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(短編集)

超・殺人事件 推理作家の苦悩



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超・殺人事件 推理作家の苦悩の評価: 3.74/5点 レビュー 89件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全89件 81~89 5/5ページ
No.9:
(4pt)

いいのか、こんな書いて!?(笑)

 まさに超のつく、ブラックユーモア満載の短編集。「名探偵の掟」の姉妹編に位置する作品ですよ。 思わず吹き出してしまうくらいの笑いもありますが、その大半は現状の出版界に対する、辛辣なるメッセージが込められているような気がします。 なかでも最高に傑作だったのが、超長編小説殺人事件。結構これに類似する本は書店に行くとお目にかかれます。笑います。 超理系殺人事件は著者のメッセージに従いましょう。私は無理して読んで、貴重な時間をつぶしてしまいました(笑)。 あと、税金対策って大変なんですなあ~と、まさにブラックな笑いが満載。重いテーマ性も併せ持っていますが、基本的にはユーモアですので、気楽に読んで大いに笑うのもいいのではと思います。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.8:
(4pt)

ライトな感覚で楽しみましょう

出版業界に対する皮肉がたっぷりと込められている。と同時に、「名探偵の掟」と同様に我々読者への皮肉も込められている。つまり、「その作品、本当に面白いですか?」というメッセージである。真剣に読みすぎて深読みしすぎるとどんなミステリーも読めなくなってしまうので(笑)、皮肉のこもった小気味良いギャグをさらっと楽しみましょう。京○夏○作品が好きな人は思わず苦笑いしてしまうかも?
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.7:
(4pt)

皮肉を込めた挑戦状

少し前に「世にも奇妙な物語」(フジテレビ)でこの小説の中の作品が映像化されていたので内容を知っている人も多いと思います。短編小説8作品から構成されているのですがどれもこれも皮肉がこもっていて現代の推理小説(だけではないかもしれない)に非常に挑戦的です短編全てに共通する事ですが主人公(作家もしくは解説者)が小説を書いています超理系殺人事件のような小説超税金対策殺人事件のような小説(あそこまで酷くないにしても必要以上に説明をしている小説とか(文字数稼ぎっぽく薀蓄を並べている小説とかは現実に沢山あるような気がしますまた、8作品全てに共通する事ですが主人公の自己満足で仕事(文章を書く)をしていて読者の事を考えていないという事です確かに良い作品でも売れなければ意味がないですが内容のない作品で売れても意味は無いです。作者の自己満足小説は読んでいて非常に疲れるし面白くも無いのでこの小説の大部分もある意味読んでいて非常に疲れるし面白くないです。しかし、各物語の最後で爆弾を落としてくれているのでそれを目標で読むと楽しめました。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.6:
(4pt)

東野圭吾の本音

作家には2種類のタイプがある。一つのテーマを変奏曲の様に何度も何度もくり返すタイプと、次ぎから次ぎへとテーマだけではなく文体まで変えてしまうよなタイプである。どちらがよい悪いではない。後期の夏目漱石のように同じような話を何度も書いていても文豪と評される事もあれば、森鴎外のように私小説まがいのものから史論までいろんなタイプの文を書いてもやはり文豪になる事がある。東野圭吾は推理小説畑の中では「森鴎外派」であり、しかも文豪ではないが、「代表格」である。彼のようにいろんなタイプの小説を書いているとやはり悩みは尽きないのだろう。本が売れる要因は「内容が面白いからなのだろうか」。おそらくそういう自問自答の中からこのブラックユーモア溢れた短編集は生まれたのだろう。自分の営業上の悩みさえも作品として反映させる。まったくもってテーマ万能型の雄ではある。話題にのりさえすれば、本は売れる。単行本の厚みが増して本屋の中で目立ちさえすれば、本は売れる。そして書評なんかは書きよう次第だ…。ユーモアにかこつけた彼の本音が随所に出ていて、私はずいぶん楽しんだ。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.5:
(4pt)

ギャグと皮肉と

小説の中の小道具1つを取っても裏に(小説の構成以外に)理由があるだとか、作品の書評が書かれる際の裏側だとか、小説の形を取って小説家、評論家、編集者、そして読者など小説を作る際の裏話を笑いと皮肉を交えた小説として描いたもの。同じ著者の『名探偵の掟』もそうだが(今作はそれ以上?)に皮肉が利いており、思わずニヤリとしてしまう。もっとも、それだけに万人向けかどうかはわからないが。
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No.4:
(5pt)

口元が緩んでしまう小説でした

ミステリー小説の裏側を書いた作品。全ての作品には『超』と頭文字がついている。その辺が、どのような意図によるものかを考えると思いがけず口元が緩んでしまった。『小説』という媒介を通じて、様々な事実を浮き上がらせる東野氏の才能には脱帽。東野氏の思考回路はホントどうなっているのでしょうか?いつも思うのですが、この作品ほど強く感じた作品はありません。東野氏特有のウィットの効いた皮肉(?)には嫌味を通り越して爽やかささえ覚えました。東野氏の小気味いい作品を読みたいと思っている読者の方へ。この作品は本当に面白かったです。騙されたと思って、ぜひ読んでみてください!!
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No.3:
(5pt)

大ヒット!

これは本当に面白かったです。「推理作家の舞台裏」という内容で、初めは作者・東野圭吾の舞台裏かと思ったのですが、違いました。創作の中での推理小説家の舞台裏です。推理作家の苦悩が、ショート・ストーリー仕立てに8話入っています。それぞれの話のオチ(で良いのカナ?)も良かった。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)より
410602649X
No.2:
(5pt)

東野圭吾さんの本を読むきっかけに

 どうしても笑ってしまうような短編がたくさん入っています。それと同時に現代の推理小説をおもしろおかしく批判しています。小説の取材費を増やすために小説をめちゃくちゃにしていく話やページ数を増やしていく話なんかはとても新鮮でよかったです。この本を読んで、『名探偵の掟』、『名探偵の呪縛』を読みましたが、どれも面白いです。
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410602649X
No.1:
(4pt)

超・殺人事件―推理作家の苦悩

最初から最後まで笑わせてくれました。 作家の内幕を東野さん風におもしろおかしく書いています。この本はお笑い系ですが、買って損はさせないというサービス精神が伺える作品です。本格ミステリーの東野さんが好きな人も是非読んでください。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)より
410602649X

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