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野望の憑依者
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野望の憑依者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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足利尊氏の家宰(執事)の高師直が主人公の小説は珍しい。鬱で常に曖昧な尊氏を励まし、鎌倉幕府を倒し後醍醐帝の建武の新政を崩壊させて、室町幕府を樹立させた高師直が、宿敵の足利直義(尊氏の弟)と対立する。日本史では有名な〈悪党〉として評価される高師直だが、彼なしでは足利の天下はなかった。すごく面白い歴史小説だった。 | ||||
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丁寧に包装されて配達予定日に届いていました。所蔵本として大切にしたいと思います。 | ||||
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とても気に入りました。 | ||||
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太平記は湊川の辺りまでしか知らなかったので観応のじょうらん辺りを読みたくて買いました。悪を自任しながら情を捨てきれず破滅する魅力たっぷりのダークヒーローですね。表紙も気に入りました。 | ||||
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あまりなじみのない、鎌倉時代から室町時代の話。 一気読みをしてしまった。 出てくる人物が多いので、ときどきキャラクターを見失うが、 読んでいて臨場感がすごい小説。 | ||||
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お恥ずかしながら高師直という人物を私は知りませんでした。 足利尊氏公の事は流石に名前くらいは存じておりましたが、公の造形を含め興味深かったです。 家宰という役職についても詳しくなれたように思います。 まったく知らない時代のことで最後までハラハラしながら読めたのは却ってラッキーだったのかな? 最後になりましたが伊藤潤先生の文章好きです。 | ||||
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この時代を生きた人々が我欲になぜ突き動かされたのか、その結果どのように時代が移り変わっていったのかを、高師直視点で丹念に描いた傑作。南北朝時代はなかなか読みにくいかと思っていたがとんでもない。伊東潤だからこそ書けたエンターテインメントに仕上がっており、リーダビリティが抜群だった。 | ||||
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鎌倉幕府の倒壊、建武の新政、室町幕府の樹立に至るまでの激動の時期、まさに敵味方が入り乱れ形勢に従って立場も目まぐるしく入れ替わる「乱世」をたくましく生き抜く婆娑羅な「高師直」の生涯が赤裸々に描かれている。 本書では目まぐるしい情勢の変化が分かりやすく整理されているので、その場面場面を理解して感情移入しやすい。後半はフィクション性の勝った展開が待っているが、この時代特有のおどろおどろしさと、婆娑羅を標榜する主人公が最後に捨てきれなかったものが自らの弱みになっていく皮肉が鋭く描かれているように思われた。周辺も多士済々だが、尊氏に関しては少々カリカチュアされている。 | ||||
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日本史の中でも,今ひとつ南北朝時代の歴史は分かりにくいなあという印象があったが,本書を読んで熾烈な殺戮戦と政治闘争がの連続だったことが想像された。戦国時代との違いは,天皇の権威がどの程度重視されていたか・秩序がどの程度維持されていたか・完全な下剋上がまかり通っていたか,という点なのだろう。 敵味方入り乱れての殺し合いの過程を,一人の主人公(高師直)の視点と内面および行動にスポットを当てて,描いている。それによって,歴史的事実の絡まった糸がかなり分かりやすく読めると思われた。 入り組んだ事実が多く積み重なった時代なので,事実の叙述にかなり紙幅を取られているようにも思えたが,その中でも,主人公や主要登場人物たちの心理とその絡み合いが,魅力的に描かれていると感じた。 | ||||
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気弱な大将と伝えられる足利尊氏(高氏)が、なぜ足利幕府を起こせたか?その答えがこの本にある。その答えは黒幕である高師直の存在である。英雄 楠木正成・正行の前に立ちはだかったのも高師直であった。しかし、その最後は非常に興味深いものだ。南北朝時代のファン、必読の書である。 | ||||
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鎌倉討幕から室町幕府への激動の南北朝時代を新進気鋭の「伊東潤」が描いた時代小説。 足利家の家宰、高師直の野望の生涯を著者得意な意表を突くストーリー展開で描かれてる。 最新作が最高傑作と豪語する「伊東潤」の最新作。最高に楽しめました。 | ||||
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発売と同時に購入、即読破しました。 作者としては初の南北朝時代を背景にした作品だが、時代背景がよく出ており「南北朝時代はあまりよくわからない」という(自分もそうだが) 読者でもその世界に入りやすい。 この物語の主人公は足利尊氏の家臣である高師直。 自身の野望のためだけに生きる人物として描かれているが、その鮮烈な描写に作者の力量がいかんなく発揮されている。 物語りの冒頭のシーンが最後のクライマックスにリンクしていく巧みな手法に思わず「ニヤッ」っとさせられた。 「自身の野心と栄達のためだけに生きる」この作品の主人公と「己を犠牲にしても理念の実現を果たそうとする」同じ伊東潤作品の北天蒼星の主人公との対比をしながら読むと更におもしろいかと思う。 | ||||
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