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幽霊なんて怖くない: BISビブリオバトル部2
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幽霊なんて怖くない: BISビブリオバトル部2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ビブリオバトル第二弾! 今回は「怖い話」と「戦争の話」。 本当に興味深く本を紹介するので、懐具合が厳しい人は読むべきではありませんwww 私は今回5冊買いましたw まず「怖い話」。 本の紹介だけでなく、登場人物が遭遇する出来事や、登場人物同士の会話でしんみりしたり、萌えたりw 銀君かわいいよ銀君! 「怖い話」からは空と明日香さんが紹介した本を購入。・・・銀君ごめん、ちょっと高すぎ。図書館で借ります。 さて「戦争の話」。 登場人物が高校生という設定ですが・・・それを考慮しても、たどり着いた結論が安易すぎるように感じました。 ※ネタバレになるかもしれないので、ここからの閲覧は注意してください。 ①戦争は悲惨だ ②負ける戦争をやるのは愚かだ ③負けた戦争で命をかけた兵士は無駄死にだ ④戦争を知ることで戦争を防ぐ力になる おおむねこれが、空たちのたどり着いた結論です。 なぜこれが陳腐なのか? いずれも未来の戦争を防ぎ得ないと思われるからです。 ①については、奴隷制・虐殺等の「戦争より悲惨な状況」を改善するための「戦争」という選択肢を排除できません。そしてプロパガンダによりそのような状況は容易に演出できます。 ②については、100%負けると思って戦争を始める者はいない、という現実を無視しています。日清・日露だって「負ける」と考えた人がたくさんいたでしょう?大東亜戦争だって「今なら勝算がある!」と思ったから始められたのですよ(総力戦研究所を過大評価しすぎるのはどうかと思います)。 ③未来の「神の視点」から見れば、負け戦の死は全て無駄死にかもしれませんが、人間が未来を予測し得ない以上、「自己の死によって戦局を好転させられる(もしくは勝てる)」という思いからの戦死・戦争を防げません。 ④第一次大戦後の英国は「戦争の悲惨さ」を痛切に学びました。平和運動も盛んになりました。でもヒトラーの台頭を阻止出来ず、欧州は再び大戦の惨禍にみまわれました。全ての国が「戦争の悲惨さ」を学ばなければ、一方的な平和運動は好戦的国家を利するだけであり、しかも「全ての国が学ぶ」ということは絶望的です。 「戦争の話」からは空、武人、明日香さんの紹介した本を購入しました。 冗長で厳しい話になりましたが、あの山本弘でさえ、実際の戦争を語らせるとこんなものなのか、という失望がそれだけ大きかったのです。 「サイバーナイト」で「四行原則」や「超知性メンターナとシャインらとの会話」に衝撃を受けた古参(多分)の山本弘ファンとしては「残念」の一言です。 次回作に期待します。 | ||||
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