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週末



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【この小説が収録されている参考書籍】
週末 (新潮クレスト・ブックス)

週末の評価: 2.80/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

旧西ドイツ1968年代、反体制の運動が盛んだった時代の若者たちが、その10年後に再会した時に語り合う心情

旧西ドイツ1968年代、反対制運動の盛んな時代を過ごした若者たちが、10年後に再会し、それぞれの思いを語り合う。日本で学生運動が盛んで
あった時代を知っている投稿者としては、興味深く読むことができた。
週末 (新潮クレスト・ブックス)Amazon書評・レビュー:週末 (新潮クレスト・ブックス)より
4105900900
No.1:
(4pt)

一幕物の芝居のようだった。

元赤軍派メンバーで、
服役していた男が、
大統領の恩赦によって出所した。

田舎町の別荘に、
昔の友人たちが集まった。
彼を迎えるために……。

それぞれの道を歩み始めた友人たちは、
成功者なのか、
落伍者なのか。
彼が起こした犯罪が何だったのか。
20年の時が、彼らの間に、どんな変化をもたらしたのか。
ぎこちなく、
よそよそしく、
会話が始まる。

彼の出所した金曜日から日曜日までの、
たった3日間の物語。
ある週末の話。

まるで1幕物の芝居を観ているような、
緊迫感のある筆致。
それぞれの登場人物たちが、
立体的に描かれていて、
微妙な心の変化を追うことができる。

社会の変動と、
思想的な変化をリンクさせながらも、
選択したのが個々それぞれであることを感じさせる。
友人関係だけでなく、
姉弟、親子などなど、
密接な人間関係をも描きながら、
誰もが不器用に、
週末を送ることとになる。

前半、
登場人物をつかむのに苦労して、
ちょっと退屈だったけど、
後半は、もう、一気に展開して、
夢中で読みました。

これ、芝居にしてみたいなぁ、と。
週末 (新潮クレスト・ブックス)Amazon書評・レビュー:週末 (新潮クレスト・ブックス)より
4105900900

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