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変身
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変身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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物語としては完成度が低いと思う。文学としてはどうか知らない。翻訳も分かりづらいと感じた。おそらく原書で読めば、星4つくらいにはなると思う。 なぜ星5つがこんなにも多いのか本当に不思議。有名な文学作家の書いた作品で、代表作の一つという先入観から?と疑ってしまった。 | ||||
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グレーゴルが働いていたときは、彼に依存していた両親、妹もグレーゴルが虫になってからは普通に働いていた。 つまり、彼らは彼に依存してしまっていて依存がなくなったと考えれば良かったのかもしれない。 グレーゴルは家族のために犠牲になったのかもしれない。 | ||||
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外交販売員のセールスパーソンであるグレーゴル・ザムザ(20代前半)は、ある日、目が覚めると巨大な虫(甲虫という説もあるし、ムカデという説もある)になっていた、という妙な設定から始まる有名な小説。人語は解するが、しゃべることはできない(本人はしゃべっているつもり)。起き上がれないので遅刻して会社の支配人も飛んでくるが、グレーゴルの姿をみてびっくり。この小説がまた奇妙なのは、グレーゴルが変身してしまったことについて「なぜ」という追求がないこと。変身してしまった、びっくりした、ところでどうしよう・・・という思考パターン。部屋に閉じこもり、数ヶ月。妹(17)がエサをくれる。グレーゴルが一家の稼ぎ頭なのだが(どうも、父親は事業に失敗したらしい)、一応、一家には多少の蓄えはあるらしい。ある日、父親にリンゴを投げつけられ、背中負傷。だんだん、厄介者になっていく。妹が、どうにか振り払うべし、と口火を切り、父親も賛成。そもそも、グレーゴルであるとして世話してきたが、グレーゴルといえるのか。一家もグレーゴルなしでなんとか生活を立て直していく。グレーゴルは背中の負傷がもとで(?)さびしく、あっさりと死んでしまう。残った3人は引っ越しも含めて将来を話し合うが、そのうちに、なんとなくいい未来を感じ始めている。そろそろ妹の婿探しもしなきゃなぁ、という妙なハッピーエンド(=グレーゴルはなかったことに)になっている。 カフカは、何回も婚約し、すぐに解消している。また、カフカはこの「変身」を失敗作だと自己評価している。もう少し練りたかったらしい。「ある日、虫になった」「その理由は追求しない」という2つの制約条件を設定して、実験してみたときのその顛末、みたいは話なのだが、なにしろ変身対象が言葉もしゃべれない醜い毒虫なので、こういう顛末になるのは至極まっとうなのかもしれない。毒虫じゃなくてもうすこし可愛いモノだったり、少なくとも会話できるなら、もう少し「心の交流」が残って家族愛が続いたのかもしれないし、理由を追求しようとするならどうやったらもとに戻れるかとかいう探究的な話になったのかもしれないし。 | ||||
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カフカは何を言いたかったのか? 「変身」についてカフカ本人は失敗作だと語ったそうです。 この主人公(虫になった男)は誰の事を指しているのか? 病人?障害者?それとも自分自身?今となっては確かめる術もないのですが。 主人公は家族の為に働き続けていた。両親の借金、妹の学費、家族の生活全てを支えてきた。 しかし、ある朝目が覚めると虫になっていた。 虫になってから徐々に家族の態度が変わっていく。 今迄家族の為に自己を犠牲にしていた主人公に対し、疎ましく思う様になる。 自分に置き換えて考えると、とてつもない不安に襲われる。 (主人公の側だけでなく、家族の視点で読んでも) この本を読むと、現代社会の問題と言われている様な事でも昔から(外国でも)問題として存在していた事が読み取れると思います。人間の本質に触れている様で恐怖を感じる。 | ||||
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初めてカフカを読んだ、わかりやすい言葉づかいであるが、いくつもの解釈を許し、その背景には普遍真理を垣間みせる。 現実と非現実を行き来することで、逆に現実を浮き彫りにさせる。 全体的に気味の悪さを感じる。 こんな小説様式もあるんだと、素直に驚いた。 旅先ではひどい悪夢を見た、寝る前にカフカを読んだからだと思っている。 | ||||
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虫になった主人公が、自分の部屋の壁を這い回るシーンで 思わず笑ってしまいました。 その後、怪我して這い回ることができなくなったときには ちょっと残念に思いました。 有名な作品なので、構えて読み始めたけど 楽しく読み終えました。 | ||||
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もし自分がそうなったらどうしよう、と思わせるような恐ろしい話です。どうしようもないやるせなさがひしひしと伝わってきます。ただ翻訳が下手なので、状況の伝わらないところが山ほどあり、若い人は読めないと思いました。 | ||||
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前々から読んでみたくて漸く手にしたのだが、救いがなく悲しい気持ちになった。 元々稼ぎ頭だったのに、いきなりある日虫になってしまい、今までどおり家族のことを大切に思っているのに家族からは巨大なおぞましい虫としてしか認識されなくなっていく。それが、時間とともにエスカレートしていく様がリアルに描かれている。最終的に命を落とすのも家族によってであり、現在働いて一家を養っている立場の人間として読むと何とも胸が痛む内容であった。 | ||||
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う〜ん、スゴイ話しですね。みんなが冒頭だけ知ってる、朝起きたら虫になっていた男の話し。でもほとんどの人が最後まで読んでないのでは?私もこの年まで読んだ事なかったです、恥ずかしい話しですが。 ストーリーはみなさん知っている通り、ある男(独身で老いた両親と妹と生活)が朝早くからの仕事(行商のセールスマン)の為に目覚ましをかけたはずなのに、気が付くと時間を大幅に過ぎている!!しかも自分の身体に大きな異変が!!虫になってる!!!硬い殻をまとい、足は細かく細くてたくさん生えてる!!寝返り打つのも一苦労で、ベッドから降りるのに頭を打つしまつ!!! というパニックから、仕事先の上司や家族を巻き込んだ恐ろしいくも(私には)笑いを感じさせる冷静さで、ストーリーは進みます。著者フランツ・カフカの時代と現代では捕らえ方に違いはあるかもしれませんが、私には不条理な部分を恐くもさせていますが、笑いにも通じるものとして、感じました。最後の最後なんか、ある意味吉田戦車の不条理ギャグです。恐ろしくも可笑しいそんな話しですが、これそんなに名作なのでしょうか?ちょっと疑問は残ります。 乾いた笑いを求めている方に、あるいは古典を再認識して見たい方にオススメ致します。短いし、すぐ読めます。 | ||||
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ある日目が覚めたら虫になっていた 巨大な汚い虫・・・・・ 会社のマネージャー、家族の反応と対応で1冊終わっていまう 「なんじゃこりゃ」 解説によると不完全な作品とか、マルクス主義や聖書に置き換えて読めとか何とか・・・有名だけど不完全・・・不思議だ とりあえず「海辺のカフカ」でも読みますか 違うかな? | ||||
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ある朝突然、平凡なサラリーマンが巨大な毒虫に変身した。 そんなありえない設定を、最後まで疑問もなく押し通した作品である。 一家の稼ぎ手を失った両親と妹は、だんだんと困窮しながら毒虫を存在しないものとして意識の外へ追い出そうとする。 最初は当惑で始まった毒虫への家族の感情は、最後には隠すことのできない憎悪にまでなる。家族の憎しみに対する絶望と飢えからグレーゴルが衰弱死して、家族はようやく明るさを取り戻すところで物語は終わる。 毒虫の姿の描写があまりにリアルなので、虫嫌いにはちょっと寒気がした。それでも毒虫になって家族に殺されたといっても過言ではないグレーゴルは、人間に戻りたいという欲求はほとんどないように見える。だからこそ毒虫に変身するという異常な事態が、ごく普通の出来事のように見えるのだけれど。 毒虫に変身してしまった人は、現代という社会の中ではもっとたくさんいるのだ。ある朝突然変身してしまう人もいれば、徐々に姿が変わっていく人もいる。そして周りの家族の心境も、ザムザ家と同じようなものだ。家族の絆の脆さを捉えた作品だと思う。 | ||||
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ある朝、主人公は突然虫になってしまう。 ムカデのような虫らしいが、作品中には馬糞虫と記述が出ているだけで、閉じ込められた部屋の中で主人公が這い回ったり、壁にへばりついたりと家族に疎んじられ、それでも家族は馬糞虫を息子だと感じている。 物語の支柱である(なぜ虫になったのか?)という疑問にはまったく答えず物語は終焉を迎えてしまう。 虫はあくまで虫であり物語を読むという行為ではなく、物語を推測する為の書籍で、答えは読んだ人それぞれにあるだろう。 200ページ未満。さっくり読めます。 | ||||
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