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仮想空間計画
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仮想空間計画の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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| 亡くなられて、創元の復刊を見て、手元になかったので、ふと思い立って購入しました。 中古品としての品質は記載通りです。 内容は、安定のホーガンワールドです。内容については、ネタバレになるといけないのでコメントしません。 | ||||
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| ●著者のデビュー作は非常に面白かったが、本書の様につなぎの挿話が多い作品がたまに見受けられ る。そう言えば本書は「仮想空間計画」であって「仮想空間」がメインではないようだった。VR構築 のための専門分野の話題やディベートが延々と続く。私には理解困難で退屈の極み。本筋と無関係の (伏線になっているのかも知れないが、最後まで読めない)フィアンセとのアイルランド旅行譚など 余計な物語がこれでもかと挿入している。いつになったら本筋に合流するんだろう。オズ計画続行の 不思議については解き明かされるんだろうか? 半分まで進んでも退屈な話ばかり。SFなのであって科学小説ではないのだから、もう少し柔らかく すんなりと飛ばして欲しい。欧米人にしては当たり前なのかもしれないが、私にとってはやたら長す ぎです。途中投了。 | ||||
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※削除申請(1件)
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| 原題の「REALTIME INTERRUPT」はどういうつもりで付けたのでしょうかね、本来の意味としては「リアルタイム」は「即時に」、「インタラプト」は「中断する」的な意味ですがコンピューター用語では最近のWindows10やMacOSなどはマルチタスクなのでもう死語になりつつありますが「割り込み」という処理になります。 ホーガンの様にコンピュータのSE(システムエンジニア)の仕事をしていれば、しかもちょっと年配の方ならもう常識的な用語です。(私はそんなに年配じゃないですよ) 例えればパソコンで動画を再生しているとして、更にアウトルックなどのメールソフトも起動していたとします。動画を見ていると新しいメールが来たと通知してきた時にこの処理が行われています。基本的にコンピュータは1つの処理しか出来ません、ではどうして複数の処理が可能かと言うとこの「割り込み」という処理を使います。 具体的には動画を再生の処理をいったん停止してメール受信の処理をちょっとだけ行い、また動画再生の処理をちょっとだけ行います、これを高速に繰り返すことによりあたかも2つの処理を並列に行っている様になります。90年代はこれを意識してプログラムを書かないといけませんでしたが、Windows2000やXPからはこれを意識しなくても良くなりました。 話がすっかり横道にそれてしまいましたが横道にそれついでに、本書はオリジナルタイトルとは全く関係のないVRについてのお話しで、しかもホーガンお得意のお道具の説明を前半部で一生懸命に色々と怪しい(?)アイテムを繰り出して仮想現実システムの説明してくれますが、今ならスマホとクラウドに仮想世界のビッグデータがあればOKかな、ただ視覚的なVRはお店やAmazonで売っているヘッドマウントディスプレイでOKですがフィジカル的なインターフェースは見ないですね、そもそも座っているだけで歩いたり走っている感覚になれるインターフェースの需要が有るかどうか・・・・、VRをやってみれば判るのですが視覚だけでもけっこう色々と体感が出来てしまうので脊髄神経に作用するインターフェースや、小脳に直接作用するインタフェースのニーズは今後もそんなにないと思いますよ。 さて、肝心のお話しの内容ですがまたまたホーガンワールド全開、企業や組織の体質、さらには政治をからませて物語が進みますが、VRちゃんがしっかりお仕事をしてくれているので進行がとてもスリリングですよ。ただVRの説明がかなり冗長的ではありますが、これはホーカンのライフワークでもう書きたくて書きたくてしょうが無いところだと思いますので辛抱強くお付き合いくださいね。 | ||||
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| ネタバレあり。 人の名前を覚えるのが苦手な方は苦労します。 主な登場人物だけで21人その他の登場人物を含めると約70人もの人が登場し実在の人物とシステムが作り出したキャラクターやバックに実在の人物がいるいわゆるアバターも入り混じっているので途中でだれが誰だかわからなくなり人物のリストを作りながらもう一度始めから読み直しました。 アイルランドへの新婚旅行の話は必要ないのではと思いましたが、重要な伏線が含まれているのでアイルランドに興味がなくても読むしかないでしょう。推理小説というわけではないので、そのキーとなるアイテムはわかりやすいものです。 小説内の未来世界はすでに過去となってしまっていますがこれから更に技術が進んでも読みつがれるに値する小説だと思います。 AIを学習させるつもりが生身の人間のほうが学習してしまったというところがいかにも皮肉な結末と言えるでしょう。 苦労しましたが久々にじっくり読めた作品です。 | ||||
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| 本書は、人工知能をめぐる科学とビジネスの対立を軸に、人工知能に学習させることができない人間の心の葛藤を、ユーモアタップリに描き出したハードSFだ。 著者は、『星を継ぐもの』『創世記機械』などでお馴染みのジェイムズ・P・ホーガン。2010年に亡くなっているが、本書は1995年に書かれたもので、人工知能の冬の時代であるにも関わらず、今日のディープラーニングを彷彿とさせる舞台設定となっている。コンピュータ・セールスマンだったホーガンの面目躍如といったところ。 原題「Realtime Interrupt」のとおり、本作品はヴァーチャル世界とリアル世界を行ったり来たりする。最初は少し戸惑うかもしれないが、やがて慣れてくる。ところが、この「慣れ」がホーガンの用意したトラップで、最後のどんでん返しに、まんまと騙された。人工知能に対するトリックはもちろん、死してなお読者の心まで操ることができるとは、おそれいった。 | ||||
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| J.P.ホーガンには珍しい、2010年が舞台の近未来SFです。現実世界では、既に2010年は過去になっていますが、今読んでも面白い古典SFです。 SFと言うだけではなく、金縛りや予知夢、走馬灯の様なスローモーションなどの、不思議なオカルト的な体験をしたことがあり不安になっている人にも、是非読んで貰いたい本です。 | ||||
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| 期待通り綺麗な商品でした。 出荷の案内も早く安心できるものでした。 | ||||
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| 相変わらずこの人の書くSFは冗長でねむい眠いですね。 結局彼は、デビュー作の「星を継ぐ者」以上の作品は書けませんでしたね。 | ||||
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| 読む人によって評価が分かれるかもしれない。 登場人物の置かれる立場(舞台)が、章ごとに飛んでしまうので、そこが読みにくいというか迷子になりそうなところだった。 読み進めれば、これも演出の一つなのだと分かると、面白くなっていく。 むしろ、舞台がコロコロ変わることによって、SF的リアルさが増す。 読者が迷うというのは描写が見事だということに他ならないと感じた。 物語の視点が仮想空間にあるのか、現実世界にあるのか気を付けながら読むと、迷わずに楽しめるだろう。 でも作者には騙されるのだろうな。 まあ騙された方が楽しいので、穿った見方をせずに素直に読めばいいと思う。 | ||||
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| 本作が発表されてから10年近い月日が経っているので、コンピュータを取り巻く環境も大きく変わっている。それなのに、古さを感じさせずに読ませるのは、ホーガン自身がコンピュータ関係の仕事をしていたからだけではないだろう。豊富な知識と卓絶した洞察力には改めて驚かされる。 仮想世界の現実感を増すためか、途中少しくどい状況描写が続き若干うんざりした部分もあり、また、仮想空間から抜け出せない閉塞感が付きまとう。その分、痛快なラストへと向かう後半は、久しぶりに読書を中断出来ないほどのめり込んだ。 『やさしい巨人』シリーズとはずいぶんタッチの違う作品で、改めて幅広いホーガンの魅力を知った。 | ||||
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| 読み始めてしばらく経っても、「ディックの作品だったかな?」と思わせるような作品だ。 キーとなるアイデアはホーガン的なのだが、既存テクノロジーとの違いを深堀するような記述は比較的少ない。その代わり主人公がある状況に突然放り込まれて、主人公の思惑とは異なる大きな意志力で物語が進行していく中で事態を把握して解明していく、というミステリー仕立ての展開が魅力で、これがディックの作品世界を感じさせる。 主人公たちの追い込まれた状況設定に一役買っているのが資本家と会社の経営者陣、そして現場のエンジニアたちの思惑の違いであるが、エンジニアたちが経営者への不満を述べるあたりでは思わずニヤリとさせられた。サラリーマン経験のある筆者ならではなのだろうが、ユーモアを感じさせる部分である。それぞれの立場の違いによる確執が状況をより複雑にしていくというところは、アーサー・ヘイリーの一連の企業小説のようでさえある。 原題はアイデアをうまく表現しているのだが、邦題は資本家や経営者向けのやや大仰な感じである。一連の作品名との関係を考えると致し方ないところか。 | ||||
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| 95年発表、原題「REALTIME INTERRUPT」。79年「未来の二つの顔」時点では予測のつかなかった“仮想現実”世界の進展をもとに、AI職人=ホーガンが腕によりをかけて造り上げた傑作ハードSF。 常日頃から、“サイバーパンク”世界と現在の世界との間に、人間の“脳”という科学的にも、倫理的にもほぼ未解決という 「カベ」 が立ち塞がっているのが気になって、今一つSFを楽しめないでいた…そんな欲求不満を少なからず解消してくれた作品。 ポスト“サイバーパンク”を描こうとしたとき、ポップカルチャーに視点を向けた“ソフト”路線とともに、これまでの空隙たる 「脳」 生理学に視点を向けた“ハード”なSFが、もっと増えて行っても良いなと思うのは私だけでしょうか。 | ||||
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