ドクター・スリープ

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評判

ドクター・スリープの評価:

4.03/5点 レビュー 58件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.03pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全111件 81〜100 5/6ページ
No.31
(5pt)

スティーヴン キングの作品はすべていい

シャイニングの続編待ってました。 でもちょっと年がいきすぎか?
ドクター・スリープ 下 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 下より
4163902791
No.30
(4pt)

ちょっと残念

何が残念って?
話は面白いと思います。
娯楽小説として楽しく読ませていただきました。
でもねシャイニングの続編ならホラーを期待するじゃないですか。
だからこそドキドキしながら読み始めたのですが。

あれれ、なんか話が変な方に行ってない?
なんか変な敵が出てきたけどそういうの期待してたわけじゃないんですけど。

ファンとしては肩透かしを食らった感じです。
シャイニングの続編というよりは主人公だった少年のその後を描いたものであることにご注意ください。

面白いけど怖くないです。
ドクター・スリープ 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上 (文春文庫)より
4167910071
No.29
(1pt)

途中で一気に興が冷めた

ストーリーにのめり込み掛けている所で、WTCに飛行機が突っ込んだというニュースを聞き泣いている人々の描写があった。
何をアホな、と思うと同時に、アメリカ人全てが憎たらしくなり、一気に興が冷めて読むのをやめた。
くだらん。途中まで楽しめていただけに悔しい。思わずレビューを書きたくなるレベルだった。是非読んで欲しい。
ドクター・スリープ 上 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上より
4163902783
No.28
(4pt)

「シャイニング」を読んでいませんが、とても面白く読みました。

この小説は、著者がサイン会で「シャイニングの少年はその後どうなりましたか?」と
聞かれたのをきっかけに書いた本。
そうです。これは映画化もされた「シャイニング」の続編でした。
私は「シャイニング」を読んでいないにもかかわらず、読み始めたのです。
ホラーはちょっと苦手なので、小説のオープニングでシャイニングの悪霊が出てくるところで
ちょっと挫折しかけたのですが・・・読了しました。
シャイニングを読んでなくても、映画を見ていなくても十分楽しめました。

小説「シャイニング」で生き残った少年は、父親のようにアルコールにのまれない!と
思っていても、結局アルコール中毒となり・・・とある街にバスでたどり着きます。
そこで、彼に残った能力(シャイニングーかがやき)を使って、その街のホスピスで
死に行く人々を安らかに逝かせる仕事をしていた。
別の街では、特殊な能力(かがやき)を持った「アブラ」という女の子が生まれていました。
そして、「かがやき(シャイニング)」を持つ子どもたちを
誘拐し、忌わしい犯罪を繰り返す「真血族」という人々がいた。
アブラがある新聞の「行方不明」の広告を手に取ったところから
物語は一気呵成に進んでいきます。
「グリーンマイル」も彷彿とさせる、「かがやき」の能力!
ラストも単なる「終わり」でなかったところも、良かった!!
さすがは「スティーブン・キング」

で、読み終わっても、小説「シャイニング」映画「シャイニング」は
怖そうで・・・・私はまだ、読む気、観る気にはなれません。。
ドクター・スリープ 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上 (文春文庫)より
4167910071
No.27
(4pt)

「シャイニング」を読んでいませんが、とても面白く読みました。

この小説は、著者がサイン会で「シャイニングの少年はその後どうなりましたか?」と
聞かれたのをきっかけに書いた本。
そうです。これは映画化もされた「シャイニング」の続編でした。
私は「シャイニング」を読んでいないにもかかわらず、読み始めたのです。
ホラーはちょっと苦手なので、小説のオープニングでシャイニングの悪霊が出てくるところで
ちょっと挫折しかけたのですが・・・読了しました。
シャイニングを読んでなくても、映画を見ていなくても十分楽しめました。

小説「シャイニング」で生き残った少年は、父親のようにアルコールにのまれない!と
思っていても、結局アルコール中毒となり・・・とある街にバスでたどり着きます。
そこで、彼に残った能力(シャイニングーかがやき)を使って、その街のホスピスで
死に行く人々を安らかに逝かせる仕事をしていた。
別の街では、特殊な能力(かがやき)を持った「アブラ」という女の子が生まれていました。
そして、「かがやき(シャイニング)」を持つ子どもたちを
誘拐し、忌わしい犯罪を繰り返す「真血族」という人々がいた。
アブラがある新聞の「行方不明」の広告を手に取ったところから
物語は一気呵成に進んでいきます。
「グリーンマイル」も彷彿とさせる、「かがやき」の能力!
ラストも単なる「終わり」でなかったところも、良かった!!
さすがは「スティーブン・キング」

で、読み終わっても、小説「シャイニング」映画「シャイニング」は
怖そうで・・・・私はまだ、読む気、観る気にはなれません。。
ドクター・スリープ 上 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上より
4163902783
No.26
(3pt)

「シャイニング」の続編と定義すれば駄作。しかし、面白かった

その後かれはどうなった?
キングの作品において、旧作登場人物の初の後日談(登場人物が錯綜する「暗黒の塔」シリーズは別として)。ダニー・トランスの波乱の青春時代~落ち着いた青年時代が語られる。
「11/22/63」や「アンダー・ザ・ドーム」よりも気楽に読める分、確かに内容は薄く感じる。超能力少女アブラが初めて敵の首領(女)と精神世界で対決するシーンはキング作品というより宮部みゆきの小説みたいだ。「シャイニング」の張り詰めた緊張感など無縁の娯楽小説だ。
しかし、これはこれでいいのではないかと思う。これはキングが「I t」の作中で取り上げた「三びきのやぎのがらがらどん」だ。「ああ、ヤギたち(アブラとダンとビリー)はトロール(トゥルーノッツ)に食べられちゃうのかな、それとも生き延びられるかな」。無責任に手に汗握って読める。各所に張り巡らされた伏線が回収されていくさまも心地よい。キングはあとがきの賛辞で、読者をその筆頭に挙げなくなっているが、内容は読者サービス100%のエンターテイメント小説だ。
ドクター・スリープ 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上 (文春文庫)より
4167910071
No.25
(3pt)

「シャイニング」の続編と定義すれば駄作。しかし、面白かった

その後かれはどうなった?
キングの作品において、旧作登場人物の初の後日談(登場人物が錯綜する「暗黒の塔」シリーズは別として)。ダニー・トランスの波乱の青春時代~落ち着いた青年時代が語られる。
「11/22/63」や「アンダー・ザ・ドーム」よりも気楽に読める分、確かに内容は薄く感じる。超能力少女アブラが初めて敵の首領(女)と精神世界で対決するシーンはキング作品というより宮部みゆきの小説みたいだ。「シャイニング」の張り詰めた緊張感など無縁の娯楽小説だ。
しかし、これはこれでいいのではないかと思う。これはキングが「I t」の作中で取り上げた「三びきのやぎのがらがらどん」だ。「ああ、ヤギたち(アブラとダンとビリー)はトロール(トゥルーノッツ)に食べられちゃうのかな、それとも生き延びられるかな」。無責任に手に汗握って読める。各所に張り巡らされた伏線が回収されていくさまも心地よい。キングはあとがきの賛辞で、読者をその筆頭に挙げなくなっているが、内容は読者サービス100%のエンターテイメント小説だ。
ドクター・スリープ 上 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上より
4163902783
No.24
(5pt)

シャイニングの正当な続編ですね。

まずはキングの「シャイニング」を
読んでいれば、
よりこの「ドクター・スリープ」の上巻を
楽しむことが出来ます。
特に「シャイニング」の後日談を含めて
物語の因果関係が
上巻にて集約されてくるので。
登場人物への思い入れも変わってくる
はずです。
怒涛の後半へは「ドクター・スリープ」
そのものの物語を追っていれば
楽しめるのではと
思いますね!
ドクター・スリープ 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上 (文春文庫)より
4167910071
No.23
(5pt)

シャイニングの正当な続編ですね。

まずはキングの「シャイニング」を
読んでいれば、
よりこの「ドクター・スリープ」の上巻を
楽しむことが出来ます。
特に「シャイニング」の後日談を含めて
物語の因果関係が
上巻にて集約されてくるので。
登場人物への思い入れも変わってくる
はずです。
怒涛の後半へは「ドクター・スリープ」
そのものの物語を追っていれば
楽しめるのではと
思いますね!
ドクター・スリープ 上 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上より
4163902783
No.22
(3pt)

「忠実」なる愛読者、にはなれきれず…かな

楽しんだ。
が、「ハラハラどきどき」、も、「わくわく」も、ガッタ虫湧いて出る事もなかった。
多分、アブラが余りに突出して「強い」為、対決にはきわどさも危うさも感じられなかったからだと思います。ついでに、アブラのキャラそのものに余り好感が持てなかったらしい。「危うい所で危ういバランスを取っている少女」だと気遣いたくなるが、どっちかというと「触るなキケン」な少女だと捉えてしまった。

年を重ねるごとに「上手く」なっているのは感じるが、キングに惹かれていた一番の要素、「郷愁」や「抒情」がこれまた年を重ねるごとに薄れていく。のが再確認できた。と、いう感じでしょうか。
キングがあとがきで書いている様に、読者である自分自身が、「若く感受性豊か」な歳は越してしまってるという要素も多分にあるとは思います。が、キング作品に期待する者としては「及第点」位な感じでした。
ドクター・スリープ 下 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 下 (文春文庫)より
416791008X
No.21
(3pt)

「忠実」なる愛読者、にはなれきれず…かな

楽しんだ。
が、「ハラハラどきどき」、も、「わくわく」も、ガッタ虫湧いて出る事もなかった。
多分、アブラが余りに突出して「強い」為、対決にはきわどさも危うさも感じられなかったからだと思います。ついでに、アブラのキャラそのものに余り好感が持てなかったらしい。「危うい所で危ういバランスを取っている少女」だと気遣いたくなるが、どっちかというと「触るなキケン」な少女だと捉えてしまった。

年を重ねるごとに「上手く」なっているのは感じるが、キングに惹かれていた一番の要素、「郷愁」や「抒情」がこれまた年を重ねるごとに薄れていく。のが再確認できた。と、いう感じでしょうか。
キングがあとがきで書いている様に、読者である自分自身が、「若く感受性豊か」な歳は越してしまってるという要素も多分にあるとは思います。が、キング作品に期待する者としては「及第点」位な感じでした。
ドクター・スリープ 下 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 下より
4163902791
No.20
(3pt)

「忠実」なる愛読者、にはなれず…かな

楽しんだ。
が、「ハラハラどきどき」、も、「わくわく」も、ガッタ虫湧いて出る事もなかった。
多分、アブラが余りに突出して「強い」為、対決にはきわどさも危うさも感じられなかったからだと思います。ついでに、アブラのキャラそのものに余り好感が持てなかったらしい。「危うい所で危ういバランスを取っている少女」だと気遣いたくなるが、どっちかというと「触るなキケン」な少女だと捉えてしまった。

年を重ねるごとに「上手く」なっているのは感じるが、キングに惹かれていた一番の要素、「郷愁」や「抒情」がこれまた年を重ねるごとに薄れていく。のが再確認できた。と、いう感じでしょうか。
キングがあとがきで書いている様に、読者である自分自身が、「若く感受性豊か」な歳は越してしまってるという要素も多分にあるとは思います。が、キング作品に期待する者としては「及第点」位な感じでした。
ドクター・スリープ 下 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 下より
4163902791
No.19
(5pt)

止まらない

大好きなシャイニングの続編。ゆっくり楽しみたいのに読む手が止まらない。
ドクター・スリープ 上 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上より
4163902783
No.18
(3pt)

ちょっとまだるっこしいかな

序章に少し「がっかり」した。内容じゃなくて、「あれだけの思いしてやっと逃げたと思ったらまたこれかよ」みたいな方向に。

「上」の感想は「はい。これで説明および設定完了」。
さて、これから本筋。が、「上」の最終ページって…。話動くまでまだるっこしすぎw
少し冗長に感じたのは否めない。
特に「シャイニング」を知らずとも、本書は本書で楽しめると思いますが、シャイニングの詳細分かってた方が「ちょっとした楽しさ」が増えると思います。
本当はシャイニングを読み返してから取りかかろうと思ったんですが、新刊への欲を抑えきれずwが、やっぱり復習しとけば良かった。余りに記憶が古過ぎて、すぐにピンと来ない自分がこれまたまだるっこしくて。
「下」が楽しみです。
ドクター・スリープ 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上 (文春文庫)より
4167910071
No.17
(3pt)

ちょっとまだるっこしいかな

序章に少し「がっかり」した。内容じゃなくて、「あれだけの思いしてやっと逃げたと思ったらまたこれかよ」みたいな方向に。

「上」の感想は「はい。これで説明および設定完了」。
さて、これから本筋。が、「上」の最終ページって…。話動くまでまだるっこしすぎw
少し冗長に感じたのは否めない。
特に「シャイニング」を知らずとも、本書は本書で楽しめると思いますが、シャイニングの詳細分かってた方が「ちょっとした楽しさ」が増えると思います。
本当はシャイニングを読み返してから取りかかろうと思ったんですが、新刊への欲を抑えきれずwが、やっぱり復習しとけば良かった。余りに記憶が古過ぎて、すぐにピンと来ない自分がこれまたまだるっこしくて。
「下」が楽しみです。
ドクター・スリープ 上 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上より
4163902783
No.16
(5pt)

こりゃあ、息子ジョー・ヒルの[NOS4A2]への何らかのアンサー小説じゃないの?

ミッシング・チャイルドを発端として、特殊能力を持った少女が、広義での、いわゆる吸血鬼と対峙してゆく。
キング親子で”お題”を決めてダークファンタジー小説対決を試みた.....なんて深読みしてしまった。もし判定を求められれば、
上巻読了した限りでは、躊躇いなく”本作”の勝ち。(もちろん、これは私見ですので...)
実は、115ページぐらいまで、アル中の青年の話が続く件で何度も本作読み止めようとしました。つまらんのだよ...そのあたりまで。
所が、この青年が改心して、ドクター・スリープとして名を馳せてゆくあたりから、俄然ボコボコにハマり始め、ついに最後まで一気読み!
いやっ、いやっ 眠り・信頼・財務などなど各々専門技術を有する化け物軍団 vs 桁外れの(超能力)早打ちガンマンとその師匠という
キング版西部劇の香りを振りまき、物語は映画[ハイ・ヌーン]を彷彿とさせ刻々と、約束の地<オーバー・ルック>ホテルへと流れてゆく。
私の中で下巻への期待がいやが上にも盛り上がっている。[シャイニング]続編ではあるが、36年も前の本で、私などは、ほとんど内容覚えていないが、問題ない。この前読んだケネディに纏わる歴史改変作も重厚でよかったが、今回の様な、(キングにしては)軽めのウエスタン
楽しんでいます。
ドクター・スリープ 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上 (文春文庫)より
4167910071
No.15
(5pt)

こりゃあ、息子ジョー・ヒルの[NOS4A2]への何らかのアンサー小説じゃないの?

ミッシング・チャイルドを発端として、特殊能力を持った少女が、広義での、いわゆる吸血鬼と対峙してゆく。
キング親子で”お題”を決めてダークファンタジー小説対決を試みた.....なんて深読みしてしまった。もし判定を求められれば、
上巻読了した限りでは、躊躇いなく”本作”の勝ち。(もちろん、これは私見ですので...)
実は、115ページぐらいまで、アル中の青年の話が続く件で何度も本作読み止めようとしました。つまらんのだよ...そのあたりまで。
所が、この青年が改心して、ドクター・スリープとして名を馳せてゆくあたりから、俄然ボコボコにハマり始め、ついに最後まで一気読み!
いやっ、いやっ 眠り・信頼・財務などなど各々専門技術を有する化け物軍団 vs 桁外れの(超能力)早打ちガンマンとその師匠という
キング版西部劇の香りを振りまき、物語は映画[ハイ・ヌーン]を彷彿とさせ刻々と、約束の地<オーバー・ルック>ホテルへと流れてゆく。
私の中で下巻への期待がいやが上にも盛り上がっている。[シャイニング]続編ではあるが、36年も前の本で、私などは、ほとんど内容覚えていないが、問題ない。この前読んだケネディに纏わる歴史改変作も重厚でよかったが、今回の様な、(キングにしては)軽めのウエスタン
楽しんでいます。
ドクター・スリープ 上 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上より
4163902783
No.14
(5pt)

人生とはひとつながりの皮肉な待ち伏せ攻撃のようなものだ

少年ダニー(ダン)の父ジャックが一杯の酒以上に愛していたのは、十杯の酒だけ。ダンは、そんな悪習には決して染まるまいと自分に誓っていた。そんなダンも、やがて、人生とはひとつながりの皮肉な待ち伏せ攻撃のようなものだと達観するようになる。
 そう、あの「シャイニング(かがやき)」をもった少年も大人になり、その持って生まれた能力がために、見たくもない死者たちに悩まされ続け、そこから抜け出すために酒の力に頼るようになっていたのです。

 キングの最高傑作で、かつとてつもなく怖い小説でもある「シャイニング」の続編ということで、いやがおうにも期待が高まります。
 しかし、キング自身あとがきで「なにをもってしても、すばらしい恐怖を感じた記憶と互角に張り合えるものではない」と述べているように、最初に体験した強烈な印象が強ければ強いほど、どんな続編でもあの恐怖の瞬間を上回ることは不可能なのです。
 それでも、キングはこう言っています。
「パワフルな物語を書く。わたしは、ダニー・トランスを見つけ出し、ダニーの冒険を追いかけることで楽しい思いをした。読者の皆さんにも同じ思いを味わってほしい」
 
 本作は、前作「シャイニング」の直後から始まります。
 この導入部分については「シャイニング」の雰囲気そのもので、コックのディック・ハローランも登場し、懐かしい心霊ホラーの怖さを感じることができます。
 ところが、それから一気に数十年の月日が過ぎ、すっかりアルコール依存症になってしまったダン。
 あの輝き(シャイニング)を持った利発な少年が、いまや飲んだくれのおっさんになってしまうとは。
 それでも酒をやめねばとの思いもあり、酒瓶に手が出そうになると「あと一日だけ待ってみよう。お前自身にあと一回だけチャンスをくれてやるんだ」と言い聞かせ苦悩するダン。
 このアルコール依存のどん底状態のパートが少し悲しい(読書ペースがいったんダウンしてしまいます)。

 それでも、そのダン以上のとてつもなく強い輝きを持つ少女アブラが登場するようになってからは、一気に面白さが加速し、読書スピードもぐんぐん上がっていきます。
 下巻に突入してからは、上巻の半分の時間で読了してしまいました。
 ここ最近のキングは、初期の頃の傑作(「シャイニング」「呪われた町」「デッドゾーン」「スタンド」「ペットセマタリー」などなど)を連発していた頃の雰囲気を少し感じさせつつも、エンターテイナーとして読者をぐいぐいと惹きつける、初期とはまた少し違った魅力を持つ作品(「11/22/63」「アンダーザドーム」など)を連発する新たな黄金期に突入した感があります。
 本作はわりとストレートに悪との戦いを描きつつ
 「人がどれほど多くを乗り越えることができるか」
 「人はその家族を愛し、家族のために最善を願う」
 「一日一日を着実に」といった人生感をも感じさせる、読後感が良い作品です。
ドクター・スリープ 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上 (文春文庫)より
4167910071
No.13
(5pt)

人生とはひとつながりの皮肉な待ち伏せ攻撃のようなものだ

少年ダニー(ダン)の父ジャックが一杯の酒以上に愛していたのは、十杯の酒だけ。ダンは、そんな悪習には決して染まるまいと自分に誓っていた。そんなダンも、やがて、人生とはひとつながりの皮肉な待ち伏せ攻撃のようなものだと達観するようになる。
 そう、あの「シャイニング(かがやき)」をもった少年も大人になり、その持って生まれた能力がために、見たくもない死者たちに悩まされ続け、そこから抜け出すために酒の力に頼るようになっていたのです。

 キングの最高傑作で、かつとてつもなく怖い小説でもある「シャイニング」の続編ということで、いやがおうにも期待が高まります。
 しかし、キング自身あとがきで「なにをもってしても、すばらしい恐怖を感じた記憶と互角に張り合えるものではない」と述べているように、最初に体験した強烈な印象が強ければ強いほど、どんな続編でもあの恐怖の瞬間を上回ることは不可能なのです。
 それでも、キングはこう言っています。
「パワフルな物語を書く。わたしは、ダニー・トランスを見つけ出し、ダニーの冒険を追いかけることで楽しい思いをした。読者の皆さんにも同じ思いを味わってほしい」
 
 本作は、前作「シャイニング」の直後から始まります。
 この導入部分については「シャイニング」の雰囲気そのもので、コックのディック・ハローランも登場し、懐かしい心霊ホラーの怖さを感じることができます。
 ところが、それから一気に数十年の月日が過ぎ、すっかりアルコール依存症になってしまったダン。
 あの輝き(シャイニング)を持った利発な少年が、いまや飲んだくれのおっさんになってしまうとは。
 それでも酒をやめねばとの思いもあり、酒瓶に手が出そうになると「あと一日だけ待ってみよう。お前自身にあと一回だけチャンスをくれてやるんだ」と言い聞かせ苦悩するダン。
 このアルコール依存のどん底状態のパートが少し悲しい(読書ペースがいったんダウンしてしまいます)。

 それでも、そのダン以上のとてつもなく強い輝きを持つ少女アブラが登場するようになってからは、一気に面白さが加速し、読書スピードもぐんぐん上がっていきます。
 下巻に突入してからは、上巻の半分の時間で読了してしまいました。
 ここ最近のキングは、初期の頃の傑作(「シャイニング」「呪われた町」「デッドゾーン」「スタンド」「ペットセマタリー」などなど)を連発していた頃の雰囲気を少し感じさせつつも、エンターテイナーとして読者をぐいぐいと惹きつける、初期とはまた少し違った魅力を持つ作品(「11/22/63」「アンダーザドーム」など)を連発する新たな黄金期に突入した感があります。
 本作はわりとストレートに悪との戦いを描きつつ
 「人がどれほど多くを乗り越えることができるか」
 「人はその家族を愛し、家族のために最善を願う」
 「一日一日を着実に」といった人生感をも感じさせる、読後感が良い作品です。
ドクター・スリープ 上 Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上より
4163902783
No.12
(5pt)

続編らしい続編

久しぶりのスティーブン・キング読書を楽しんだ。私はキングがまだ日本でブレイクする直前にパシフィカ刊行の
『シャイニング』を1980年の映画公開前に読んだというのが自慢で(高校生だった)、これが最初のキング体験
だったので、当時のまだ数少なかった翻訳はほとんどすべて追いかけた。

その頃はまだ邦訳も少なかったので、村上春樹のキング評論「疲弊の中の恐怖――スティフン・キング」(「海」
1981年7月号)まで読んだ。

しかし、そういうマイナー時代のファンの悪癖で、メジャー作家になってからは離れてしまい、80年代半ば以降
の作品はほとんど読まずに来てしまった。『ファイヤースターター』は熱狂した。『クージョ』は私にとってイマ
イチでこのあたりで離れた。『スタンド・バイ・ミー』は映画としてずっとあとになって、午前10時の映画祭で見た。

そんな私であるが、本作には大変感動した。

ダニーやハローランという名前を見ただけで、大きな感動がある。物語に引き込まれる体験を楽しんだ。とくにダニーが
父親のジャックと同じく酒に対して弱さを見せるところにおっさんとなった読者の私は大きく反応した。

前作を未読でも、年若い読者でも楽しめると思いますが、でも本作は前作を読んだ上で(映画は不可)、そして、できれば
30年のインターバルをおいた上で最大限ダニーに感情移入して読むべき作品に思えます。
ドクター・スリープ 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ドクター・スリープ 上 (文春文庫)より
4167910071