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(短編集)

城を噛ませた男



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【この小説が収録されている参考書籍】
城を噛ませた男
城を噛ませた男 (光文社時代小説文庫)

城を噛ませた男の評価: 4.52/5点 レビュー 29件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.52pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 1~20 1/2ページ
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No.26:
(5pt)

見えすぎた物見がとにかくいい

伊東潤氏は「短編がいい」と言われると、長編もいいぞと怒るそうだが、この短編集はとにかく素晴らしい。傑作ぞろい。

下野国は佐野の唐沢山城を舞台にした「見えすぎた物見」は、巨大勢力の狭間を生きた国衆佐野氏の悲しくも逞しい生きざまを描く傑作。個人的に、伊東潤氏の最高傑作だと思う。
城を噛ませた男 (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:城を噛ませた男 (光文社時代小説文庫)より
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No.25:
(5pt)

インテリ

伊藤潤さんの本はどれもすごい知性を感じる。すごいインテリなんだろうな。
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No.24:
(5pt)

詳細が細かく書いてありました。

とても品物が綺麗でありました。
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No.23:
(5pt)

生き残る男の生き様

板部岡江雪斎が特に素晴らしい。渋みが描かれている。
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No.22:
(5pt)

戦国の片隅を覗かせてくれる小説

無理なく没入させてくれる自然な説明、情景が目に浮かぶような描写、躍動感に溢れた場面展開、感情が伝わってくる行動やセリフなどが短編一つ一つに異なった読了感を与えてくれました。また、スポットライトの当たりにくい立場の人々が主役で描かれているのも良かった。そのため個人的な評価は☆5。
ただし、武将の史実の姿より小説としての面白さを優先させている箇所が幾つかあります。そのような創作が気になる方は☆4ぐらいの気持ちで読むのが良いと思います。
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No.21:
(5pt)

読んでて、目前にいるようで怖くなった・・・・

初めて伊東さんの短編集を読みましたが、すごい面白い。
佐野の物見の話では、北条氏政と上杉謙信が数行しか出てこなかったが、
目の前にいるようで怖くなった。迫力が伝わってきた。
こんな気持ちになった読書は初めてだ。

沼田の話も同様。真田昌幸の発する言葉にドキドキしまくった。
この迫力と臨場感は何なんだろうか?

最後の、江雪斎の話は関ヶ原の裏切りの場面だったが、
最初と最後が「そうつながるのか」って感嘆しました。
深い溜め息とともに、最初の河原の場面がくっきり
フラッシュバックしてきました。
ちょっと忘れたけど、最後の家康と江雪斎の会話も
いいですねえ。苦笑いの余韻が襲ってきます。

とにかく臨場感がすごいなぁと感じました。
書籍に飾っておくだけで、一生、ワクワクできる
本になりました。
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No.20:
(4pt)

「鯨のくる城」が最高に面白かったです!

伊藤潤氏の作品はどれも面白く,いつも楽しませていただいているので,本書を手に取りました.

本書は表題になっている「城を噛ませた男」を含め,計5編の話から構成されています.どれもが期待を裏切らない面白さでしたが,読了感が最高にスカッとしたのは,「鯨のくる城」でした.途中からなんとなくストーリー展開は読めたのですが,それでもやっぱり面白くて痛快で.他の4編はやや暗いエンディングなので,余計に爽快感が際立つのかもしれません.

個人的には,「鯨のくる城」だけを読むためだけでも,一冊購入する価値はあると思います.
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No.19:
(5pt)

関東の戦国を書かせたらトップクラス

粒ぞろいの短編集です。戦国の題材を掘り下げて描く作者得意の内容で、良く洞察されているのがわかり、また 調査も併せて深くやられてるのだなぁ~と思わず唸ってしまいます。 有名武将から、マイナーなもののふまで、よくこんなにもアイデアがでてくるものだと、作者の作品を読むたびに関心し その観察眼にはただただ感服します。 もはや司馬先生のレベルまでいっているかも!?
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No.18:
(5pt)

短編なのが惜しいっ!

今作品の中でも、表題にもした『城を噛ませた男』の出来が素晴らしくいい。謀将・真田昌幸を叔父の矢沢綱頼とのコンビで描いている。数々の昌幸像を見てきたが、ここでの鋭利で研ぎ澄まされた謀略には舌を巻いた。小田原合戦にまで発展してしまった北条家家臣・猪俣の名胡桃城奪取してからの転落ぶりには、同情よりかは哀れしか感じない。短編でよりかは長編で描いてほしかった。作中では全て昌幸が仕組んだと描いているが…真実はいかに?!秀吉が絡んで来なかった展開が、一段と昌幸の存在を際立たせていた。
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No.17:
(4pt)

戦国時代における弱者の悲哀の短編集

5つの短編集。
「見えすぎた物見」上杉、北条の間で翻弄される佐野一族の栄枯盛衰。
「鯨のくる城」北条水軍・清水康英旗下のある国人衆が直面した北条攻め。
「城を噛ませた男」北条攻めのきっかけとなった名胡桃城争奪にからむ、真田昌幸の計略に落ちた猪俣邦憲の悲劇。
「椿の咲く寺」武田遺臣・今福丹波一族の徳川家康への復讐劇。
「江雪左文字」北条-豊臣-徳川と渡り歩き、関ケ原で小早川秀秋の寝返りに奔走した、北条遺臣・板部岡江雪斎

信を貫き通すことが難しかった、大国に挟まれた国人衆や弱者の悲哀がある。
伊東氏はそれぞれのドラマを、少ない紙数でしっかりと描き切っている。
華々しい表のドラマの陰に、このような切ないストーリーがこの時代には数限りなくあったんだろうなと感じる。
そんな歴史が刻まれた土地を、今我々が行きかっているのかと思うと、とても感慨深い。
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No.16:
(4pt)

視点がおもしろい

秀吉の小田原城攻めから家康の関ケ原までの期間を中心とした短編集。

各作品は独立しているが、どこなく繋がっているようで本全体のクオリティを上げている印象です。

これまで注目されなかった人物にスポットをあて、弱者の視点で話を展開する手法は、
すごく新鮮でおもしろいです。
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No.15:
(4pt)

期待が大きかっただけに

時代ものとしては、近年のブームに象徴される
単なる大どんでん返しの「時代小説っぽいもの」ではなく、
内容は非常にしっかりとしたものであった。
ただ、伊藤潤氏の作品ということでとても期待が大きく、
もっと一つ一つの話を深く、長く深く取り上げて欲しかったので
☆4つ。
意外にも「鯨のくる城」は合戦中心の物語ではないが、方言などで
話す場面などがその場の雰囲気をうまく表していて、田舎侍の立場と
誇りを感じさせた。個人的にはこの本のなかで最も好きな話であった。
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No.14:
(4pt)

戦国時代東国での弱小氏族の苦悩

生きる為に、苦悩し偽り、へつらい、騙し、裏切る・・・列強の狭間に生きる弱小豪族・氏族の苦悩にスポットライトを当てた歴史考証も詳しい小説。  良い勉強に成った。
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No.13:
(4pt)

英雄達の周り

戦国時代の英雄ー個人的には一番は織田信長ー達の本はもう書き尽くされているので、この本の主人公達はかなりマニアックな人々です。それを面白く読ませる作者に脱帽
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No.12:
(4pt)

切れ味

伊東潤さんは短編集が優れている、と書評にあったが確かにそうだ。
この短編集は、喰いつき易さにバラツキはあるが、総じて余韻を楽しめる話が詰まっている。
とくに政僧江雪からみた関ヶ原を描いた最後の話は出色だった。
切れ味鋭い名刀は、みだりに抜かぬほうがよい…と語らせるあたりは、韜晦という技を現代の我々に深く考えさせる。
伊東さんは「峠越え」ですでに長編の傑作をものしており、今後ものすごく期待しています。
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No.11:
(4pt)

歴史に名を残さない男達

決して日本史の教科書には載らない、
だから私たちが知ることがない戦国の世に生きた男達の物語。
彼らがいたから、豊臣は天下を取り、徳川は長らえることができた。
ビジネスマンとしての生き方(主に権謀術)の参考になる本
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No.10:
(5pt)

歴史小説の醍醐味

歴史小説や時代小説は、あまり読むほうではない。しかし本書は、現代に通じるものが多々あって、企業社会を見るうえでとても参考になった。
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No.9:
(5pt)

マイナー武将がくっきりと浮かび上がって、存在感を示す

一気に読み終えてしまう面白さでした。どんどん引き込まれる構成力が素晴らしい。
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No.8:
(5pt)

すべて良好でした。

購入した商品の評価は内容は、記載どおり。
対応もすべて良好でした。
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No.7:
(5pt)

戦国の世の生き方

どの物語にも智謀、術策、裏切り、内通などが主要なテーマになっている。
戦国の時代、やみくもに合戦を行っていたわけではなく、できれば合戦となる前に勝利を確実なものにしようとあらゆる術策を講じたことと想像できる。

勢力分野がどう変化するか予測もつかない時代に、城や領土を維持するのは並大抵ではなく、情勢を予見し、手段を選ばぬ身の保全や勢力の伸長を図るのは、きわめて当然であっただろう。

戦国の世に生きた物語の登場人物の考え方や行動が見事に描かれ、現代にも通じる人間ドラマを感じさせる。
無駄を省いた簡潔な文章も快く、絶賛に値するほど味わい深い時代小説短編集と言えます。
城を噛ませた男 (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:城を噛ませた男 (光文社時代小説文庫)より
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