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ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ
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ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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今回は登場人物が多くて把握しきれなかった。栞子と大輔以外、誰も印象に残らなかった。途中で挫折しそうになったが何とか読めた。話も長すぎる。 | ||||
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2019年87冊目/9月12冊目/『ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~』(メディアワークス文庫)/三上 延/P.315/2014年/★3.3 #読了 #読了2019 とうとうシリーズも次の7巻で締めくくりだ。本書は、1巻と同じく太宰治の『晩年』を巡る話である。今年、偶然にも太宰治を5冊読んだので、それなりに本書を読み込むことができた。登場人物たちが語る太宰治の魅力やその逆も理解できる。本書は、目の前で事件が起こったわけではなく数十年前に起こった事件の推理なので、時間軸とか人間関係の整理がちょっとややこしい。1冊の古書を巡って様々な人の思惑が交差し、物語が紡がれる。「ただ、今後古書をお売りになる際はぜひ当店に」ここは、ちょっと鳥肌が立ついい話だった。 | ||||
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栞子さんの祖父まで発展したお話は大輔さん一族とも微妙に絡んでくる。 おもしろい。ですが今までの話から登場した人物がこの後の話にも出てくることが多い この作品・・・相関図を覚えてられるかな~というのが心配になりました。 次回が最終巻ですがとても楽しみです。 まず相関図がほしくなりそうですが・・・。 | ||||
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四巻が乱歩をテーマにした長編で、この六巻は太宰の「駆込み訴へ」と『晩年』がメインモチーフに使われている長編で、個人的には四巻よりかは面白かったが、やはりこの作家さんは長編よりも短編のほうが面白いし、キレがあるなと思った。個人的には一巻、二巻が好きだ。巻が進むにつてれて、登場してくるキャラクターが不自然になっているような気がする。例えば、栞子の母親の智恵子は、ミステリアスでエキセントリックに書きすぎじゃない? こう言っちゃなんだが、ただの古本屋のおばさんでしょ。そういう感じのキャラクターが増えてる感じがする。 | ||||
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貴重品だから、高価な品だから、人を傷つけても良いってことにはならない。 本来、人を幸せに導くべきものが、人を不幸に導く。 愛する人を守るためなら、自己犠牲もいとわない。 これってちょっとオカシくない? 自己欺瞞か、自分に酔っているだけでしょう? こんな私って、スゴい!みたいなさ。 なんでも、呪われし血が…言うのも、なんというか。 ね。 | ||||
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本自体と内容の評価は違う。一巻に出てきた太宰が再びとりあげられるが、駄目な経験を小説を書くために繰り返した太宰という、まるで猪瀬直樹のピカレスクやそれを評価した、三島のイロニーを真に受けた石原慎太郎のようなあまりにも素朴な太宰観は全部読んでいないと思わざるを得ない。作品に出てくる女々しい主人公というのは、落語の落ちがつけられた徹頭徹尾作り物であり、こういう通俗評価ではトカトントンや善蔵を思うや黄村先生などは評価できない。わかりやすい太宰、読まずに流通しているイメージの太宰で、特に太宰が価値あるものとして取り出される意味がない。これは太宰でなく別の作者でもよいのであって、そうした意味でよくできた物語。 | ||||
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ビブリアシリーズの6作目。 いよいよ、母親との全面対決か?と思いきや、 全く異なる展開へ。 本作は、栞子の祖父のことや、 祖父が働いていた店やその店の家族が登場する。 内容的には、全て「太宰治」の作品に関するもの。 確かに知らないことが多く、興味は引かれた。 初めて、「ビブリア」の意味を知れたのは良かった。 しかし、謎的には凡庸で盛り上がりに欠けた。 悪役の人物も、悪に徹し切れておらず中途半端。 それこそ、警察に捕まった際のリスクを考えていないことは、 現実味を薄れさせてしまった。 母親が、ほとんど出てこないのも、 これまでのストーリーを考えると肩すかしを 食らった感じであった。 ただの延命のための内容かと思っていたが、 「あとがき」を読んで作者の意図を理解できた。 次作は、母親との対決を期待している。 | ||||
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すみません、まだ冒頭しか読んでいません。 のっけからの主人公達の無鉄砲というか、配慮の無い行動にげんなりしてしまい、読み進むのを中断してしまいました。 テレビのサスペンス劇場で、主人公がどう考えても危険で無謀な行動をとることで場を盛り上げるという手法がありますが、まさにあんな感じです。 読み進めれば面白くなるのかも知れませんが、取りあえず、しばらくは積み本にしておこうと思います。 ライトノベルと言うよりは、サスペンス劇場の脚本という感じです。 最後まで読んでいないので、評価は真ん中にさせて頂きました。 | ||||
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出てくる人物があまりに裏側があるというか、いい人ぶった悪人ばかりというか・・・。 ネタバレになりますが特に久我山尚大。さすがに閉口します。商売のためとはいえ、私はこんな人間とはつき合いたくないですね。更に自分の孫を使って自分勝手な思いを達成しようとするその妻の真里。孫の寛子は下手したら猟期殺人すら犯しそうな危うさがある。この一族は何なの?という感じ。田中敏雄はスタンガンまで用意しているのに五浦大輔を従兄弟だから殴れないという。 栞子の母、智恵子は五浦大輔を小馬鹿にしているような態度は鼻持ちならないし、子を捨ててもなんとも思っていないような振る舞いは相変わらずだ。 それぞれが目的はあるが何かしらの弱みがあって行動が煮え切らない。だからどうしても話がモヤモヤしてしまう。 設定も、何百万もする本を常に持ち歩くのも普通に考えて状態は悪化の一途では?と思うし、汗だくになるような蔵もどうなの?と思う。 今までがいい流れだっただけに残念な気持ちが強い。なんだかんだで次も読むと思いますが、智恵子がらみのドロドロだったら読むのが大変そう。唯一いい人そうな聖司や栞子のお父さんも裏があったらどうしようと思う。 | ||||
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今まで本の内容と事件(動機や解決の糸口など)がなにかしらリンクしていたけど、今作ではそうでもなかった。今作では太宰の本が中心となるが別にほかの希少本でも置換可能。そのへんが今一つ感につながったのかな。 本の内容はトリビア的な扱いのみだし、事件はちょっと主人公たちとの因縁を絡めてくるけ大半は新規登場人物のあれこれであまり興味がわかない。 ただし栞子さんはあいかわらずかわいい。それだけで買う価値がある。 | ||||
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太宰に興味が無いので、面白くないなあと思いつつ、せっかく今まで読み続けてきたのだからと、飛ばし読みで無理して読み終えた。長編で興味のない題材を読むのはつらい。次回はまた、短編集にしてほしいのだが。 | ||||
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全体に唐突感の否めない場面展開が多く、また、太宰の巻といっていいこの巻の作者の太宰に関する言及も巻末の参考文献の域を超えた独自なものは見当たらない、というより参考文献の記述の方がずっと優れている。もちろん、読者は作者に太宰治論を望んでいるわけではないが、太宰をダシに使う以上、もう少し丁寧な〈読み〉が欲しかった。また、第1巻からの登場人物を運命と因縁の糸でつなぎ合わせようとする作者の意図は明白であるが性急なあまり破綻を来さないことを願うのみである。 | ||||
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とにかくいらない登場人物が多すぎる。別に本格推理小説を読みたいわけじゃない。半分くらいでまとめた方がすっきりしてよかったかもしれない。ワクワク感や快活さがなくて説明や整理ばかりでなかなか進まずだらだらして同じような言い回しばかりだった。乱歩の時はスピード感があったのでそう感じなかったので長編だからダメということではないだろうが。ラストは期待しています。 | ||||
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太宰治の「晩年」をめぐって,47年前と現在を半ば超えるように多くの人物が登場し,複雑に絡みあう。そのため若干の読みにくさがあってスラスラとは先に進まない。 ストーリーも全体的に重たいので,従来のような爽やかな読後感はあまり感じられない。その点ではシリーズの中でも異色の巻かも。あまりにも都合よく物語が展開するところや,登場人物たちの「そこまでやるか」的なつながりには正直やりすぎな感じもしなくはない。 著者によれば「次か,その次の巻で」シリーズは終わりとのこと。願わくば「テンポの良さ」と「爽やかさ」という初期の魅力をたたえたまま終わりますように。 | ||||
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古書を通じて人々の行きかう人生を巡るミステリシリーズ、第6弾。前巻から一年近く経っての 刊行という事で、まずは前巻までの流れを覚えているかな?と不安になりながら拝読 物語はビブリア古書堂に「『晩年』をすり替えたお前の猿芝居を知っている」という脅迫めいた 手紙が投げ込まれた事で、かつて栞子に重傷を負わせ、現在は保釈中の古書マニア・田中敏雄に 会いに大輔が長谷の寺に祖父・田中嘉雄の墓参に来た田中敏夫と対峙している場面から始まる 意外な事に田中敏雄は大輔に「ある古書を探してほしい」と依頼を持ち掛ける。栞子が持っていた 「晩年」が祖父が持っていたものとは別物であるという情報を匿名の人物からSNSを通じて 知らされた田中敏雄は祖父の所持していた稀覯本を何があろうと手に入れたいと言う 調査を始めた栞子と大輔は50年近く前の太宰治愛好家のグループに絡む盗難事件に辿り着くが… 今回は一冊まるごと太宰治の回で長編構成。前回は栞子と付き合う事になった大輔がプロローグで 何故か重症を負った状態で入院して栞子の母・智恵子と話している場面から始まるので 「あれ?ひょっとして前巻との間にもう一冊あるのを読み飛ばしていたか?」と大いに困惑した 三ヶ月ぐらいで刊行されるならともかく、一年近く空いたシリーズでこれは勘弁願いたい (一応、作者も色々気を使っているのか「論理学入門」の坂口しのぶとか過去の登場人物を やたらと出したりしているけど) さて、話の方は太宰治の二つの作品「晩年」と「駆け込み訴へ」の古書を巡って、田中敏雄の祖父 田中嘉雄を含めた太宰治マニアの青年たちと、彼らを自宅に招いていた老研究者からなる 「ロマネスクの会」が解散に至った盗難事件とその本を取り戻した栞子の祖父・篠川聖司、 聖司の古書業の師匠筋に当たる男・久我山尚大、更に大輔の活字拒否症の原因となった祖母 五浦絹子が絡み合いながら展開される 「晩年」や五浦絹子が絡んで来る辺りからも分かるようにシリーズ第一巻にまで遡る要素が 多く含まれ、「あ、シリーズを巻きにかかっているな」という事が伝わってくる(実際に あとがきでは次かその次でシリーズ終了と作者が述べている)。ビブリア古書堂が始めた 「古書に関する相談」がどの様に始まったか、という過程も含めて大輔、栞子、田中敏雄の 関係が次第に明かされる流れは中々面白い。特に終盤では田中敏雄と大輔の関係が重要な 意味を持つあたり、作者がこのシリーズのどこでこの展開を考えたのか興味深かった ただ、過去の流れを描く方に力が入り過ぎたのか、サブキャラの描き方にいささかぞんざい な物を感じた。「ロマネスクの会」関連の人物は良いのだけど、その因縁を現在に繋げる 現在の久我山家の人物はどうにも薄っぺらい。特に栞子に対する嫉妬めいた感情で動く 「実行犯」には俗っぽさしか感じず、作中に出てくる文芸作品との絡みも感じられなかった 作者としては現在進行形の事件を起承転結きっちり付けて書こうとしたのかも知れないが、 過去に関する部分で尺を使いすぎて、現在の部分で登場するキャラクターを掘り下げるための 尺を十分に残せなかった為、登場人物が事件を描く為の「駒」にしかなってない様な印象を受けた 思うに、ビブリア堂シリーズは短編の方がその回のゲストキャラと栞子、大輔に登場人物を絞れる分、 このシリーズ自体の持ち味である「古書にまつわる人間模様」という部分を活かせるんじゃないだろうか? どうも長編だとミステリ自体が大仕掛けになり過ぎて人間ドラマが弱くなってしまう気がする また、冒頭で田中敏雄にSNSで「晩年」に関する情報を流した人物も、このシリーズの ラスボスが誰か読者が既に知っている状況ではあからさま過ぎていささか引っ張り過ぎたし、 終盤でその正体が明かされても「いや、だいたい分かってたし」と盛り上がりを欠いた (古書キチガイであるラスボスと久我山尚大との関係は面白かったけど) 全体的に見れば、次かその次の最終巻の展開を盛り上げる為の「繋ぎ」に徹した事で やや登場人物間の過去に関して説明過多な割りには個々のサブキャラの掘り下げが浅くなった印象 「繋ぎ」は必要かもしれないけど、丸ごと一冊「繋ぎ」に使う、というやり方には多少の疑問を 感じずにはいられない一冊だった | ||||
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僕はこのシリーズは大好きなのだが、この6巻に関してはちょっとイマイチだったかな。 他の方のレビューを見ても、「ビブリアのシリーズは好きだけど6巻はチョット・・・」って方が多いような気がします。 その理由として、今回は登場人物が多すぎるという点があるのではないかなと感じました。 さらに加えるなら、その登場人物の人間関係が複雑すぎるのです。 読み進めながら「この人とこの人ってどういう関係だっけ?」と思う事が多々あり読みづらかったです。 同じ長編でも4巻の江戸川乱歩編ではそんな事は感じなかったのですが、今回は少し詰め込みすぎではないでしょうか? 太宰治の古書に関する謎に加えて、登場人物同士の謎も太宰の書に絡めて同時に多く書いているので話が複雑になってる気がします。 作者のサービス精神旺盛な点が裏目に出たような感じでしょうか。 個人的には、このシリーズは長編よりも短編の方が面白いと思います。 でも、なんだかんだ言いながらこのシリーズ大好きなんですけどね。 | ||||
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5巻のラストが衝撃的だったんで待ちに待ってたんですが、いきなり違う場面から始まる、それも早く理由が知りたい事柄である。中盤は入り組んでる。今までで一番読みにくかったです。先は楽しみですけど。そうだ、今回は魅力的な人物が居なかった。おまけにうっとおしい人物が増えた。 | ||||
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一気に読んだのは読んだが、んー、なんだろう、すっきりしない読後感。五浦に「気味が悪い」といわせる程の強引感。新キャラのセリフのありきたり感。前の巻に比べて描きこみや練り込みが浅いわけではないと思うんですが、人の描きかたが何か、んー、うまく言えない。三上さん、疲れているのかな。私は太宰も嫌いではないですが、なんだろう、ワクワクしなかった。話として纏まってはいますし、今まで広げた伏線の回収にはなっています。でも、このはなし単体では、もう少し一味欲しかったかな。だから感情移入がしづらかったというのもあると思います。ま、でもここまで楽しんできたので、最終巻まで楽しみたいと思います。 | ||||
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