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蜩ノ記
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蜩ノ記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 21~40 2/4ページ
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人間の生き方と言うかその時代の心構えとか、今の時代にないきりりとした生き様や、一寸ドキッとする情景、 一気に夜の更けるのも忘れて読みました! | ||||
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気にいる、気にいらないでは読みたいと思うことがあったので | ||||
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封建時代の理不尽さと誠実に生きることの大切さを描いているが、 誠実な者が踏みつけられなければならない不条理が残る。 満足できる死を得たという意味では勝者かもしれないが。 これを最後まで涙を流さずに読める人はいるのだろうか。 いたとしたらその人と友達になれないことだけは間違いない。 | ||||
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命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか―。幽閉中の武士・戸田秋谷の気高く凄絶な覚悟と矜持を、九州豊後の穏やかな山間の風景の中に謳い上げる感涙の時代小説!平成23年度下半期・第146回直木賞受賞作! | ||||
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一気に読んでしまった。 面白かった。 映画化されてるみたいなので今度見てみようかと思う。 二作目も期待をこめて読めそうだ。 いい小説でした。 葉室さんありがとう! | ||||
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「散り椿」の映画を見て、本を読んでみたくなり文庫本を本屋で買って読みました。 藤沢周平を沢山読んでいましたが、葉室麟ももっと読みたくなり中古の文庫本を購入しています。 また他も購入して読みたいと思います。きれいな中古本をよろしく。 | ||||
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謝らなくてはいけないのに謝らない人…テレビのニュースや会見で、どれほど 多く私たちは目にしていることでしょう。 また、自分の言いたいことだけ主張して、周囲のことを考えない人や無責任な人も 多い今の時代です。 『蜩ノ記』の戸田秋谷の生涯は、理不尽なことを突き付けられても、受け入れて 己の人生を淡々と歩む潔さとでも申しましょうか、小説の中の話であるにしても、 現代人にはなかなか見られない見事な生きざまだと思いました。 別れの時が迫っていながらも、丁寧に温かく生きる家族、また庄三郎の存在には 大いに助けられました。 秋谷の死は寂しいことでしたが、じんわりと心地よい余韻を覚えました。 表紙の絵も素敵です。 | ||||
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葉室麟さんの本を読むのはこれが初めてです。時代劇が好きでよくテレビでみていたりしますが、普段からあまり本を読まない上に、時代劇の小説となると難しいとなかなか読み解くのに時間がかかるだろうなぁと手を出さずにいました。 しかしレビューがとてもよかったので挑戦とゆう意味で手にとってみました。 読みやすかったです。そしてこれを機にこれからもたくさんの時代劇小説を読んでいこうと思いました。映像もいいけどやはり活字で頭に描く映像もとてもいいものです。武士好きにはたまらない一冊だと思います | ||||
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2019年の元旦と2日で一気に読んでしまいました。戸田秋谷のような高潔な人物が起こした過去の事件とは何か、なぜそんなことになってしまったのかというミステリー的な要素があり、それに秋谷、薫、郁太郎と源吉、お春、主人公の庄三郎の主要キャラクターが全員、それぞれに魅力的ということですので、読者を一気に引き込んで、最後まで読ませてしまう面白さがあると思います。 ただ、例えば、司馬遼太郎や池波正太郎といった歴史小説の大御所達の作品と比べると、軽さは否めません。エンターテインメント小説と言ってしまえば、それまでですが、読後感というか、読み終えた後の充実感が、どうしても軽いんですよね。小説のリアリティというか、実際の史実を踏まえたストーリーの緻密さが、やはり大御所達の作品と比べてしまうと、やはり薄く、歴史小説としての完成度を落としており、それが軽さの原因ではないかと、今回の読書で感じました。面白いかどうかという点では、間違いなく、面白いと思うのですが。 | ||||
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日本の武士の生き様です。読後はしばらく茫然としてしまいました。心に残る一冊です。 | ||||
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淡々と運命を受け入れる。本当は葛藤もあるが、表情には出さない。 人には元々は正しさを求める気持ちがある。しかし、時とともに汚れてしまう。だけど純真さをすべて失うのでもない。 だから、嫌な顔をしたり、ひきつったり、悩んだり、苦しんだりする。 その二つの心、キャラクターを見事に表現しているが、戸田秋谷と中根兵右衛門である。人はそれぞれどちらにも惹かれる、それがその他の登場人物である。自分はどちらでありたいか、、、、今はどちらなのか。 蜩の鳴声 https://www.youtube.com/watch?v=QKU2mMGAfW8 | ||||
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静かな武士を描いた小説の激減した昨今、武士を久し振りに満喫しました。氏も故人となり、寂しいかぎりです。 | ||||
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すがすがしい歴史小説。 他のレビュアーの方も多く書いているが、主人公の凛とした生き方が読者の背筋をただすかのようにすがすがしい。 惜しくも先日亡くなった著者のマスターピースである。 | ||||
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主人公は、壇野庄三郎。 物語は、庄三郎の視点で描かれる。 彼は、戸田秋谷という人物の 見張り役を行うこととなる。 秋谷は冤罪により、 期日が来れば切腹する運命にあった。 それでも、秋谷は武士として父として 夫として清廉に潔く生きる。 作中の「人は心の目指すところに向かって生きている」 という言葉に心を打たれた。 | ||||
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時代小説を読むと、文章力が付くというアドバイスを師より頂き 作家を調べて読むようにしています。 | ||||
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多くのレビュアーが仰っているように、 ・藤沢周平作品に比べると ・主人公は、助かる道がありながら切腹の道を選んだのは不明 というのも確かだなあとは思いました ただ、ユートピア過ぎると言われるかもしれませんが、「武士が、百姓の痛みをわからねばどうする」と、郡奉行時代にも不正なことを行わなかったことに象徴される主人公の「凛とした生き方」に圧倒される作品でもありました また、主人公・庄三郎に目が行きがちですが、「大人たる慶仙和尚」「主人公に本音が伝えらえた松吟尼」、そして圧倒的に格好いい「百姓のせがれ源吉」ら脇役陣も素晴らしく、読み応えのある1冊でした 確かに、(-)もあるかもわかりませんが、もともと、直木賞は大成していく作家を見つける入り口 実際に、その後も、葉室麟氏は素晴らしい作品(「」ら、本書よりも素晴らしい作品はあります)を出されています 「直木賞受賞作」云々にあまり注目されず、主人公の「圧倒的に凛とした生き方」を堪能されればいかがでしょうか | ||||
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情景描写がとても素敵と 思いました。映画のシーンを思い出しながら 詠みました。 | ||||
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助かろうと思えば助かるのに、敢えて切腹の道を選ぶ。 何故自分が咎を負うのか?藩主に聞けばいいのに、殿がそう命じられたことだからと、粛々と従う。 ハッキリ言ってカッコつけすぎ。 自分の死が周りにどれだけ打撃を与えるのか考えた事があるのだろうか。 まるで、切腹の美に酔ってるような主人公に同調できない。 | ||||
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現代社会では、あり得ない清廉潔白な主人公の生き様は真似できないが故に読者をひきつけるのでしょうね。 | ||||
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蜩の鳴き声が聞こえてくる中読みました。蜩はセミの一種で「キキキキ・・・,カナカナ・・・」と鳴きます。 秋谷は,数年を幼虫として地下生活し成虫期間は1ヶ月ほどといわれる蜩の一生を自らの一生に重ねたとするならば,どこまでが幼虫でどこからが成虫だったのでしょうか。 10年後の切腹を命じられ,その間仕事に没頭する秋谷は,結局切腹に至ります。しかし,残された家族は,秋谷の尽力により,その後の安泰が約束されます。そう考えたとき,秋谷自身を一匹の蜩となぞらえるのではなく,自らの人生を幼虫とし,その後の戸田家の発展を成虫となぞらえたのではないかと思います。 いずれにしても,秋谷のような生き様の男は現代社会でも疎まれるのでしょう。自らを律する様は,弱い人間からしてみれば邪魔であり羨ましくもあるからです。でも,やっぱりそんな男になりたいと願ってしまう僕は,心の中に弱い部分があるということなのでしょう。 | ||||
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