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ダブルトーン
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ダブルトーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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君の名は はこれもパクられて作られたんだね。 訴えていいレベルだと思う。 | ||||
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2010年に出た単行本の文庫化。 熊本の離島である「壱里島」を舞台とした長篇SF小説だ。 東京から派遣されたサラリーマンが特殊な調査に取り組んでいくのだが、やがて島内を二分するような大問題がもちあがっていることがわかり、否応なしに巻き込まれていくというストーリーだ。 しかし、雰囲気的にはあくまでもゆるい。 ハートフルなラストが、いかにもな梶尾作品だった。 | ||||
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熊本の天草地方にある架空の島「壱里島」を舞台にした村おこしファンタジー。 ファンタジーの部分を妙に引っ張らず、サラッと描ききったところはさすが。こんなに早くネタばらしして大丈夫なの!? と思ったが、そのまま飽きることもなくラストまで読めた。のどかな田舎で、主人公と木訥な人たちとが織り成す人間模様が気持ちよく、また最後は少しジンときた。やはり梶尾真治にハズレなし。 | ||||
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梶尾作品は、最後に必ずどんでん返しがあってドキッとさせられます。面白かったです。 | ||||
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ドキドキの展開から最後感動へ。娘のいる人は涙なくして読めませんね。 | ||||
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数多いSF作品の中で、昔読んだ、タンポポ娘・・・に通じる何かを感じます。私は星新一とか半村良、豊田有恒、レイ・ブラッドベリの作品が好きで、最近のSF作家の作品にはあまり興味がなかったのですが、梶尾さんの作品には、興味がわきました。 2人の女性が、同じ夢の中で、相手と立場が逆転して同じ夢を見る。しかし時間が2年ずれていて、同じ男性との接点があり、サスペンスの要素とロマンチックな要素が含まれた、SF小説です。 | ||||
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NHKでドラマ化されて面白そうだったので読み始めました。 この作家さんの小説を読んだのは初めてで最初から中盤まで、文章が苦手でその点は読みづらかったのですが、内容はとても面白く最後まで読むことができました。 目の付け所が良いというか、素材が良いというか。 二人の同名の女性が夢で人生を共有し、でもそれに時差があるところや、運命を知るだけで精一杯、変えようという発想がないのに、後半では結末を変えるよう動いていく……。 ざっくりくくってしまうと、SFで、サスペンスで、99%現実では起こりえない設定で、完全なエンターテイメントものでありながら、登場人物たちがどちらかというと地味なところが逆にすごく現実味を持って感じられます。 ただ、一人の男性に二人の女性が関わるストーリーでありながら小説の方では全然泣けてこなかった。娘に対する思いももっと書き込まれていればよかったと思います。 ドラマと並行して読んだため、この小説の純粋な感想はむずかしいのですが、ドラマでは全6回中、4〜5回で犯人がわかってしまい、最終回放送までに、小説のほうを読み終わらせました。 犯行の動機は、うーんそうだろうな、と思いながらも、もっと現実感を持ったくわしい動機がほしかったです。 どうやって終わらせるのだろうという注目のラストは、納得のいくもので、さわやかな感動がありました。 総合的にはすごく面白かったです。 追記 ドラマ、最終回まで観ました。 小説と比べて、号泣、とまでいかなくても、泣ける内容でした。 ドラマのほうが感動的になるようにうまくまとめているなあ、という印象がありますが、原作のこちらのほうがセンスいい部分もあり、それぞれに良さがあると思います。 おおまかな流れはドラマと同じですが、ドラマを観られて興味ある方は、読まれても良いのではないかと思います。 | ||||
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"ユミ"の名を持つ二人の女性。 一人は保育園に通う娘を持つ主婦。夫との関係や今の境遇に不満を持っている。 一人は独身の24歳。広告代理店の下請けのような仕事をしながらも充実した毎日を送っている。 ところが、それぞれの記憶の中にいつ頃からかもう一人の"ユミ"が混じり込み、そしていつの間にか現実が交差し始める。 導入部の謎の提示。 二人の"ユミ"の生活に共通の人物が現れ謎が深まる中盤。 一人の"ユミ"に迫るトラブルと、急展開する終盤。 良いっ! 途中までゆったりと物語に身を任せていると、中盤以降はもう手が止まりませんでした。 "ラブ・サスペンス"という帯の言葉には同調できないけれど、梶尾さんの長編作品の中では一番読書時間に没頭したかもしれません。 ラストのレストランのくだりが特に好きです。 韓国映画の「イルマーレ」のような、梶尾真治さん自身の「時の"風"に吹かれて」のような、読後に切なさの残る素敵な小説です。 | ||||
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大会社の中で自分を見失っていた主人公が、離島での体験を通じ、島民とふれあい、奇妙な体験をし、成長していく、そんな話である。 ヴォネガット風にショートショートにすると、「それ、どっかで聞いたような話でさ、、」と突っ込まれてしまいそうだが、あえて作者は島民とのふれあいを描きたかったのだと思う。 一般的な、離島や山村における「閉鎖的・排他的」というイメージを払しょくしたかったのか?そういう意味では、大丈夫だ。 | ||||
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熊本在住のSF作家・梶尾真治の最新長編。天草地方の壱里島(いちりじま)という架空の離島で起こった不思議な物語である。 SFというと昔話をひっくり返した未来話というイメージがあるが、この物語は現代のどこにでもありそうな地方の離島が舞台となっている。物語としてはフィールド・オブ・ドリームの日本版と言うべきか。日本のどこにでもありそうな離島で起こった危機を主人公を取り巻く魑魅魍魎たちが救うという点において、そして強烈な懐かしさを伴うという点において。 島の人情の描き方といい、細部の料理の描写といい、著者の現実を描く力は確かである。その上にSFの想像力を載せるのが著者の特色である。 父親が熊本出身で家の墓も熊本市の郊外にあるという個人的な事情もあって、当分、この著者の描く熊本を中心とした物語から目が離せそうもない。 | ||||
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