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海賊島の殺人(北半球の南十字星)
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海賊島の殺人(北半球の南十字星)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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どこか間の抜けた前半と,真相にうならされる後半 さらわれた海軍提督を救う準備の前半,潜り込んだ相手のアジトでの連続殺人の後半と, 明示的にわかれているわけではないのですが,色合いの異なる前後篇構成という印象です. ところが,軍人の主人公が海賊になりすまし,連中に近づけという指令はともかく, 海賊の荒々しさを出すために夜遊びを繰り返したり,おしゃれな海賊服を仕立てたり, さらにはその名を売るために,サクラを仕込み,八百長の海賊行為を行う前半の様子は, 事の重大性に対して,どこか悠長で間の抜けた感は否めず,どうにも緊張感には欠けます. 一方,後半の部分,ようやく誘拐犯である海賊らに接触した途端に始まる殺人事件は, 入り組んだ構成ではあったものの,メインでも使えそうなトリックを捨てネタするなど, キーマンの裏の顔と,描かれていたシナリオ,そしてそれに踊らされていた真相が面白く, そこへ駄目を押すかのような,様々な思惑が明かされる終盤には思わずうなり声が出るほど. ただ,最後はお宝を巡ってもう一騒ぎと,賑やかなのが海賊らしくて良かったのですが, 反面,巻頭に用意された島や館の見取り図は,全くと言っていいほど使いどころがなく…? | ||||
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