSF界において、愚直なまでの俺流を貫き通すグレッグ・イーガン。その原動力となる不変値=アイデンティティーが他ならぬ“数学”愛であることを本書は最後に教えてくれている。イーガンは1日にしてならないのだ。
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)Amazon書評・レビュー:ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)より
4150115311
No.3:
(3pt)

難解すぎて挫折

すみません、序盤で挫折しました。出だしからいきなり数学やプログラミングの論文のようで、目で字面を追ってはいても、私には何が何やら・・・こちらの書評で「序盤を突破すれば〜」と書かれていたので、必死に食らいつこうと頑張ったのですが、比喩ではなく頭がすごく痛くなってしまったので、読み進めるのを断念しました。イーガンの小説は一通り読んできたのですが、本作は飛び抜けて難解でした。

序盤しか読んでいないので、評価はどっちつかずの星3つということで。
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)Amazon書評・レビュー:ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)より
4150115311
No.2:
(3pt)

私には難しすぎる

プリーストの「逆転世界」のように頭の中で再構成しなければ理解できない作品だと思う。プリーストの世界観は何とか分かったけれども、この作品は?「アインシュタイン交点」も訳が分からないまま読み終えた感じですが、この作品も同様でした。私には難しすぎる。
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)Amazon書評・レビュー:ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)より
4150115311
No.1:
(3pt)

誰かのメモ

を覗いてるって感じで、面白がれもするし、想像しなきゃいけないところが多いので、丸投げかよ〜って思うところもある。

イーガンだから許されるって感じ。黒沢明の「夢」だっけ? 見てないけど。
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)Amazon書評・レビュー:ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)より
4150115311

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