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七花、時跳び! Time‐Travel at the After School
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七花、時跳び! Time‐Travel at the After Schoolの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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主人公・柊和泉が、突然タイムトラベル能力に目覚めた後輩・七花蓮と共に、過去や未来に行ったり来たりするSFラブコメ 柊が軽い性格、七花がマジメな性格で、柊がイタズラを思いついては七花を唆してタイムトラベルをしたり、あるいはちょっとトラブルが起きてはタイムトラベルで解決しようとしたり、という展開が終盤まで続く やがて2人がタイムパラドックス問題に思い至り、柊が「未来が決められているなら何をしても意味がない」と悩み、同時に大きな問題と接することで柊らしい解決を得るというカタルシスの書き方は見事 中盤はやや予定調和で退屈だったが、終盤が息を付かせぬ展開で、あっという間に読み終えていた どれだけ振り回されてもなんだかんだで柊に付き合ってしまう七花がとにかく可愛く、未来の七花を知るともっと可愛く思えて、けれどもたまに怖いところもあり、すっかり魅了されてしまった 柊も、軽くて適当な言動で場をかき回すばかりではなく、最後にしっかりと見せ場で魅せてくれて、読後感がとても良い タイムトラベルを身近な話に落とし込んでいておもしろかったが、もっと非日常を感じるような話を期待していたので、そこが少し残念だった | ||||
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結構評価が高い作品だったので読んでみました。 内容を簡単に言うと、ヒロインの七花があるとき突然、タイムトラベルできるようなり、主人公柊がそれを悪巧みする話です。 最後の方までギャグが多いですが話はしっかりしていて、確かに面白い話です。 続きがあってもいい作品だと思います。 | ||||
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タイトルは、おそらく梶尾真治の『つばき、時跳び』をもじったもの。 本作は、将来の目標など特になく、退屈な日常を送っていた高校生の僕こと 柊和泉と、その後輩でなぜか突然タイムトラベル能力を身につけてしまった 七花蓮の二人が、タイムトラベルのたわいもない“実験”を行うことによって 巻き起こす騒動を描いた、連作短篇形式のラブコメ・タイムトラベルSFです。 作者は、ラノベ界隈では希少な本格ミステリの書き手で、本作同様、〈時間〉 を扱った《ミステリクロノ》シリーズでは、シリアスなテーマと高度な謎解きを 見事に両立させています。しかし、本作にはミステリ色はほとんどありません。 いかにもラノベらしいベタなラブコメや、ヲタクネタ(『逆襲のシャア』が 多い)の投入など、ユーザーフレンドリー(?)な作品となっています。 とはいえ、ラストでは、SF的設定を活かし、青春小説として の落とし前をきっちりつけるあたり、さすがだと感じさせます。 | ||||
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タイトルは、おそらく梶尾真治の『つばき、時跳び』をもじったもの。 本作は、将来の目標など特になく、退屈な日常を送っていた高校生の僕こと 柊和泉と、その後輩でなぜか突然タイムトラベル能力を身につけてしまった 七花蓮の二人が、タイムトラベルのたわいもない“実験”を行うことによって 巻き起こす騒動を描いた、連作短篇形式のラブコメ・タイムトラベルSFです。 作者は、ラノベ界隈では希少な本格ミステリの書き手で、本作同様、〈時間〉 を扱った《ミステリクロノ》シリーズでは、シリアスなテーマと高度な謎解きを 見事に両立させています。しかし、本作にはミステリ色はほとんどありません。 いかにもラノベらしいベタなラブコメや、ヲタクネタ(『逆襲のシャア』が 多い)の投入など、ユーザーフレンドリー(?)な作品となっています。 とはいえ、ラストでは、SF的設定を活かし、青春小説として の落とし前をきっちりつけるあたり、さすがだと感じさせます。 | ||||
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が、ヒロインを使役したおします。 ノリもよくテンポもいいのでサクッと何も考えずに読めます。どうしてもタイムとラベルモノは複雑になりがちですが、この作品は何も考えなくても良いでしょう。実際に薀蓄を語り出すところはありますがそこに何も意味は在りません。 主人公のキャラクターをひたすらに楽しめばいいのです。 欲を言えばその主人公の心の動きとか、ヒロインと他のモブたちの心の動きがあまり描かれなかったのは残念かな。目の前で起こっている不合理に対しても案外その場で驚きつつも全体的にスルーしてしまっている感じがあります。 あと、ヒロインのキャラクターも少し薄いかな…でもステレオタイプなツンデレとかじゃないので共感は持てる感じです。 | ||||
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タイムトラベルというありがちな内容ではありますが、普通に面白かったです。 ギャグやテンポが良かったからかなと思いました。 ちょっと物足りないと感じたのは、キャラに関してです。 主要キャラ二人以外は殆ど空気状態でした。(先生とか面白いキャラなのに……) 展開に関してもごく限られた期間を行ったり来たりするだけなので、タイムトラベルの 面白みをあまり感じられませんでした。 | ||||
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ヒロインがすごく可愛くて好感がもてます。 とくに最終章?の話がとてもよかったです。 話の構図としてはタイムトラベルの能力を得たヒロインを主人公が振り回すような感じです。時かけなどとはちょっと違ったスタンスで新鮮でした。オススメです( ~っ~)/ | ||||
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ある日突然タイムトラベル能力に目覚めた後輩の七花。主人公の柊和泉がそのことを知り、半ば強引に七花と一緒にタイムトラベルを行います。かといって、未来で起こる大事件を未然に防ごうとしたり、過去にいって失敗をやりなおす、という感じでもありません。いわば「遊び」に行くようなものです。もちろん「過去」に行くことで「現在」を変えようとしたりはしますが、ある種の「使命感」めいたものは全くありません。 主人公の柊は、高校三年にもなりながら、日常に退屈を覚え、受験勉強にも手がつかない毎日。いんちきめいた手法で作った部活を潰されないために、後輩の七花とともに新入部員を探すが、状況は芳しくない様子。なんていうか、柊がすごく刹那的な生き方をしてるんですよね。「今」を楽しく過ごしたいという感じで、七花のタイムトラベル能力のことを知っても、不思議に思う前にわくわくしています。また、自身の能力について慎重な七花とは対照的に異なる時間軸上で積極的に行動する点もおちゃらけた印象を強くすることと思います。まぁ、それが七花との出会いにつながったりするんですが。 しかし七花が可愛い。柊のお願いを渋々ながら引き受けたり、柊の秘蔵の品をぶん投げたり、疑うふりして甘えたり。自分を縁日の金魚にたとえて柊に詰め寄るシーンは、ほんの数行ながら自分のお気に入りシーンのひとつです。最近のラノベは、唯我独尊系のヒロインが多いので、こういうタイプは逆に新鮮。 一冊でまとまっているため、続きがあるかはわかりません。が、自分としては続いて欲しい。そんな一冊です。 | ||||
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いつもとあまりにテンションが違うのでビックリ。思いついたら即実行という感じ。最初は別人みたいと思ったけれど、これはこれで何となく自然に感じるし、最後にはやっぱり同じ人という印象になった。 ストーリーは、後輩の七花連がタイムトラベル能力に突然目覚め、それを知った先輩の柊和泉が能力を利用していたずらしたりして遊ぶというもの。そしてその結果、柊は色々と葛藤を抱えるのだけれど、最終的には解決していく。 ほとんどはアニメのパロディートークやしょうもないギャグなんかで埋め尽くされているのだけれど、その中で考え方が変化していき、やる気のない男子高校生が人生の目的を見出していく、という真面目っぽい柱もある。 ただ今回は、ストーリーや構成の妙を目指すよりも、瞬間瞬間の面白さを追及する方向にあるのは明らかだと思う。電撃はここ数年、こういう方向に転換した作家さんが結構いる気がするな。以後の作品がどの方向に向かうのかは定かではないが…以前の作風が好きな人には敬遠される可能性もあると思う。 ところで、章題の2番目の数字は跳んだ数なのかな? | ||||
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