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戦国無常 首獲り(戦国奇譚 首)
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戦国無常 首獲り(戦国奇譚 首)の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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| 首に纏わる六編。 欲に取り憑かれた男たちの悲喜交々が描かれている。 読むべし。 | ||||
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| 戦国時代に足軽とかの武功を立てるということに焦点が当たっていて面白かったです | ||||
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| 戦国時代の首級をとる悲嘆こもごもの短編集。 運命の非情さを味わえます。 | ||||
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| 他の歴史小説ではあまり見られない首実検の様子や首をとった後の処理の仕方などが描写されていて興味深い作品でした。また、全話、後北条氏の戦いが舞台となっているのも斬新だと思いました。 何よりも首獲りに己の栄達を賭ける武者たちの執拗なまでの執着が描かれています。本書の短編のほとんどは、思いがけず首を得た、または拾ったという者が、はじめは善良な心をもっていたのに、功名や周りからの賞賛に惑い、悪心を起こし、自分で獲ったものとして首実検に臨み、ばれて破滅していくというもので、その過程を読んでいきながら面白く感じました。 しかし、他の方もレビューで書かれているように、設定は異なるものの話の流れのパターンが同じような短編がいくつかあり、「また、この方法で首を不正に得たことが明るみになるのだろう。」などと容易に予想できてしまい、読み進めればその通りになるという展開が多かったので、そういうところには、もう一つひねりがほしいと思いました。 | ||||
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| 戦国時代の合戦における「首」は、戦場での手柄を示して名誉や恩賞に直結する重要な証拠であった。戦場という混乱のさなかでそうした「首」が持ち主の手を離れて転がっていれば、人間の様々な思惑と欲望が時に悪意を伴って群がってくるのは必然と言えるだろう。 頼まれ首、間違い首、要らぬ首、雑兵首、もらい首、拾い首など「首」にまつわる雑兵の悲喜こもごもが展開される。ぎりぎりの状況で葛藤しながら生きる人間の人生を、グロテスクさを忘れた「首」が容易に左右する滑稽さがシニカルに描かれている。 | ||||
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| ハードカバーの『戦国奇譚 首』を加筆修正し、文庫本とした作品。ハードカバー版も一気に読み終えて非常に印象深かったので、文庫化が待ち遠しかった。今回文庫化されるにあたり、タイトルが変わったが、中身は表現等、さらにグレードアップされた感じがする。物語の内容的なものは、ハードカバー版のレビューで書いたと思うので割愛させてもらうが、しかし二度目になるのにもかかわらず、ページをめくる手が止まらなかった。購入して一日で読み終えたのがもったいなくて、また最初から読み始めている。登場人物の生々しさは、時代は違うとはいえ、共感する場面が多い。再読しても色あせないこの物語たちは、きっと長く読み継がれる作品となることだろう。 | ||||
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| 短編集。背景が戦国、北条氏という点に、興味を持って買いましたけど、小説としてどれも読み飽きせず、最後まで一気に読み通せます。 | ||||
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| 戦国時代、大名や武将たちが国と命を賭けて華々しく戦う合戦に駆り出された雑兵達の悲喜と人間模様を短編に収めた歴史小説。 頼まれ首、間違い首、要らぬ首、雑兵首、もらい首、拾い首の六編の短編集。 どれも読み易くて一気に読める小説です。 そして、読み終えた後には・・・嘘や裏切り、横取りなどの非道徳的な行為をした者には天罰が下るという事がわかります。 | ||||
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| 非常に面白かったです。 人間の貪欲さは今も昔も変わらない、 というのが読み終えての感想です。 ただ他の方もレビューされていましたが、 読んでいくうちにオチは見えてきました。 予想通りの展開が待っていたのでそこは少し 物足りなかった気はします。 話の進行も似ていました。 しかし飽きるというようなことはなく 気付いたら読み終わっていました。 迷っているなら読むべきだと思います。 | ||||
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| 一言で言うと、とても面白かったです。 ビジネスの現場では手柄の横取り、駆け引き、抜け 駆け、他人への責任転嫁、濡れ衣などは日常茶飯事です。 でも、この本を読んでみればこんなこと、戦国時代から ずっとそうだったことが一目瞭然でわかります。 しかし、自分ももしそういった現場に出くわしたら、 果たして聖人君子のように振舞えるか自信がありません。 「タイムスクープハンター」なんかでテレビドラマ化 したらメチャ受けて面白いと思います。 文句なく星5つです。続編も期待します! | ||||
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| 本書は、戦国時代に戦功の目安となった、「首」に関わるテーマにした短編集で、「頼まれ首」「間違い首」など何れも首が付くタイトルの6つの短編が収められている。 主人公は何れも北条家の名もない下級武士で地味な設定だが、内容はどの作品も抜群に面白い。戦国時代の下級武士にとって武功の証である「首」を取るか取らないかは、運命の分かれ目となる。従って、例えば戦場で自分が倒した武将ではない「首」がころがっているのを見つけた際にそれを拾って自分の手柄とすべきかどうか、など思わぬ事態に遭遇した場合にどのような行動を取るか逡巡する主人公の心が読者によく伝わってくるのだ。 どの作品も面白く読んだが、個人的に一番気に入った作品は、最後のどんでん返しが小気味よい「雑兵首」だ。 | ||||
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| 「首」というちょっとオゾマシイようなタイトルで、恐る恐る読み始めましたが、率いられるように一気に読んでしまいました。「首捕り」などという現代とは別世界の話のようですが、生首ではないものの今の社会でも同じような人間の戦いがいろいろな政治やビジネスの場面で繰り広がられていると思います。TVドラマか映画で観れれば、きっと多くの人に感動を与えられる作品ではないでしょうか。 | ||||
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| 「首」。 それは命がけでなければ手に入れる事の出来ない、戦場での唯一の手柄の証拠。 一兵卒にとっては出世と名誉のための、得難い宝物。 本書は、そのような「首」を巡る兵卒たちを扱った全6話の短編小説集。 それぞれ30ページ前後でまとめられた物語は、どれも読みやすく各話2〜30分ほどで読めた。 また、首一つを盗んだり、捨てられた首を拾ったりして自分の手柄にする事が、当時は死罪に値する事をこの本ではじめて知った。 そのような重罪にもかかわらず、自らの出世やプライドのために、首を不正な手段で得ようとしたり、手柄を立てたとウソを言ったりする人間達。 そんな者達の愚かさや悲哀、しっぺ返しを受ける姿が、心に残る。 どれも戦国時代の関東を舞台にした物語であるが、その中で語られている不正や誘惑などの落とし穴、そしてそれらに翻弄される人間の弱さは、現代にも通じるメッセージ性を持っている。 現代では、それで命を奪われる事は無いだろうが、「クビ」にはなるかもしれない。 長年ビジネスマンとして活躍し、今はコンサルティング業をしているという著者の、人間観や仕事観が表れている作品だと思う。 | ||||
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| 素晴らしいの一言に限る。これは戦国時代のことを書いているようで、実はわれわれ現代人にも通じるものを描いている。人間らしい葛藤の連続で、読み終えるごとに、本質的には変わらないものなのだと感じた。とにかく、レビューを読むより、本作を読まれることをオススメする。読んで損はしないだろう。 | ||||
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| 短編作品六話を一気に読上げました。戦場働きの評価は首(テガラ)の数で決まる。その首をどのように獲るか? 戦という人の極限状態での葛藤を、現代人へ鋭い風刺とともに描いた作品となっていました。「てがらをたてるには何をしてもかまわない・・」という時代でありながら、軍律や法度、更には戦場のナライという、所謂「生きる常識」が、あのような時代ほど重んじられていたということがこの短編では描かれています。要するにどんな場合でも、人は「道徳と理性」を忘れてはならないということだと感じました。 近年のリーマンショックや自ら進退を決めれない政治家は特に読むべし! 尾張大納言東龍 | ||||
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| 戦国の世、武士達の「首獲り」をめぐる悲喜こもごもの人間模様。 思いもかけない結末と正確な時代背景設定、緻密な人物描写・・・・ 今までの時代小説の短編集とは明らかに一線を画す秀作。 「これを読まずして歴史小説は語れない」といっても過言ではないと思う。 | ||||
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