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(短編集)
超・殺人事件 推理作家の苦悩
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超・殺人事件 推理作家の苦悩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 61~80 4/5ページ
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映画、ドラマ化の常連となりすっかりベストセラー作家となった東野さんの超ブラックユーモア短編集。 とにかく面白い!税金対策のための涙ぐましい(そしておかしい)努力、大作と印象づけるための紙面稼ぎと表現の水増し(こんな作品たくさんありますね・・・)、割と本格派の犯人あて、「本の批評なんて、よくも悪くもどうとでも書ける」ことを証明し、批評家をおちょくる超読書機械のお話などなど。どの作品も「そうそう!」と共感し、笑ってしまう作品ばかりだ。 アマゾンのレビューも「おべんちゃら」モードから「酷評」モードで書かれたものまでいろいろありますが、本作品はおべんちゃらでなく、大おすすめの作品です。東野ファンはもちろん、ミステリー好きならクスリとすること間違いなし! | ||||
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おもしろかった。東野圭吾の才能はすごいと思う。 主に通勤の電車の中で読んだので、笑いをこらえるのに苦労した。 | ||||
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東野作品は当たりハズレの差が大きいのでレビューにしっかり目を通してから購入しているのですが、今回は評価の高さに反してクスリと笑える部分がひとつもなく、何度も読むのをやめようと思いました。 もしかしたら面白い作品もあるのか?と我慢して最後まで読みましたが、ガッカリでした。 一言で伝えるなら、「しょうもない」 東野圭吾の短編集を読むのなら、「快笑小説」「毒笑小説」「黒笑小説」がオススメです。 | ||||
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元々推理小説に特別な興味はなく、「本格」などというネーミング自体に白けてしまう門外漢ですが、纏めて購入したこの2冊は文句なく楽しめました。 推理小説によく見られるパターンに始まって、作者、編集者、出版社、読者、評論家までを様々な角度で片っ端からなで斬りにしているのが実に痛快です。読者は意味も無く厚みのある本をありがたがる傾向にあるという指摘には、「チクショー、その通り!」と思わず叫びました。 こうした作品を発表するのはなかなか度胸がいると思います。余程自信があるのか、自分に正直なのか、はたまた全く新種の商売上手なのか分りませんが、読書を純粋に「娯楽」と考えれば十分満足のいく2冊です。『〜掟』だけですとやや物足りなく星3つですが、『超〜』はそれを更に掘り下げて展開しており星4つ、2冊併せると全体で星5つという印象です。変な採点で済みません。 | ||||
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面白かったです。 ところどころ爆笑でした。お腹が痛かったですw 東野さんの小説は、長編もいいけど、やっぱり私は短編が好きですね。 短いながらもエッセンスが詰まってる感じがします。 | ||||
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ミステリーにまつわるブラックな短篇小説が八連発!超がつく殺人事件が八連発!大笑いしたり、苦笑したり、とにかく笑って読んだ。東野さん、ここまで自由に書いちゃっていいんですか?!という内容の推理小説がまとめられている。 最初の超税金対策殺人事件で大笑いし、次の超理系殺人事件を主人公と同じく苦労して読んで、シニカルな恐ろしさを体験したり、本当面白く読んだ。作家さんも一冊の本を書くのに苦労してるんだなあと気の毒に思ったりもし、サブタイトルの「苦悩」がぎっしりつまっている。それをシビアな笑いにしているミステリー。 まいった。 | ||||
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作者が息抜きに書いたような作品だが、 「牛肉、葱、豆腐、しらたき、卵・・・」 「現代感覚が恐ろしく欠如している」 「日本の四〇代読者には爆笑ものだろう」 これらには表情に出るほど笑った。 読んだ人にはわかるはず。 | ||||
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日本で書かれた最上質の推理小説パロディの一つではないか.小説内小説の手法が多用されているが,その中に出てくる登場人物に妙に愛着を感じる.時間を置いて読み返したくなる一冊. | ||||
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何となく避けていた作品。 読んでみたら、思っていた通りの作品もあるし、そうじゃなく、予想外に楽しめた作品もあり。 いわゆるミステリーではなく、その舞台裏だったり、ミステリー作者自身も登場人物として出てくる作品の短編集。 舞台裏だったり、苦悩だったりもうかがえて楽しい。 白夜行のイメージとかからすると かなり砕けた作品。気軽に楽しめる。 | ||||
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読んでみて「東野さんがこんなの書いて大丈夫かいな?」と思いましたが、そんな事も吹っ飛んでしまう名作(迷作?)でした。 個人的に「超高齢化社会殺人事件」「超読書機械殺人事件」がお気に入りです。特に後者は意外と考えさせられる作品でした。(内容は読んでみてのお楽しみという事で) あと「超長編小説殺人事件」である作品が使われていますね。 | ||||
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出版界、ミステリ界の掟を破って自爆テロ的に自身の住む世界を抉ったブラック・ユーモア作品。「名探偵の掟」の自虐性とは一味異なる毒がある。「超犯人当て小説」の風刺は楽しめるし、「超長編小説」は最近の無意味に長いミステリへの皮肉が良く効いている。 だが、全般に独創性に欠けるように思われた。「超税金対策」は既に同趣旨の内容のものを筒井康隆氏が「わが愛の税務署」で書いているし、「超高齢化社会」のオチはやはり筒井氏の「アルファルファ作戦」と同じものだ。更に「超読書機械」はR.ダールの短編(「あなたに似た人」収録)に同工異曲なものがある。作者がこれらの作品を知らない筈はない。「超理系」、「超予告」は作者が楽しんでいるだけで結末が容易に読めてしまう。 ミステリへの未練が立ち切れないなら、もっと本腰を入れて書いて欲しかった。 | ||||
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東野圭吾の引き出しの多さを垣間見れる作品です。感動作(「秘密」)、青春ミステリー(「放課後」)、本格推理(「探偵ガリレオ」)、サスペンス(「天空の蜂」)、奇妙な味(「怪笑小説」)、パロディ本格(「名探偵の掟」)などの作品群の中でも、この作品は異彩を放っています。強いて言うならパロディ本格プラス奇妙な味といったところ。出版界やミステリー作家、評論界などをパロディ化した上にブラックな味付けを施し、なおかつきっちりミステリーとして完成させている手腕がさすが。東野氏の真骨頂ともいえる傑作。 | ||||
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シリアスな推理小説と思って購入したかみさんの感想は「最低」。 確かにコントにはなってもドラマにはなり難い内容でしょう。 テーマは副題のとおり「推理作家の苦悩」です。その苦悩がユーモラスにそして辛辣に描かれています。 もちろん「超犯人当て小説殺人事件」は本格物として「超予告小説殺人事件」はサスペンス物としても面白く読めますが、本書を「謎を追い解決する」タイプの短編集だと思って読むと、うちのかみさんと同じ評価なりそうな気がします。 この本のテーマは何か、それさえ間違わなければお腹を抱えて笑えること請け合いです。 | ||||
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本書でテーマになっているのは、出版界・文芸界のことである。あまり、卑屈にならずにブラックユーモアを楽しむつもりで読んでみるといいと思います。私は、出版界や文芸界を茶化したようなブラックユーモアは好きですので、結構楽しめましたね。私が好きなのは、「超長編小説殺人事件」ですね。くだらないなあと思っても、そういう現状なんだなという感じがする。 簡単に短編の紹介をしておきます。 ・経費で落とすために、それぞれの経費に当たるものを小説の中に無理やり持ってくる「超税金対策殺人事件」 ・研究者しかわからないような科学テクノロジーを如何なく登場させる「超理系殺人事件」 ・意外なオチが待っている「超犯人当て小説殺人事件」 ・人気ある作家は同じようなものであっても読んでもらえるし、売り上げが安定していることから、高齢になっても重用される「超高齢化社会殺人事件」 ・その小説が上梓された途端に、同じような殺人事件がおきるという「超予告小説殺人事件」 ・質よりも量(本の暑さ、ページ数など)でアピールを繰り広げる様が面白い「超長編小説殺人事件」 ・残り5枚ときたところで、ラストをどう締めるかで苦労する「魔風館殺人事件」 ・どういう風に書評を書くかに迷うときに救いになる機械の登場でどう出版界や文芸界が変わるかという「超読書機械殺人事件」 | ||||
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東野さんは笑える作品を多く書いていますが最もブラックなのがこれ。 個人的には一番好きです。げらげら笑って読みました。 作家という自らの立場さえパロディにしてしまう心意気が素敵。 小難しいミステリ談義を軽くふっ飛ばしてくれる痛快小説です。 この本に出会えて本当によかった!・・・と万人が思うかどうかはわかりませんが、 特定の人のツボを狙い撃ちすることは間違いありません。 ミステリを知らない人でも大丈夫です。 | ||||
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推理小説作家や出版社の編集者を主人公に、その内幕や舞台裏を溢れんばかりのブラックユーモアを交えてミステリ仕立てで書いた短編八作を収めた短編集。 短編ミステリとして遜色のないでき、最後にはブラックなオチが待っている『超犯人当て小説殺人事件』に『超予告小説殺人事件』、作家が税金対策に慌てる様がおかしい『超税金対策殺人事件』、理系の理系による理系のための『超理系殺人事件』、大長編ミステリの流行を揶揄する『超長編小説殺人事件』などなど、どれもこれもニヤリとさせられるものばかり。 商業第一主義の出版会、水増しによる大長編の氾濫、高齢化社会に活字離れに税金問題等、深読みすればユーモアの裏側に隠された重いテーマを見つけることもできますが、そんなに深刻にならずに軽い気持ちで楽しむのが正しい読み方。作者の用意した極上の八つの黒い笑いを堪能しましょう。 | ||||
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普通に笑えます。推理小説をいくつも読んでいる人にお勧めです。現在の出版業界へのメッセージが随所に込められていて、やっていること、文章はただひたすら間抜けに書いていて、笑えます。東野圭吾の新たな才能を見たい人はぜひぜひ。 | ||||
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ひとつの作品が生まれるまでを皮肉たっぷりに描いたり、読者が知ることの出来ない裏側を描いたりと、発想はとても面白かった。しかし、全体的に退屈な印象だった。話が淡々と進むだけで、盛り上がりもなければ、感動もない。単なる娯楽作品と割り切って読むのならいいけれど、それ以上のものを求めようとすると、ちょっと物足りないかもしれない。 | ||||
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東野圭吾は引き出しの多い作家である。いろいろな作品を提供してくれる。”秘密”のようなファンタジーも提供してくれる。そこで、”超殺人事件”である。この本は真面目に読んではいけない。気楽な気持ちで最後に東野圭吾のブラックユーモアにニヤリと笑おう。8編のショートストーリーである。ということは8回はニヤリとできる。内容をちょっと話すと、作家からみた小説の殺人事件である。東野圭吾は”名探偵登場”で解決できない探偵が珍妙な解決をするという作品も出しているが、それの作家版であると思う。何度も言うが、真剣になってはいけない、東野圭吾の策略にニヤリとしていただければいいのだ。 | ||||
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東野さんのブラックユーモア。 はじめはどこが? と思いましたが、2つくらいまで読んで行くと、ああ、こういうことね、と納得。 実際には、んなバカなー。というカンジですが、それはあくまでユーモア。ユーモアなんです。 作家って大変なんだよ、ということも分かってきたり。そんな中からきっと生まれたんでしょうね。 短篇というよりはショートショートっぽかったりします。星新一さんを思い出しますね。 「超読書機械殺人事件」はこんなメッセージを残したかったのかな、と思いました。 読書ってなんだろうと。本当はもっともっと楽しくて、素晴らしいものなのに、と。 内容的にはブラックユーモアなので、ハラハラドキドキ、というのはありません。読んだ満足感はありませんが、楽しめました。 | ||||
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