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宇宙消失
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宇宙消失の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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タイトルの言葉はSFの醍醐味として言われているが、この作品ではそれが世界観とストーリーの二方面で量子力学を背景に物語られている 私の読んだ感想としては「アイディアに感心」の一言が浮かんだ まずストーリーは量子力学のトンネル効果と観測におけるコペンハーゲン解釈が大枠で絡んでいる、これから読む人は、これらはストーリーを理解するのに必要だと思うので読む前に下準備感覚で理解したほうがよい、トンネル効果は本編では病室の少女が密室をすれ抜けるところで、コペンハーゲン解釈は「拡散」「収束」の理解で用いられている、とくにコペンハーゲン解釈は本編の根幹なので元ネタのシュレーディンガーの猫のパラドックスで調べると良いかもしれない 宇宙消失というタイトル通り宇宙が消失した世界、SFチックなネタだがそこに論理が組み込まれているのがイーガンのすごいとこ、ストーリーと世界観の論理がコペンハーゲン解釈一本でまとめられている、「なぜ宇宙が消失したのか?」考えながら読むとこの作品の深遠さが見えてくるだろう、 SFというよりは一種の科学サスペンス?といってもいい、サスペンスじゃない!という人すみません汗 ナンデモアリとは科学哲学者ファイヤアー・ベントの言葉でもっともらしい論理があれば恐ろしいほどナンデモアリが実感できてしまうSFイーガン書にはぴったりな言葉ではないだろうか | ||||
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最初に感じた違和感が、遂に最後まで消えなかった。本格的な海外のSFが久々だからかと思ったが、どうも違うような気がする。別段、訳に問題はなく、設定も十分理解できるのだが、えー?という感じ。他の方の評価は高いので、単に合わなかっただけなのかもしれないが、少なくとも名作ではないと思う。 | ||||
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量子力学の解釈問題を安易に扱いすぎていて そんなんありか〜 という感じでした。 ハードSFとして読ませるなら、屁理屈でもいいから、それなりに読者を納得させる 理屈というか体系を示してほしかった。 「万物理論」でも感じたけど、イーガンさんはもう少し物理を勉強して その上で SF 的な夢を読者に提供すべきだと思う。 でないと ハードSFの読者はついてこないと思います。 | ||||
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位相と位相緩和の概念が出てこないナ。このようなことが起こるには、ものすごい低温が必要なんだけど。現実には、宇宙の背景輻射でも数Kだから、もちろんありえないんですが。数学を専門とするイーガンは、万物理論でもそうだったけど、物理関係のSFはちょっと物足りない感がします。でもイーガンとしては、読みやすい部類に入る本と思います。 | ||||
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ハードSFというだけで敬遠していたが、読ませる読ませる。ハード ボイルド、P・K・ディック、サイバーパンクといろんな要素が盛沢 山。「SFなんて」という人も、「SFを書いてみようか」と思う 人も先ず読んでみられたい。こんな「現実的空想」もあったかと 茫然自失だろう。薬が出たのは99年だが、原作は92年のもの。 テロの横行など既に今日を予言していたというのははしゃぎすぎか? | ||||
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主人公がシュレディンガーの猫を体現してしまったようなお話。 訳者あとがきの「シュレディンガーの猫の身にもなってみろ!」ってのに大受けしました。 | ||||
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ナノテクと量子論とサイバーと、宇宙論と探偵ミステリー、おいしそうな素材は全部入れてみましたっていう贅沢なシチュー。 でも、これだけの素材を入れても味は濁っていません。むしろ素材の味を十分以上に楽しめる贅沢で濃厚な仕上がり。 だからといって決して現代SF入門書っていうわけではありません。SFビギナーはちょっと胃もたれするでしょう。 イーガンのほぼ全ての作品に共通する「アイデンティティへの素朴な疑問と不安」は、本作でも核になっています。 | ||||
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「宇宙を覆う」という壮大な着想のバブルなる未知の存在の謎解きをするというストーリーで、キーポイントとして量子力学の観測者問題を用いた作品である。 大きなテーマの設定の仕方と、その謎解きの着想を読むと新しい世代の大作家だなという気にさせられた。 最初は読みにくいなと思ったのだが、主人公が立場を変えるあたりの中盤からだんだん尻上がりに面白くなった。個人的には本書で出てくる自発的なマインドコントロール装置である「モッド」を用いる記述にすごく興味がもてた。 | ||||
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2034年11月15日、冥王星軌道の約二倍の半径を持つ巨大な障壁「バブル」によって太陽系は宇宙から隔離された。この事件の原因は、人類、とくにその脳構造にあるらしい。量子論とナノテクによって事件の真相が明らかにされていく展開には興奮させられる。 | ||||
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壮大なバックストーリーと最高にサイバーな描写がたまらない。 この小説を読んでいると、脳内にツールをインストールすることはもはや奇抜でもなんでもない、とても自然な光景に思える。 | ||||
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