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悲嘆の門



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【この小説が収録されている参考書籍】
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悲嘆の門(下)
悲嘆の門(上)
悲嘆の門(中)
悲嘆の門(下)

悲嘆の門の評価: 3.25/5点 レビュー 138件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 21~40 2/4ページ
No.50:
(4pt)

英雄の書の続編

宮部みゆきの新刊が出ているのを見てオーダー。状態は満足レベル
悲嘆の門(中)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(中)より
4101369437
No.49:
(4pt)

英雄の書の続編

宮部みゆきの新刊が出ているのを見てオーダー。状態は満足レベル
悲嘆の門(下)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(下)より
4101369445
No.48:
(5pt)

ちょっとだけネタバレ

終章の少女とのやりとり、主人公が少女のお母さんの残滓を見る場面。この美しい場面を読むため、それだけのために、この難しく不思議なストーリーを読了する価値があると思う。
悲嘆の門(中)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(中)より
4101369437
No.47:
(4pt)

面白い

杉村三郎シリーズファンなのですが、意外に面白いです!おすすめです。
悲嘆の門(上)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(上)より
4101369429
No.46:
(4pt)

面白いです。

物語の始まりから推理小説と思いきや、巻末近くから「なんじゃこりゃ」という展開。
中巻、下巻と一気読みの楽しい書です。
悲嘆の門(上)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(上)より
4101369429
No.45:
(5pt)

傑作。近年の宮部作品で一番好きです。

ファンタジー小説です。
とはいえ、このところの宮部みゆき作品にとって「ジャンル分け」は、あまり意味をなさないのではないか、と思います。
『この世の春』は、舞台こそ時代ものでしたが、そこにはミステリの要素も、サイコの要素もありました。
『模倣犯』や『ソロモンの偽証』で描かれた「悪」を突き詰めていったとき、ジャンルの壁はなくなるのだと感じます。
中巻、下巻にいくにつれて深まる物語は、圧倒的です。
傑作でした。
悲嘆の門(上)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(上)より
4101369429
No.44:
(5pt)

小説の迫力

現実も、異世界も、大事なのは「舞台」よりも描かれている「人」で、その点で宮部みゆき作品の凄み、迫力は圧巻です。面白かった。
悲嘆の門(中)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(中)より
4101369437
No.43:
(4pt)

「言葉」とは

「言葉」という日常何気なく使っているものが、こんなにも深く心に影響され、蓄積され、良くも悪くもなっていくのだということを納得させられたように思います。
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No.42:
(5pt)

私は鬼かもしれない

‪プライベートで色々あり、気晴らしにたまたま読んだ本。
とてもいいタイミングで読む事が出来て感謝です。
口から出た言葉は全て人の残滓となって残っている。いい事も悪い事も口から出た言葉は、元に戻すことは出来ない。自分が言った全ての言葉が私をつくっている。‬
私は鬼かもしれない。
人は業を背負って生きている。
これからも鬼として、生きていくのか、人に戻ろうとして生きていくのかは自分次第。自分の放った言葉次第。
悲嘆の門(下)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(下)より
462010809X
No.41:
(4pt)

作者へ

「英雄の書」より遥かに面白かった。

―というような〈言葉〉を、作者は欲していたのかもしれない。いや、ホントに面白かった。前回が物語と言葉をめぐる概念の「思想書」だとしたら、今回はその思想に影響を受けた人々の「実践の書」であり、人々に普及するための「物語」でもあるだろう。 ―前回は少し難解だったかもしれない。今回はエンタメに振り切ろう。 ―そう作者が考えて、それを実践したようにも思えた。

たいへん面白い物語を紡いだ作者に言いたい。やはり貴女(あなた)が一番物語を〈渇望〉している。その証拠に、こんな物語世界を実現させても、まだ満足していないでしょ?この30年間で紡いだ貴女の〈物語〉を、ガラの眼で見ればどんな形をしているんだろ。貴女が心配だ。この巨大な〈物語〉に、貴女は潰されることはないのだろうか。

「あれからいろいろ考えたよ。それで ―思うんだ。ガラが君に教え、君がいろいろ経験してきて思う、その〈言葉〉と〈言葉の残滓〉のことをね、昔から人は、こう呼んできたんじゃないかねえ」
業、と。
「人の業だよ。生きていく上で、人がどうしようもなく積んで残してゆくものだ。それ自体に善悪はない。ただ、その働きが悪事を引き起こすこともある」(376p)

作者とは全く関係ないけれども、年末年始にかけて、今年も様々な事件が起きた。言葉を操って自殺願望者を引き寄せ連続殺人をした男に影響を受けたのか、その模倣犯が未遂で捕まった。自殺願望者たちが道行の結果1人だけ生き残った。またこの小説の中にもあるように、親族同士の諍いの末に幾つもの殺人が起きた。

第三者の私たちにとり、小説世界の殺人も、ニュースとして見聞きする殺人も、「情報としては等価だ。ーこれって、〈物語〉じゃないか。」(195p)と、孝太郎同様、私も思う。

だから、貴女は最後に〈メッセージ〉を残したのだろう。物語の行き着く先は、そうでないとならないのだと。
「ここが〈輪〉だ。物語が続き、命が巡り、祈りが届き、嘆きが響く。ー〈輪〉の小さき子よ、生きなさい。」(386p)
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No.40:
(5pt)

さすがです。

元々宮部ファンですから、本が来たら3日ほどで読んでしまいました。関連する英雄の書を先に読んでいた方が分かりやすいかもしれません。休む暇なく一気に読んでしまいました。
悲嘆の門(下)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(下)より
4101369445
No.39:
(5pt)

期待通り

久しぶりに宮部みゆきに戻ってきました。
期待通りずんずん読み進む本です。
電車乗り過ごしてしまうほどです。
悲嘆の門(上)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(上)より
4101369429
No.38:
(4pt)

ダメだよ、孝太郎くん!

「復讐から導き出されるものは絶望だけだ。この二つの精霊(すだま)は一対のものであり、憤怒の子であり、嘆きの親なのだから」
闇のように黒い瞳が孝太郎の瞳を覘き込む。孝太郎がこれまでの人生で見たことのない深淵の闇。光をも包み込む闇。それでいて冷たくはない。恐怖を与えない。
傷ついて泣く子供を抱き、外の世界から隠して慰める闇。
もう一度ガラは問うた。
「それでも、おまえはその女の仇を討ちたいのか」
孝太郎も身を起こし、その場に正座した。
「そうだよ。だって、これはただの復讐じゃない。正義の裁きだ。これ以上犠牲者を出さないように、この領域を守るための正しい行いなんだ」
ガラは孝太郎から目を離さずにかぶりを振る。
「復讐と裁きは違う。似て非なるものだ。人と、人の形に似せて造られたものが異なるように」(185p)

ダメだよ、孝太郎くん。ガラの言う通りだ。復讐と裁きは違う。でも孝太郎は肯んじ得ない。仇討ちに一段落ついても、もう止まらない。孝太郎よ、それが「業」だ。自ら「物語」を作っているのだ、と私は思う。嫌な予感がする。「おまえは後悔する」と何度も何度も予言されている。それが何か。幾つかフラグは立っているが、私にはわからない。下巻を読むのは正月明けになる。

2017年12月26日読了
悲嘆の門(中)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(中)より
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No.37:
(4pt)

小説世界の現実化のスピードが速くなっている

今年のお正月文庫は、この上中下三巻になりそうだ。「英雄の書」の続編らしいが、今のところ、あの書の登場人物どころか、異世界への入り口も現れてはいない。

むしろ、アルバイト仲間の失踪の謎を解き明かそうとする大学一年生の三島孝太郎くんや、お茶筒ビル屋上にあるガーゴイル像が動くという謎を解き明かそうと動き出した元刑事の都築茂典氏の描写を含めて、連続する猟奇事件の怪異といい、極めて「模倣犯」などの現代小説のスタイルを保っている。

しかしながら、起きている出来事は、直ぐにでも異世界に入って行きそうなことばかり。果たしてどう決着つくのか。

子供の貧困、裏サイトでのイジメ、等々、現代社会の闇を背景に映しながら、それとは違う景色が出てくる予感がある。

第一章の山科社長と孝太郎くんとの会話の中に、おそらくこの作品のテーマが隠れている。あのシリーズの続編だとしたならば、だ。

「溜まり、積もった言葉の重みは、いつかその発信者自身を変えてゆく。言葉はそういうものなの。どんな形で発信しようと、本人と切り離すことなんか絶対にできない。本人に影響を与えずにはおかない。どれほどハンドルネームを使い分けようと、巧妙に正体を隠そうと、ほかの誰でもない発信者自身は、それが自分だって知っている。誰も自分自身から逃げることはできないのよ」
うちのおふくろだったら〈やったことは身に返る〉という言い回しをするだろうと、孝太郎はふと思った。(176p)

今年は、ネットで言葉巧みに自殺願望者を誘いこんでいた、連続猟奇殺人鬼も登場した。小説の世界が現実化するスピードが速くなっている。
2017年12月14日読了
悲嘆の門(上)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(上)より
4101369429
No.36:
(5pt)

あくまで 《上巻》読了時のレビューです。

確かに この手のリアルな社会に、非現実的な要素を入れ込むことで
純粋な社会派と呼ばれるミステリーを読みたい人には低い評価をされがちだけど
これをヤングマガジンやモーニングあたりの連載漫画の活字版だと考えたらどうだろう??
こんなに物語に引きずり込まれて 続きが読みたくなる作品には そーそーお目にかかれないのではないか??
まだ 上巻読み終えたばかりだけど すぐにでも《中巻》を読みたくて堪りません‼‼
悲嘆の門(上)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(上)より
4101369429
No.35:
(5pt)

宮部氏版 ”DEATH NOTE”、 ファンタジー&ミステリーの大作!映像化期待!

※上中下3巻通してのレビューとなります!

【本作と出会った経緯】
ミステリー作品好きです。
Amazon「ミステリー・サスペンス」ジャンルで面白そうな作品がないかを漁っていたところ本作品の新刊発売を知り、発売当日届くよう予約注文。
宮部氏作品は殆ど読んだことありませんが、『模倣犯』を読んだ時のインパクトは大きく期待値MAXでワンクリック(予約)購入。

我ながら鈍いですが、本作購入に際し2つの勘違いをしていたことに読中気づきます。。
1つは、本作が『模倣犯』のような本格的な社会派ミステリー作品だと思っていたということ。
2つ目が、本作は書き下ろしの新作だと思っていたこと。

前者に関していうと、中巻の冒頭でファンタジー要素の強い作品と気付かされます。
後者に関して・・・
今回2017年発刊のものは改装版で、改装前の作品は2015年作品ですが特に問題なかったです。時代的にも最近のもの(2017年時点で)と考えて楽しめます。
前者、後者両者に通じる気付きとしては、世界観が共通していると思われる 著者別作『英雄の書』を先に読んでおくと本作のストーリーもより楽しめるのかもかもしれません。
私自身は、『悲嘆の門』を今回先に読むことになりました。(『英雄の書』は未読)

【レビュー】(多少のネタバレ含みます)
『【言葉】と【物語】』を1対のキーワードとして、
「情報化社会への警鐘」といった社会的な事象から、「罪や業とは何か?」「どう生きるべきか?」 等々、
哲学的な分野に踏み込むような重ためのことまでをテーマにしたファンタジー及びミステリー作品。

『地元沿線でのホームレス連続失踪事件』『(東日本)連続切断殺人事件』という異なる2つの大きな事件を端緒に、
当初、本格的な社会派ミステリーのように作品は淡々と進んでいく。
主人公が事件を調べていく中で出会う、「異形の者」、そしてその者から貸し与えられた特異な「能力」。

『言葉』というものを介し、ヒトの本性を知り、そして裁くことすらできる能力。
「仮初の神」となったと言ってもよいほどの能力を得た主人公は、その力を以って事件の解決を図っていく。

なぜ『言葉』を介す特異能力だったのだろうか?
そもそも人類の歴史は、『情報伝達』の進歩の歴史と言い換えてもよいかもしれない。
現代は、ネットを通じ有史以来最も簡単に情報を発信できる時代と言える。
匿名で他者を傷つけることもできる。嘘の情報を容易に流すこともできる。
そういう時代だからこそ、こういう能力を登場させてのストーリーが、面白く感じることができるのであろう。

※尚、本作には『本』を介する能力を操れる者(『英雄の書』のヒロイン役だった模様)も登場する。
こちらは、『本』だが、どちらにしても『情報』に関するモノを能力の根源としているのは宮部氏の本作世界観に対するこだわりなのだと感じた。

途中、中巻の辺りでは本作の世界観を理解するために、何度も前に戻って読み直すことなどもしたが、
上中下3巻通じて楽しめる作品だった。

個人的に特に強く印象に残ったのが、漫画「デスノート」と似た雰囲気を本作から感じたこと。
「デスノート」は頭脳バトルがストーリーの中心であったため、そのあたりの差はあるが、
本作品を読んで私の頭に浮かんでくる脳内イメージ画は、小畑健氏の描く「デスノート」の世界にかなり近かった。
扱う能力としてはJOJO・岸部露伴の「ヘブンズドア」にサイコメトリー能力を足して2で割った様なものに近いのかもしれないが、
作品全体の雰囲気、主人公の雰囲気的に「デスノート」を連想させられた。

若さゆえの青臭い正義感、能力を手に入れ万能感に感化され変わっていく主人公、支払うべき代償、
そして、死神レムを美形化させたようなあのモノのイメージ・・・、等々。
デスノの世界観が好きな方は本作も楽しめるかも。

一方で、この作品は本格的な社会派ミステリーを期待して購入してしまった方には敬遠されるのではないかとも感じた。
私はたまたまファンタジー作品も好きだし、ラノベから漫画に至るまでそのジャンルの作品は結構読んでいるため
さほど忌避感なく途中からも続行して読み続けることができたが、
それでもファンタジー要素があると知らずに購入していたために多少の違和感にとまどいはしたので。

おそらくであるが、一つには『悲嘆の門』というタイトルがなんとなく重ための社会派小説を連想させるのでは?とも思う。
もう少しファンタジーを連想させるようなタイトルであってもよかったかもしれない。
あとは、せっかく改装したならそのあたりもファンタジーっぽさをもっと加味させた装丁にしてもよかったのでは?

最後に。
個人的にはこの作品好きです。
漫画化や映像化も期待します。
悲嘆の門(上)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(上)より
4101369429
No.34:
(4pt)

面白かった

宮部さんの作品で架空の物が出てくる非現実的な作品は初めて読みました。
正直、引き込まれるし、続きが気になるし、面白かった。

でも、クマーは映画「ピートと秘密の友達」のエリオットにそっくりだし、
ガラはデスノートのリュークっぽいし、なんだかパクリとまでは言わないけど
内容もデスノートっぽかった。 死神とこそ言ってないけど、『目』とか『取引』とか
まさにデスノート。 ガラの力を手に入れた青年が社長の仇を討つだけでは
飽きたらず、どんどんエスカレートして、悪を狩り続けるようになり、破滅に
追い込まれるのもデスノートっぽい。

とはいえ、人間は見た目と関係なく、誰でも思い過去や心の闇を抱えているということや
信じていた者が本当は自分を欺いていたり利用していたりすることもあるということなど、
そういうことにも改めて気づかされる作品だった。
悲嘆の門(下)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(下)より
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No.33:
(4pt)

宇宙に漂う人

壮大なファンタジーで有り、人生をも考えさせらる大作。今までにない感動。
悲嘆の門(下)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(下)より
462010809X
No.32:
(4pt)

ファンタジー

予備知識をいれずに上巻を読了。 ミステリーと言うよりファンタジー色が強いと思われます。 ガーゴイルの姿形なんて、どこかのRPGに出て来そうだし 異世界と混交する世界観も、ラノベとかゲームにありそうな感じです。 ここまでファンタジーに寄って来るとは意外でした。 下巻でどうなるのか続きがすごく気になります。
悲嘆の門(上)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(上)より
4620108081
No.31:
(4pt)

どちらかにしていただけると

宮部みゆきさんは社会派ミステリーとファンタジーの2大ジャンル(と、勝手に分類しています)がありますが、自分は宮部さんの社会派ミステリーが好きなのでこれもその系統の本なのかと思いましたらどうもそれだけではないと、途中から気が付きました。 面白く読めたことは読めたのですが、。 。 。 ん~、やっぱりミステリーとファンタジーは分けて分けてほしかったです。 テーマ設定はいいと思うので社会派ミステリー一本に絞ったら代表作になったのではないかと思います。 非常に残念
悲嘆の門(上)Amazon書評・レビュー:悲嘆の門(上)より
4620108081

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