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怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関
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怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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思考実験を実際にやってみたら?は数ある有名な思考実験を見れば考えることではあるとは思う。しかしシュレーディンガーの猫に関しては実際に猫でやる意味がわからない。量子力学においての同テーマの思考実験は他にもあり、じゃあ実際にやってみよう、で猫を選ぶ科学者物理学者がどこにいるというのか。もっとコストのかからず確実性の高いものを選ぶのではないのか。ここで猫を選ぶのはインパクトの問題だけであってあまりにも非効率ではないだろうか。その非効率性が最後まで気になってしまい話が頭に入ってこなかった。 猫が大好きな作家さんであることは知っている。 だからこそ題材に猫をいれたのかもしれないが、同じ猫が好きであっても読者の立場から見ると辛いものがあった。 好きな作家さんだから次の新作も楽しみにはしている。 でも今回は個人的には判定が厳しくなってしまう。 | ||||
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この本、このタイトルから手に取って読んでみたのですが、出だしは楽しめそうな雰囲気が溢れてました。 巧妙な語り方で話す主人公の言葉を楽しく読んでいたのですが、 突然訳のわからないストーリー展開。 量子やら猫やら・・・。 トロッターやらとよくわからない単語が出てきます。 いえ、言いたい事はわかるのですがとても難解でめんどくさくなります。 いきなりこちらを読んでも楽しめないんじゃないでしょうか。 おすすめはできませんね。 | ||||
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これは法月綸太郎にしてはかなりの失敗作といえるのではあるまいか。 一応前作の「怪盗グリフィン、絶体絶命」は大人でも楽しめるジュヴナイル向けミステリの好編だったにもかかわらず、残念ながら本作は「大人にも理解不能な奇天烈系ミステリ」になってしまった。 さらにいえば、短編だからこそ評価されたような「ノックス・マシン」のトンデモネタを長編でやってしまった作品、といえば低評価の理由もわかりやすいだろうと思う。 本編では「シュレディンガーの猫」が全編を支配するテーマだが、ノックス・マシンで出てきたような、「なんとなくそれらしいことは書いてあるが、本当に作者が本質を理解できているのか、どうも疑わしい」理論が、長編一本丸々展開されるのだから、人によってはかなりの苦痛だろう。 ましてや、「絶体絶命」の続編に期待した中高生(さすがに小学生はあまりいないか)においてをや。 いくらノックス・マシンの「このミス1位」に気を良くしたとはいえ、本作は「誰に読んでもらおうか」というターゲット選定に大いに失敗した怪作としか、私には残念ながら評価できない。 | ||||
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