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(短編集)
人魚と金魚鉢
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人魚と金魚鉢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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聴き屋シリーズ第2弾。こちらの方が断然おもしろかった。全編で殺人事件は起きない。 世迷い子と、人魚と金魚鉢が特におもしろかった。 世迷い子とは、おかしいとは何か、普通とは何かを考えさせられる話。おかしくても構わないし、おかしくてもおかしくない、普通だ。というメッセージが込められている。普通を肯定しようとして擬態する姿は、トクサツガガガに通じる。 人魚と金魚鉢は、このタイトルはどういう意味かという問いかけが全てである。思い込みを排除したら、優しいメッセージが出てきた。師弟愛を爽やかに描いた良作だと思う。 私のお気に入りの先輩も大活躍の本書。ついでに挿し絵も素敵。是非ともこの雰囲気で第3弾を出してほしい。 | ||||
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人の話を聞くのが得意という聴き屋の大学生柏木が主人公で日常の謎を解いていく。聴き屋というのも変な設定だけど、同じサークル仲間も個性派ぞろい。特に、存在感がないと言われネガティブ思考の先輩がいい味出している。祖母の話、恋愛の話、美少年タレントの話、かくれんぼの話、人魚の話の5編だが、どれも脱力感に溢れている。挿絵も雰囲気が合っている。世は何事もなし平和だなあ、という感じだねえ。 | ||||
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前作『聴き屋の芸術学部祭』がとても良かったので、今回も期待して読みました。 今回、前作に入っていた「からくりツィスカ」のような、超絶技巧作はありませんでしたが、クセのあるそれでいてリアルな空気を漂わせた人々にまつわる謎解きは十分、面白かったです。 あと、なんといっても笑いのセンスが素晴らしいのがこの作者さんのいいところです。 「青鬼の涙」の冒頭のドライブシーンは、思わずクスクス笑っちゃいました。 謎は小粒ですが、筋のいい小味な本格ミステリーの描き手とし次回作も期待しています。 | ||||
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